野良女

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著者 : 宮木あや子
  • 光文社 (2009年7月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334926694

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野良女の感想・レビュー・書評

  • ずっと彼氏がいなかったり、
    不倫だったり(しかも典型的な)、
    DV男だったり(条件が揃うとほぼDV、というのには笑った)、
    親子くらい年の離れた人とだったり、
    夢追い人だったり(まぁこれは一番ましだった)、
    結婚したいけれど前途多難な面々。
    男性遍歴豊富な5人のアラサー未婚女性の恋愛模様を描いた連作短編集。

    官能的で耽美的な花魁の世界を描いた「花宵道中」とは180度趣を異にして、
    ただ激しく下ネタで、その下品っぷりにたまげました。
    宮木さんどうした。というかこっちが素ですか。
    私も同年代だけど、女友達とこんな赤裸々な話、したことないししたくもないわ(笑)。

    それにしても、確かに彼女らの周りはダメンズが多いとはいえ、
    自分のこと棚にあげ、傲慢すぎやしませんか。
    多少恋愛経験豊富だからって相手見下してたら関係築けない気がする。
    笑えはするけれど、共感はできないなぁという感じ。

    彼女たちに、というよりも、
    彼女たちとかかわる男性たちに幸あれ、と思った。

  • 恋に仕事に婚活に、今日も酒を片手にアラサー女子が突き進む。この下ネタ満載、下品さ、赤裸々な生態はまさに野良女。しかし、時に豪快に、時に切なく、それぞれの悩みを抱え、愛おしさを感じる彼女たちです。宮木さんだからこそ、いっそ突き抜けて、ある意味爽快ささえ感じるストーリーですね。

  • レビューを見ると、こんなに評価の別れる作品も少ないのだろう。
    赤裸々とも言われているけれど、キャラは相当にデフォルメされて描かれている。
    こういう「肉食系女子」たちを、キャラを立てつつそれぞれに書き分け、しかも組織とは無関係に、ひとつながりの友達サークルとしてリアルに創造する作者の力量にスタンディングオヴェイションしたい。
    世の中見回しても、こんな人たちはいないだろうし、宮木さんの理想の女性、もしくは理想の女友達関係なのだろうと思う。さっぱりとしてあっけらかんとしている割に、友達思いで、熱いものが通っている。
    「憧憬☆カトマンズ」のときもそうだったけれど、みな仕事はできる人ばかりで、それぞれに自立している。また外国や外国語とか、コンピューターなど理系的なものに抵抗がなく、世界が広い。
    カトマンズと違うのは、横山さんのように、自分にあまり自信がなく、このできるオンナたちにあこがれている、もう少しふつうの女子がおかれている点。でもその横山さんだって、派遣であまりにできるから正社員に嘱望されてるって人だから、やっぱり普通の女子ではないのだろうな。

    おかれている状況は、物語として十分に劇的で、かつどこかにありそうで、
    その劇的具合や、上記のようなあまりにできすぎのキャラクターが人によっては、非現実的でライトな読み心地となり、面白いけれど心に残らないという感想を起こさせ、それなりに厳しい状況を自分でも体験している人には、また仕事はわりとできるほうだと自分を分類している人には、リアルで意外に重いという感想になるのだろうと思う。

    「雨の塔」系の作品から入った人には、この世界が受け入れられないというのはわかる。
    あれもこれも両方好きというタイプは少ないかもしれないから、今さらだけどペンネームで書き分けると良かったのかもしれない(乙一のように)。

    できすぎているかもしれないけれど、夢と希望のあるエンディングはうれしかった。

  • どの章の登場人物も過去や現在や未来の自分のようで若干こわい。でも、すごくすごくいとおしい。リアルな下品さに大笑いしながらも、こりゃモテねーはずだわ、と己をふりかえった。

