| ブログで紹介する» |
|
Check |
|
|
この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
-
何から説明すればいいのだろう。
どんな風に話せばいいのだろう。
過ちとは何だ。
誰がそれを裁けるのだ。
何を願い、どんな代償を支払えば、人は過ちを犯さずに生きていけるのか。
もし間違いに足を踏み入れそうになった時、一体何を祈れば立ち止まれるのか。
過ちと正しさがそっくり同じ顔をしているのであれば、誰がそれを見分けられると言うのだ。
取り戻せないのだろうか。
人は、何も取り戻せないのだろうか。
― 290ページ -
会わないほうがよかったのだ。見ないほうがよかった。頭に書き込んだ記憶を、ときおり再生し、ただそれだけで満足していればよかったのだ。きっとそれが、歳月が経っても人間が幸せでいられるたった一つの方法なのだ。
― 165ページ -
お前に、至極単純な理屈を教えてやる。いいか。あれがもし事故じゃなかったとしたら、どうなる。人間が死ぬきっかけは世の中に四つしかねえんだぞ。事故か、自殺か、病死を含めた自然死か、そのどれでもなけりゃ、殺されたかだ。人が殺されたってことは、人を殺した人間がいるってことだ
― 159ページ
みんなの感想・レビュー・書評
初の道尾秀介作品。
なるほど、こうもってくるか・・・という感じ。
どうも基本視点の人物に騙されてしまうな、私は。
特別面白くはなかった。
一つの絵がネズミだったり男の顔だったりに見えてしまう「ラットマン」。見方によって勘違いが起こるのは絵だけではない。
勘違いから疑心暗鬼に繋がり、結末に向かうにつれて二転三転、驚かされた。
過去の事件も相まって、事件の概要がそうとしか思えない状況を作り出されて、誰もが本質を見誤ってる。今思うと登場人物誰もが勘違いをしていて不憫というか、不幸というか...。真相が分かった時には安堵できるが、ちょっとやりきれない感じ。
「ラットマン」というのは、心理学にもよく出てくる二通りの見方が出来る絵のことだ。一つは男の顔で、二つ目にネズミに見えることからそう呼ばれている。 今回の作品も道尾ワールド全開で、最後に結末が二転三転するため、とても面白かった。殺人も見ようによっては、このラットマンと同じなのである。Aともとれるし、Bともとれる。人は果たして確実に真実を見極めているのだろうか。考え違いがあるのではないか、よくよ... 続きを読む »
巧妙なトリックを使いながらもそれを主とせず人間の心を浮き彫りにする手法の著者の傑作。最後の一行に感動というか複雑な思いに駆られて泣きそうになる。
つまらなくはないが、ズバ抜けて面白いワケでもなく。
トリックに...というか物語の構成は面白いのだが、何か物足りないのだなあ。
また最後の最後で逆転の展開だった……読みながら全然推理できなかった。やられてしまった。谷尾、竹内、桂は犯人を姫川だと思う。姫川は桂だと思って犯罪を隠す。しかし犯人はこの4人のメンバーではなかった。そして今回の事件だけでなく23年前の姉の事故も絡んでくる。それもがひっくりかえる展開で驚きがとまらない。
巧妙なトリックが好きな人におススメ……かな?
実を言うと、道尾秀介にはすごく苦手意識を持っていました。
でもこの本は、おもしろかった。一気に読んでしまいました。
見事に騙され、振り回され、最後まで続くどんでん返し。悲しい話でしたが、このスピード感、騙された感、好きです。
道尾秀介、見直したかも。
1ページを目にしたときから、買いだと思いました。
スピード感あふれる作家さんの心意気が伝わったからです。
30を越えた人生の曲がり角にいる若者たちのドラマですが、主人公の胸に去来する想いをみずみずしい筆致で描いています。
特に終盤のライブシーンは秀逸!
感動しました。
途中までは平凡なミステリー小説かな、と特に何も感じないながらに読み進めていたけれど・・・
第五章以降に急展開を見せる真実!
ここからの、まるで「はぁー…」と声が出るような展開は感嘆です。
物事ってこんなにたくさんの見方があるのか、と感じてしまいました。
読み終わった後、自分が今真実だと思っていることの中にどれだけの「勘違い」が存在するんだろうと考えるとちょっと怖くなっちゃいます。
一冊を通して「ラットマン」とはこうゆうものかと教えられました。
引き込む力がすごい。ラストの謎の清々しさ、年末の哀愁、人生というものそのもの。いろいろ考えさせられる本でした。
久しぶりにミステリーを読んだー!という感覚。
登場人物が好きか嫌いかとか、お話として好きか嫌いかとかではなくて、ミステリーとしてスピード感やトリックが読んでいて楽しかった。道尾秀介さんは読まず嫌いで勝手に敬遠していたのですが、他の作品も読んでみよう!と思わせてくれました。
最後にクルクルっと二転三転。
急にひっくりかえるどんでん返しではなく、
何度か方向転換という表現の方が適切かな?
キャラクターの個性が他作品に比べると強くないので、
ストーリー全体の印象は弱いように感じました。
でも、きれいにまとまっている本。
後半は息もつかせぬどんでん返しの連続でした。
過去の事件とその鏡のような現在の事件、そのふたつを結びつけたのはとても切ないものだったけれど、そのなかに未来への可能性が秘められている。悲しいだけで終わらずに希望を残してくれたのが幸いでした
読み終わったときに、「ラットマン」というタイトルに込められた意味を余すところなく実感できると思います
おもしろかったー!
二転三転したスリリングなお話でした
ラットマンという題名の意味がよーくわかり納得しました

犯人は早々に判明したが、話は一向に犯人らしき方へ向かわず、違う人を追いかけてばかり。





