逃げる

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著者 : 永井するみ
  • 光文社 (2010年3月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334927011

逃げるの感想・レビュー・書評

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  • 読んでいて途中でついていけなくなり、ななめ読みになってしまいました。
    と言うのも、主人公の女性の気持ちや言動が全く理解できずついていけない。
    初めて読んだ作家サンの本ですが、この人の考え方とか常識とか普段からこうで、他の作品もこの考え方が反映されているのなら私には全く合わない作家サンだと思いました。

    主人公は夫と一人娘、姑と幸せに暮らす主婦の澪。
    彼女には暗い過去がある。
    それは父親に性的虐待を受けていたかもしれないという曖昧な記憶。
    そして、母親が亡くなった後、母方の祖母に育てられた澪は父親とは疎遠になっていた。
    所が、友人のお見舞いに行った病院で偶然、その父親と再会してしまう。
    その後、父親と話をし、メールを教えた数日後、近所をうろつく父親の姿を見かける。
    自分に似て美しい容姿の幼い娘が父親の標的になるのでは?と危惧した澪は父親に会いに行く。
    父親と再会したら殺しなさいと言っていた祖母の言葉に従って-。
    しかし、父親を殺しきれずにその後、澪は余命いくばくもない父親と一緒に暮らし、自分の行方を探す夫から逃れるため、住居や仕事を転々とする。

    どう考えても主人公の女性の言動が理解できません。
    人間って、理屈で割り切れない行動をする事があるとは思うけど、いくら何でもこれはないでしょうという感じ。
    自分に性的な悪戯をしていたかもしれない父親と再会し、そんな父親にメールアドレスを教える?
    殺しに行くまで思い詰めているというのに、病魔におかされた父親の体を気遣ったりする?
    何故、一緒に逃げる?
    さらに、何故、最愛の夫や娘、自分の事を理解してくれている姑から逃げる訳?
    とにかく読めば読むほどハテナマークが増えるばかり。
    これが男性作家の書いたものだったらはっきり嫌悪感を感じてたと思います。

    本を読む時は「私だったら・・・」と、ある程度自分に置き換えて読んでしまうので、全く感情移入も理解もできない主人公女性の話はただ文字を見て内容を頭で理解するだけの読書になってしまいました。

  • なぜそこまでして逃げる必要があるんだろう?
    なぜ、そこまで逃げたのに戻れるんだろう?(旦那は受け入れるんだろう?)
    主人公の気持ちがまったく理解できない...

  • 優しい夫、可愛い子供、理解のある姑。一見何の問題もない幸せな生活。なのに突如としてそこから「逃げる」はめになってしまうというサスペンス。いや、別に逃げなくても良かったのになあ、と冷静に考えてみるとそう思うのですが。だからこそ彼女の緊迫感と焦燥感がよりいっそう痛々しく感じます。
    虐待の記憶とその連鎖、というテーマも悲しくて。やがて明らかになる真相は救いのあるものだけれど、だからこそ今までそれがずっと隠されたままだったというのがあまりに悲しいなあ。

  • 【あらすじ】
    優しい夫と愛しい子供との日々に、突然襲いかかる父との再会。忌まわしい過去を、おぞましい父の存在を、決して知られてはならない。家族を捨て、憎しみを胸に、死と隣り合わせの父親と彷徨う生活が始まる。どこへ行けばいいのか、いつまで逃げればいいのか…。追いつめられた女の苦渋の選択も切ない、哀しみの長編サスペンス。

    【感想】

  • 私にも、主人公が続ける逃避行の理由と必然性がわからない。

    いや実際に追い詰められちゃってたら、
    「逃げなきゃ!」って思考回路にはなるのかもしれないけど
    小さい娘がいて、いくら本音を打ち明けられないとは言え
    それなりに良好な信頼関係を結んでいる夫がいて、
    理解のある姑が実際にいてよ?あるかなぁ…

    うっかり飛び出てしまったとしても、冷静にならないかなぁ…
    ましてや風俗に落ちるとかいくらなんでも…

    最後はまるくおさまって良かったけれど、
    地に足をつけて、責任感と自覚を持って生きていくということを
    彼女にはこれからしっかり果たしてもらいたい。

  • 他の方のレビューにもあったが…澪の行動が理解できない。追い詰められてもはや正気ではないのか?それなら、まあ分からないでもないが。お金のためにヘルスで働いてしまったらもはや二度と夫の元には戻れなくなるのでは?周りの人が皆いい人だったから無事でいられたが、ホントなら身も心もボロボロになっているはず。
    良かったね、澪さん。

  • おもしろかったです。
    ずっと、どうなるんだろうどうなるんだろうという気持ちを持って最後まで読めるので先が気になって仕方がない。
    濃い内容でした。

  • 913.6ナガ 2015.7.15

  • 自らの中の子供を虐待してしまいそうな衝動に怯え、穏やかに見える家庭から逃げて、そのルーツといえる父と逃避生活をする。家族に秘密にして、病気の父とすごさねばならないと決意するところの必然性に共感できず、逃避している間の切迫した主人公の気持ちにあまり入り込めなかった。後味はよい。

  • 最初からどんどん引き込まれましたが、あちこち理解しがたい内容でした

    昔、虐待されていたかもしれない父親とまさかの再開!
    再会してしまった余命一年もないお父さんと一緒に、満たされた家庭を棄てて何故か逃げ回る主人公の柴田澪さん

    何故逃げる必要があるのか理解できませんでした
    優しく寛容な夫と義母に過去を知られたくなかったから?
    虐待を受けていた自分が子供を虐待してしまいそうだったから?

    永井さんの作品は読みやすくて好きなのですが、この作品はちょっと無理があります

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逃げるの作品紹介

優しい夫と愛しい子供との日々に、突然襲いかかる父との再会。忌まわしい過去を、おぞましい父の存在を、決して知られてはならない。家族を捨て、憎しみを胸に、死と隣り合わせの父親と彷徨う生活が始まる。どこへ行けばいいのか、いつまで逃げればいいのか…。追いつめられた女の苦渋の選択も切ない、哀しみの長編サスペンス。

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