ボクハ・ココニ・イマス 消失刑

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著者 : 梶尾真治
  • 光文社 (2010年2月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334926960

ボクハ・ココニ・イマス 消失刑の感想・レビュー・書評

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  • 人との繋がりを機械的に絶たれてしまうという消失刑。なんだかこの作者の作品の中ではちょっと殺伐としてたかなぁ。悪女に対しての扱いがひどすぎ。最後のシーンについても、私としては違うシーンを期待していたのに…

  • バニッシング・リングの残時間表示が止まってしまうあたりまでは、「消失刑」による主人公の孤独もよく描かれていたのだけれど、そこからラストまではそれまでとのストーリーの方向がまったく変わってしまった感じがした。
    テレパシー(?)で知り合った女性に恋心を抱くというのも唐突な感じ。
    唯一やり取りができる存在だからって、そんな風に思うものなのかなあ。
    また、センターが急になくなってしまったことや、イズミという少女にはなぜ主人公の姿が見えたのかが語られないままだったのも不満。
    ラスト付近で地面に文字を書くシーンがあったが、それにはなぜリングが反応しなかったのか。
    それまでは、確か意志をもって文字を書くとリングが首を絞めていたのに…。
    「消失刑」という設定がおもしろかったので、もう少し丁寧に描いてほしかったところ。
    文章の店舗と熊本市内の描写がリアルで迫ってくる分だけ、余計に残念だった。

  • 知人女性を助けようとして傷害事件を起こしてしまった『浅見』は、刑事事件が短縮されると言う『消失刑』のサンプルになる。
    現在試行段階にある消失刑とは、特殊なリングを首に嵌めることにより他人の目に映らなくなる。さらに、禁止事項をしようとすれば、リングが収縮して首を絞めるというものだった。
    孤独に耐え、ようやく刑期も終わりを迎えるが、リングが外れないという危機に陥る。


    刑期が短くなる上に、自宅で過ごすことができるなどの利点(受刑者側)はあるが、他者や情報には一切かかわることができない。さらには認識されないゆえの危険などなど・・・。初めに思ったのは、本を読むこともできないのは辛すぎるということ。刑務所内では許されてるよね?発信は出来なくても、取り込む分にはいいじゃん!と。
    装着者の思考を読み取れるほどの技術がありながら、管理がずさん過ぎる。常に場所を把握できるのに、死んでもほっとくとか・・・。いや、あの流れで行くと、それも計画(何の?)内なのだろうか?等々の疑問は解決されず。
    他人とのかかわれない孤独がテーマなので、そちらは、まあいいかってとこなのだろうけど、気になってしまって。主テーマの方も、流れは強引だし、表面的かなって気が。

  • 続きが気になり一気に読めた。消失刑という姿の見えなくなる新しい刑を執行された主人公。究極の孤独を味わい、バニッシングリングのせいで自由が効かない中、大切な人をなんとか救おうとする。かつての同級生であり現ホームレスの荒戸とのやりとりも面白い。本当にこんな刑があったら嫌だな、と思いつつ、私だったらどうするだろう、と考えながら読みすすめた。

  • 題材が非常に面白い。中盤で盛り上がってくるものの後半はちょっと予想外の方向にいってしまいちょっぴり残念。でもストーリー展開はテンポよく一気に読んでしまいました。

  •  女性を護ったつもりが我を失ってやりすぎてしまい、相手にけがを負わせたとして懲役1年の刑が決まった浅見克則。しかし控訴もせず、反省もしている点が評価され、「消失刑」という試行段階の刑への代替を薦められる。刑期が8ヶ月短縮されると聞いて承諾した浅見だったが、その刑は世にも不思議な刑だった。バニッシング・リングという首輪をつければ、家に帰ってもいいという。それをつけると人々の目からは見なくなる。そして誰かにコンタクトをとろうとしたり、多数あるルールを破ろうとすると、リングは容赦なく首を絞めつける。最初は戸惑ったものの、なんとか毎日を過ごす術を見つけた浅見は8か月の刑期を終えるが、なんとそこでリングが故障してしまい、解放されずにそのまま刑が続行されてしまう。

     奇想天外な設定に、どう話をふくらませるんだろうと思っていたので、話の展開が全く読めなかったという意味ではすごい。ただ、その物語が残念ながらおもしろくない。最後は無理矢理ラブストーリーに持っていった感じだし、医学生グループの臓器売買で十数名が誘拐って……ばれてないわけないだろう。彩奈が殺されなければならない必要性も感じない。

  • もうちょっと。
    でも懐かしの熊本の描写が嬉しい

  • 2014 4/8

  • 2010年読了。

  • 刑務所のキャパの問題で試行されることになった「消失刑」
    囚人は自由に動けるが、コミュニケーションや情報を得ることはできず、淡々と刑期を終えるまで暮らしていく、はずが。

    首のわっかの故障で刑期が終わったにもかかわらず、リングが外れず、食料も手にすることができない状態で、世の中から見捨てられた主人公が奇跡的に臓器売買の被害に合おうとしていた女性を助ける。

    そのあと、主人公は?きっちりとしたエンディングはないのですが、希望を感じさせる終わり方で読後感が良いですし、小説として楽しく読めました。

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