プラ・バロック

著者 :
  • 光文社
3.17
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本棚登録 : 296
感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334926557

感想・レビュー・書評

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  • 文章が格好をつけすぎていて、詳しく知りたいところをぼかすのでよくわからずモヤモヤとした。集団自殺の発想は面白いのに、色々が残念。気分が乗り切らずに読んだせいか、よくわからないまま終わってしまった。とにかくなぜかずっと雨が降っている小説だった。ナルシストな印象。

  • 「プラ・バロック」(結城充考)を読んだ。
    
結城充考さんを読むのは初めてですわ。
緊張感というか緊迫感というか、けっこう心臓バクバクさせる筆力ですよ。
これすでにシリーズ物なんですね。
    
これはちょっとこの先も追っかけてみようかな。
と思わせる面白さなのである。

  • 第12回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
    神奈川県警機動捜査隊に所属する女性刑事・クロハを主人公にした物語。
    女性刑事と言えば、乃南アサの「音道」、誉田哲也の「姫川」と最近外れがないので、ほぼ迷わず手が出てしまった・・・
    首を切られた死体が発見されることから、物語は始まる。
    その後、埋立地の冷凍コンテナから14体の凍死体が発見され、最初の事件から外れ、捜査班に加わる。
    ここのメンバーも何やら曲者ぞろい。
    しかも、登場人物をカタカナ表記で表すと言う手段を使っているため、何となく、実態が掴みにくい。
    そして、主人公クロハが時々訪れるバーチャルな世界。
    ただの警察物と言うより、ネットでのつながりの怖さを感じる作品だった。
    最後まで気が抜けない展開で、私的には、第二の「ストロベリーナイト」になりそうな予感!?

  • ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00507825

  • プラ・バロック

  • 文体が硬質。
    アゲハモドキガとナミアゲハ、画像検索したら、やはり全然違う。蛾はやっぱり嫌だな。
    タカハシがクロハに告げた犯人の最期のざまは、犯人の大口を思えば情けないが、あれは真実だったのかな。大切な人を奪われたクロハへの思いやりかも。
    日本の男性作家が警察小説の主人公を女性にすると、やっぱり若い美人になるんだね。編集の要望かな、そうじゃない売れないとか。

  • 71:現実世界を舞台にした物語、しかも警察ものだというのに、どこか非現実的で、モノクロのイメージが離れませんでした。客観的過ぎるというのか、主人公クロハがよくできたアバターのようで、いまひとつ感情移入できず……作品としては面白かったのですが、キャラものを期待しすぎてるのでしょうか。キリとの面会シーンとかサトウの正体が明らかになるとか、印象的なシーンも多いのに、あともう一声! とすごく惜しい気がします。

  • 08/23/2017 読了。

    図書館から。

  • 女性警官って、やっぱり
    どこか似たような印象を受けるものなのかな。
    読み終えれば、なんとなくだけど
    『ストロベリーナイト』の姫川を
    感じさせるような気も。

    シリーズ物らしいので、次も読んでみたいな。

  • 無機質な工業地帯を舞台に、ドライな雰囲気で描かれる警察ミステリ。
    冷凍コンテナから見つかった集団自殺遺体と、奇妙な連続殺人。その真相を追う女性刑事・クロハが巻き込まれる事件は、どこかしら現実感を欠いていて独創的です。キャラクターの造形もひどく無機質な印象かも。
    事件の幕切れはややおさまりが良くない感じもするけれど。作品全体の雰囲気からすると、これでいいのかな。

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