- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334926847
作品紹介・あらすじ
上田秋成の世界が「女の情念」でよみがえる。ホラー小説の鬼才が独自の解釈で描く江戸怪異小説の妙。
感想・レビュー・書評
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「雨月物語」の岩井志麻子編。
女の情念がテーマ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私には、つまらなかった。小説にも向き不向きがあるのでしょう。
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2014年6月14日
装画/タダジュン
装幀/丸尾靖子 -
生きている人間にとって嫉妬・妄執・未練…そんな感情から時は放たれる事はないのでしょうか。 この物語にはこの世に色々な想いを残した幽霊たちが出てきます。特に女の幽霊がとても心に残っているのは私が女だからでしょうか。 私は死後の世界があるとは思ってはいませんが、もしそんなものがあって、未練があるといつまでも解放されないとするならば、、死とはなんと恐ろしいものなんでしょうか。 なんとなく無情な気分になった本でした。
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志麻子さん版雨月物語。女のいや~な部分描くの巧いなあ。でも一気読みはできない。辛くなってしまうから。
「吉備津の釜」と「青頭巾」がよかった。 -
語りべがぽつぽつと話しながら進めていくところが怪談らしくてよかったです。
個人的には「青頭巾」が好き。快庵禅師がツボすぎた。 -
亡くなっていながら成仏できずに漂いながら見聞きしたことがら9編が取り上げられている。「吉備津の釜」など岡山に関係する内容もあり興味深かった。
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上田秋成の世界が「女の情念」でよみがえる。ホラー小説の鬼才が独自の解釈で描く江戸怪異小説の妙(「BOOK」データベースより)
すんごい岩井さんらしい作品に仕上がってますね。
好き嫌いが分かれそうな感じ。
私はこういったどろどろしたお話が読みたかったところなので、タイミングがよかったかも。
ややくどい部分もありましたが、思った以上に面白く読めました。