  • 2年もご無沙汰で内膜症になってしまった鑓水の「尻の穴に座薬」
    無口なとび職が気になるオヤジ好きのお嬢朝日の「くちびるから松坂牛」
    カナダに彼氏がいるのに母から男を紹介される壺井の「太陽にぽえむ」
    男に殴られるのが好きだが営業先でオタクに捕まる桶川の「模型だらけの俺んち」
    不倫相手の子どもを身ごもり自殺を図る横山の「曇りガラスの三十代」
    壺井はカナダの男に愛想を尽かしてパン屋のバイトを始め、
    桶川はコスプレ男への思いを確認し、
    鑓水はセックスレスの相手に結婚しようと言われ、
    横山やプリチンを訴えて正社員となり、
    朝日は彼と一緒にいるために仕事を辞める「愛して野良ルーム」
    装画:瀧波ユカリ 装丁:木庭貴信(オクターヴ)

    表紙からおわかりの通り江古田ちゃんが苦手な人にはおすすめできません。
    アラサーの恋愛事情が赤裸裸に綴られています。
    キャリア系女子が仕事と恋愛を両立、っていう話は多いけれど
    派遣だったりお嬢様だったりと
    仕事に重きを置いていないアラサー話って少し珍しいかも。
    キャラクタとしては桶川のさばさばしたところとか
    鑓水のものすごい喩えかたが面白くて好き。

  • 爆笑。なんという下品さ。でも爽快!さすが著者です。
    日常をたたかう女達の連作。桶川が強烈だったなあ。綾波プレイには涙が出そうだった。(笑いすぎて。)

    ツボにきたのが多すぎました。
    「今までにあなたにふられたエグゼクティブかっこ笑いかっことじたちが泣いてるよ」
    「しかしとにかく自作ポエムだけはだめだ。ふたりの愛を破壊する。」
    「あと鑓水の場合は(中略)テニスやゴルフなどシャツをズボンにインして行うスポーツも憎んでいる」
    「……その勢いでわたしのこともあなた色に染めて!」
    「良い殴り方をする人はすごかったんだなあって」

  • こんなに赤裸々に語っていいのだろうか?
    年代の差? 時代の差?
    これほど友人たちのことを知り尽くしていたら言いたい放題だわね。
    自分の悩みって他人からしてみれば全然たいしたことないのかも。きっと、そうね。

  • ものすごく下品だけどf^_^; 読んでいくと面白い。この内容で悲劇ぶったキャラだったらよくありそうな話になるだろうけど、つまんないだろうなー(;´Д`A なんかあっけらかんとして、道端でうっかり虫や鳥の交尾見ちゃった時みたいな気分かも。

  • アラサー女達の
    恋と仕事と結婚とみたいな話かと思ったけど
    まぁ、そんな話なんだけど
    やりたい女の人達の話でした。

    こんな話ばっかりしてるんだ、この人達。
    そうなの?
    私の周りにはそんな人いなかったけど。
    今のアラサーはそうなの?
    そんな人もいるんだろうけど。

    いやぁ、どうかねぇ。
    ちょっと下品すぎて
    少々疲れました。

  • 面白い!大人になってからの友達は自然と気が合わないと付き合い続かないんですけどみんな個性的でいい!
    いろんなことがあってもへこたれず突き進むパワーもらえるくらい笑いました。
    女同士の楽しさ伝わります。

  • 恋人なし2年、28になった鑓水。就職先がなく新卒派遣登録したら大学時代のバイト代の半分以下。最初の派遣会社で同じ派遣社員だった横山は付き合ってる妻帯者に独身と嘘をつかれてる。最初の派遣先の元同僚壺井は浮気が原因で半年前に婚約破談。3年連続ミス・ユー大だった美人でお嬢様の朝日先輩の彼氏は50歳のバツ2会社社長。保険の営業、朝日の後輩桶川の彼は暴力をふるう

    ◆憧憬カトマンズみたいなウルトラハッピーかと思いきや、ダメンズホイホイな女たちの痛々しい恋愛事情じゃないのー。つらいわー

    【ネタバレ】つうか、男性器に対してもセックスに対しても明け透けを通り越してエゲツナイ…そりゃ喫茶店で隣でそんな話されたら嫌な顔をして出ていくわな( ̄▽ ̄;)日茎平均-や8って!!←いや、そこは色々言うのやめておこう。キツすぎるのも良し悪しなのね-、ていうより病気は切ないわ。朝日さんの、彼氏を見舞った病院での妹の「そのバーキンちょうだい」も、殴られる桶川の彼氏が変な宗教で心入れ換えるのも苦しい…桶川が客に綾波コスさせられて一人でイッた奴の話に「なにそれ、鮭?」ってツッコミ絶妙すぎww逆に苦しいww

