風の轍

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著者 : 岡田秀文
  • 光文社 (2008年9月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (584ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334926328

風の轍の感想・レビュー・書評

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  • 久々に時代小説を読んでいてムカムカした!朝倉家が支配する越前で一番の豪商と言われた商家の娘「志乃」を描いた作品なのだが、戦国時代を強い意志で生き抜いた女性というよりも、関わる人間全てを不幸のどん底に叩き落とした死神のような女としか思えない。

    「風の轍」

    取引先、奉公人全てに自分のわがままで迷惑をかけ、泣く泣く?いや、金のために子供を売った母親。そしてやはり金のために自分を命懸けで救い守った亭主を戦地に送り、そして織田のスパイとして暗躍。生まれ故郷の一乗谷の城下が萌える光景を見て……「美しい」って最後まで著者の主題が見えてこない。正直読んでいるうちに気持ち悪さが増したが、最後にはこの自分勝手な主人公が改心するのかと思いきやまるでそんな素振りがない…久々というかこれだけ本を読んでいてムカついた作品は後にも先にもこの1冊のような気がする!

  • 次々と襲いかかる試練に立ち向かう志乃。女性は強くたくましい。

  • 1550~1573年頃の越前・京・美濃を舞台にした商人サイドからの戦国大河。
    ミステリー要素はなく、激しく壮大な人間ドラマです。
    かつての許婚同士である、越前随一の豪商「鍋谷屋」の娘・志乃と、新興商家「池田屋」の次男・慶次郎の両サイドから交互にストーリーが展開していきます。
    とにかく気が強く負けず嫌いな志乃の言動に、好き嫌いが分かれるのでは…とも思いますが、徹底的なまでの「破壊と再生」がテーマなので、口当たりのいい表現や都合のいい展開などは無く、人間のリアルな(負の)感情のやりとりや表現が、自分としては読んでいて面白かったです。
    ときどき重くて居た堪れなくなるけど。
    朝倉義景や足利義輝、織田信長などの勢力が好きな方は、商人サイドから見た武将という点で別な楽しみ方もできるのではないでしょうか。
    あと、陰鬱とした明智光秀も印象的だった。

  • 戦国版『風邪と共に去りぬ』と帯に。
    越前随一の商家の娘として不自由なく育った娘だが
    父の悪質な商いがもとで一族は処刑。
    なんとか逃げ出したものの・・。

    「覇王の番人」に続き、
    またもや明智・細川が登場することもあって
    初めての作家かつ長編時代小説なれど
    非常に読みやすかったし面白かった。
    主人公にもうちょっと魅力or共感できる場面があれば尚よかったかな。

    【図書館・初読・11/25読了】

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