遠海事件

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著者 : 詠坂雄二
  • 光文社 (2008年7月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334926229

遠海事件の感想・レビュー・書評

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  • 宮部みゆきに外連味ソースをたっぷり加えてギュッと圧縮したような。一気読みさせるパワーある。7.75

  • サブタイ『佐藤誠はなぜ首を切断したのか?』。80人以上の殺人を自供した、稀代の殺人鬼・佐藤誠。彼が唯一首を切断し、物証を残した事件の真実とは...?

    推理小説なのですが、ノンフィクション風に描かれています。
    いっそ全てを実録犯罪ものの体裁で書いたほうが面白かったのではないか、と途中まで思っていたのですが...。最後になって、ようやく納得。やっぱり本格ミステリーでした!

    一番気になったのは、タイトルかなぁ。
    サブタイから想起されるグロさはなし。サイコパス(?)佐藤誠の人格を淡々と分析する、クールな文章。クールな視点。
    確かに、決してセンセーショナルな話ではない。
    それでも、タイトルは 『遠海事件』よりも『佐藤誠はなぜ首を切断したのか?』のほうが良かった気がする...。販売的にも、内容的にも。

    『〇〇(人名入ル)はなぜ〇〇(残虐なコトバ入ル)したのか?』シリーズにできそうだしね(笑)。

  • ノンフィクションのようなフィクション。
    6つのコラムと巻末の年表のおかげかリアリティが増し、思わず本当に遠海事件があったのか?と調べてしまいそうでした。話のテンポもよく読み進めやすいお話で、完全犯罪を繰り返す殺人鬼の最後の犯罪、という設定も魅力的。

  • 斜に構えて、捻くれて見える人ほど、ロマンチストだったりするんですよ。

  • 殺人犯が魅力的過ぎて困った。
    嘘広告にショックを受けた。読みた過ぎるでしょ。
    そして何よりも驚いたのが巻末資料のある一行。おおう……ええ?……マジか‼︎……よ、良かったねぇぇぇ?

  • 「はじめに」で語られる八十六人殺しという設定にまず驚かされた。もちろん、八十六人殺しといってもそのほとんどは作中で語られるわけではないのだけれども(清涼院流水じゃあるまいし)、キャラクタを立てるのには十分なものだったように思う。

  • 屍体を残さず完全犯罪を繰り返す大量殺人犯人が唯一首を切断した屍体を残した理由とは。設定は面白く、文章も読みやすかったが、全体的に話に厚みがなく、特に終盤あっさり終焉を迎え、理由も今一つ納得いかない。設定が面白いだけに残念。

  • とても読み易い。
    今朝購入して、昼休みや移動中に読み進め、夕方には読み終えた。
    物語の合間にコラムが挟まれているのも相まって、テンポ良く読める。

  • Kindleで。
    ホワイダニットのミステリ。
    素直におもしろかった。

  • 八十六件の殺人を自供した佐藤誠。彼の殺人は死体を含めた完璧な証拠隠滅で事件そのものが発覚しないという完全犯罪がほとんどだった。
    その彼が「遠海事件」では死体の首を切り、現場に死体を残し、警察に通報して発見者となったのはなぜか、という謎の解明に向けて、犯罪実録小説の形をとって物語はすすんでいく。
    構成によってはわりと普通のミステリだったかもしれないが、目の前の問題を殺人で解決するという特異な人格の主人公に焦点を当てたことで、インパクトの強い作品になっていると思う。

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