    独身て言われてた嘘つき不倫ヤローの子妊娠して自殺未遂になった横山を、自分のこと話して励ました鑓水、裁判になる弁護士紹介して応援する朝日、いい関係になった、といえばなったけど…。むーん…とりあえず。天罰はくだってほしいな

  • 五人の関係が誰がどうつながってるんだっけ?とちょっと混乱しながら読んだ。
    「ソレガシのナニガシが下克上でござる」とか「美カリくん」とかまあひどいひどい(褒めてます)。ピサの斜塔と鮭のあたりで声出して笑った。
    笑えるのにラストはホロリと切ない…。つかクズ男ばっかだな!鈴木大輔は良かった。いいやつもいるじゃんって救いになった。
    子供が出来ても産めない、おろしてくれって言われる不倫してる横山と、子宮内膜症がこじれて卵巣摘出した遣水との対比がすごくて息を飲んだ。横山助かってよかった。プリチンにも正義の鉄槌下って爽やかに読み終えられた。
    戦い続ける野良女、気持ちいいです。
    装丁がもうちょっとなあ、と思ってしまう。瀧波さんのファンでもあるんだけどちょっと合わないような気がした。

  • 先日読んだ「校閲ガール」と同じ作者の方。30近くになった5人の女性が、それぞれの恋愛に関わる問題を抱えながら「幸せになる」とはどういう事かということを下ネタを交えて模索していく話の流れ。文章がおおよそ上品とは言い難い言葉が並ぶため、世の女性が皆こんな本音を持っている、言葉を使っているとは思いたくはない。(自分は男性なので)。ただ「男性」とは違う面でいろいろな事で悩んでいるのだなという点は理解できる。女性の気持ちには疎いということは自覚しているので、少しでもその点を理解する上ではタメになったと思う。

  • アラサー女子5人の群像劇。

    それぞれ抱えている事情も状況も違うけれど、ほんと赤裸々立ったな。

    男性が読んだら引くかも。

    でもほんとにそのとおりだなと思うことが結構あって。
    恋愛だけじゃなくて、仕事に対する姿勢も含めて。

    クリスマスの後日談はなんか5人らしくてよかったな。

    焼肉からの温泉ってもうおっさんみたい笑

  • 頓着せず電車の中で本を開いたのだが慌てて隠した。下品な言葉のオンパレード。とにかく下品だ。
    1話読み切ったけどそこには校閲ガールや黒真珠を読んだ後の高揚感もなく外れ引いたかと思った。
    その後も相変わらず下品である。それはもう清々しいほど下品である。
    だけど読むのを止められない。ページをめくる手が止まらない。気付けば全開で本に没頭していた。
    やっぱり宮木あや子、徒者ではありません。

  • 面白かった!!
    アラサー女性5人の身も蓋もない本音のお話。
    明るく大胆、そして決してハッピーエンドではない結末が良かった。
    今まで読んだ宮木あや子さんの著作の中で一番好き。

    ところで、何かをもじっているような目次、これも面白い。
    ・尻の穴に座薬
    元ネタがありそうで思いつかない。
    ・くちびるから松坂牛
    工藤静香「くちびるから媚薬」かな?
    ・太陽にぽえむ
    「太陽にほえろ」?
    ・模型だらけの俺んち
    「傷だらけの天使」?
    ・曇りガラスの三十代
    光GENJI 「ガラスの十代」
    ・愛して野良ルーム

    (図書館)

  • 恋だ!仕事だ!婚活だ!彼氏いない歴二年の鑓水。
    年上社長と同棲中の朝日。
    遠距離恋愛に焦る壺井。
    DV男にハマル桶川。
    果てなき不倫に溺れる横山。
    彼女達は悩めるアラサー女子『野良女』……。


    一編ごとに主人公が変わる。モノローグ式の連作集。
    各主人公が、男性に求める事が、違ってて
    ふぅ~んそこにこだわるのか…なんて思いながら読んだ。

    アラサー女子たちの下ネタトークが凄い…ヾ(;´Д`●)ノぁゎゎ
    この本は1頁目から下ネタだらけ、
    え~こんな事あり得ないよ…。
    こんな事考えてないし、考えられない…。
    ってのがてんこ盛りで、余りの下品さにちょっと引き気味でした。
    友達でも、そんなにあけすけに喋らないよ…と、思ったし
    彼女達の誰にも共感は出来なかったけど…。

