- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334926526
感想・レビュー・書評
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ここまで酷くなくても、実際、竹林のように都合の悪いことの全てを、何かに責任転嫁せずにはいられない人っていると思う。
しかし、百歩譲って例え相手が悪かったとしても殺していい理由などあるわけがない。
短時間のうちに次々と人を手にかけてゆく狂気に満ちた展開に気分が悪くなってゆく。
いとも簡単に命を奪っておきながら、「勘弁してくれよ」とつぶやく場面は、自分は絶対間違ってないという強い主張が感じられ、こんなのが人にものを教える立場の職にあることが恐ろしい。
最後はあまりにもあっけなかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
竹林英太(たけばやしえいた)は中学教師。真面目な性格でなにごとにも一生懸命、自分ではお人好しだと思っている。そんな彼が恋をした。離婚してから初めての、本気の恋だ。しかし、スナックのホステス・桃華(ももか)との恋路には、粗暴な常連客が立ち塞がっていた。彼女を、そして二人の未来をまもるために、竹林は行動に出る。…それが、延々と続く地獄絵図の始まりだった。世間を震撼させるような殺人犯も、一皮剥けば、きっとこんなもの。圧倒的なリアリティで迫る、純犯罪小説の白眉。
怖すぎた。
君が悪い
本当に純粋に自分のことしか考えていない、全部人のせいにして何人もの人を殺していった。
勝手に家に入ったから
見られたから
最後まで 人のせいにしながら死んでいった竹林。こんな人が世の中にいたらどうしようと不安になる。笑 -
何でもかんでも、自分を正当化する為に、人のせいにする中学教師竹林。
その性格がゆえに、半ば家出のように妻が愛犬を連れて出て行ってしまってから、アルコールに救いを求め、生徒からもアル中先生と呼ばれている…。
ある日竹林はスナックで口論になった男を、不意に殺してしまうが、辻褄合わせの為にどんどんと人を殺していく…。
2時間くらいで一気読みしてしまいました!もうすごいわ、竹林の自己中振り。ラストの大どんでん返し!もやられた!って感じです(;´艸`)ぁぁぁ -
途中から、印の意味がうすうすわかってしまって…
でも作り話ながら、よくもまぁこんなに殺せるもんだな、と思った。 -
自己をかえりみる作品。
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吐きたいほど愛してるで既出のストーリー展開でした 次々とコトが起こるから,サクサクと読み進められるけど,オチはまたこれかって感じが否めない