    彼女達の仲の良さ、雰囲気や明るさがとっても良くって
    やはり大笑いしてしまいました。

    こんな風に何もかもさらけ出せる友達って良いなぁ
    クリスマスに皆揃って焼肉を楽しそうに食べてるシーン
    仲間に入れて欲しいなぁって感じた。

    そして、彼女達の友達を思うちょっとした優しさや
    心遣い良かったです。
    下ネタ話ばかりしてる彼女達だけど、それぞれにやはり
    悩みはあって、すっごく頑張ってる姿も良かった♪

  • ちょっぴりイタイアラサー女子5人の仕事、恋愛、その他いろいろの連作短編。

    かなりの比率で、際どい下ネタが出てきます。元気のない時にはちょっときついかも。
    精神状態の良いタイミングで読んだため、面白く読み進めました。

    キャラの濃い5人、でも、それぞれに悩みもあり、仕事も恋も一生懸命です。婦人科の病気、不倫、DV、鬱、自殺未遂、と、目白押しですが、最後は明るい未来を感じさせながら終わるので、一安心。

    ケラケラ笑いながらも、終始切ない気持ちになっていました。
    みんな幸せになれるといいなと思います。
    頑張れ!!

  • 評価は全体として。この本に登場する主人公は全て女なのだが、自ら不幸に近づいていく生き様が無防備で結果も酷くて、でもめげることを知らない。
    尻の穴に座薬…隙があればすぐ利用しようとする魂胆が浅ましい。
    くちびるから松阪牛…あまりにハードコアで胸糞が悪くなる。
    太陽にポエム…何でこうもおっさんみたいな発想なのか。
    模型だらけの俺んち…DVに欲情する性癖は人生終わってる。
    曇りガラスの三十代…これだけの事をして普通に結婚して幸せな家庭を築こうとするなんて空恐ろしい。
    愛して野良ルーム…おめでたい仲間が勢揃い。男なのか女なのか最早わからない。

  •  下ネタのオンパレードで女の本音炸裂の一冊。でも、この本に書かれていることが女性全員の思っていることだとは思わないでほしい!と声を大にして言いたい一方で、全くもって共感できないというわけではないのが本当のところかもしれない。登場人物の女性達皆がそれぞれに抱えるものを持ちながら、30歳前後の社会人として懸命に生きている、その姿勢は心強かったし、彼女達の付き合い方が付かず離れずの良い距離感で支え合っていて好きだった。

  • たくましい女性の話はどうしてこんなに面白いんだ!
    下品な笑いもツボでした。

  • 見た目がなんだか下世話な雰囲気だけど、良い作品。
    出てくる娘達が癖はあるけど良い子達ばかりでかいぐりかいぐりしたくなる。
    「さかなくんは鮭じゃなくてハコフグですよ。」ってセリフがツボにはまった。

  • アラサー女子5人の一風変わった恋愛模様?セックス事情?を描いた短編集。
    徹底的に女性目線。赤裸々すぎて、時に下品なくらいなんだけど、あまり不快感は感じなかった。
    相当デフォルメしてるけど、女だったらわかるなーと思う部分もあって。
    タイトル通り、滅法強い女性陣に比べて、出てくる男どもの情けないこと!
    鮭男のエピソードに爆笑。

  • 下品で面白かった。
    鑓水が知り合いに似てる。
    元気してるかな〜⁇

    こんな友情あんまりないな…
    と思ったら結構あけすけに喋れる友達いたわ( ´ ▽ ` )ノ
    早くイタリアから帰ってこないかな〜

  • 5人のアラサー女性陣の恋愛・仕事の悩みがセキララ&豪快に綴られている。

    ちょっと下ネタがあけすけすぎかなぁ。面白かったけど。

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野良女の作品紹介

幸せになるまで死ねません!恋も仕事も夢見る少女じゃいられないアラサー女子の、心の叫びがこだまする!笑って泣いて仲間と飲んで、明日もがんばる痛快作。

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