和菓子のアン

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334927066

感想・レビュー・書評

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  • 再読。前は2010年12月に読んでいたからもう8年ぶりか。続編を読むために今回借りたけど、やっぱ全然忘れてるわ。でもほのぼのして、日常系ミステリで、連作短編で、読みやすくて。ザ・坂木司って感じ。面白かった。漫画にもなってるみたいだけど、キャラが立ってるし、漫画向きかも。映画になってもいいよな。やっぱ立花さんと師匠が好き。

  • 坂木さんの作品は何とも心が温かくなる。

    高校を卒業した主人公は、大学へは行かず、デパートの地下の和菓子屋で働く、

    そこに来るお客さんや店員さんとのやり取り、ちょっとミステリアスで、温かいそんな作品です。

  • 高校を卒業しても、したいことが見つからなかった杏子。何気なく始めた和菓子屋のバイトを通じて、和菓子の奥深さに目覚めていく。デパ地下の和菓子店「みつ屋」を訪れるお客様にはそれぞれ秘密や悩み事があり、それを個性豊かな店員たちが解き明かしていく日常ミステリーもの。誰も悪い人は出てこないし、悪意も一切ない。和菓子の美味しそうな様子は文面からも伝わってきて、和菓子が好きになる一冊。

  • 和菓子に関する豆知識が本当に面白い。和のものの奥深さいいな。上生菓子を買いに、デパートに行きたい気分。熱い緑茶と、季節のお菓子。そこにはたくさんのストーリー。訪れるお客様とのやりとりが謎解きみたいで楽しい。続編でないかなぁ。

  • 祖母おすすめの本。
    和菓子の意味を知るきっかけになった。
    和菓子で会話するなんて、そんな発想思ってもみなかった。
    贈り物に意味をもたせる楽しさも見いだせるかも。

  • 何もしたいことが見つからず
    お金持ちでもないのに大学に進むのも
    親に申し訳ないからと 高校卒業して
    とりあえずプータローな主人公が
    出会ったのは 美人さんとイケメンが働いてる
    和菓子屋さん。
    自分の人生には華がないと嘆いてるけど、
    和菓子屋さんで働き始めて なんだか楽しそう。

    店長の椿さんは観察眼が鋭く、
    ギャンブル好きな女性。
    イケメンはなんと中おかまと間違えられるほど
    中身は乙女。和菓子職人を目指してる。
    バイトの女子は元ヤン。

    こんなメンバーで繰り広げられる和菓子ミステリー
    お菓子を買いに来たお客さんの謎を解く。
    新鮮で面白い!

    読んでてお腹がすいてくる。

  • 無性に和菓子が食べたくなる~。
    和菓子って奥が深い。
    歴史とか言葉遊びとかおもしろそう。
    人間の生活のすぐ横には
    昔から和菓子があったのね~。

    明日デパ地下いこ!

  • 就職しないまま高校を卒業してしまった主人公が、ふと入ったデパ地下の和菓子屋でアルバイトをすることになり、アルバイトをしながら色々なことを勉強していく物語だった。

    和菓子の専門用語や実態、デパ地下の食品売り場あるあるなどが書いてあり、面白かった。
    また、主人公が働く和菓子屋のスタッフの個性がとても出ていて、とても読みやすかった。

  • ☆3.8

    ほのぼのしつつも恋のお話も多くてキュンキュンしながらあっという間の時間だった。
    アンちゃんは自分に自信持てなくても、自分のことが嫌いじゃないから応援したくなるし、前向きなところも良い。
    たまらなく上生菓子食べたくなったし買いに行こうかな。

  • 勝手に映像化してたと思い込んで読んでた。
    主人公のイメージは大人計画の小林きな子。

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著者プロフィール

一九六九年、東京都生まれ。二〇〇二年『青空の卵』で〈覆面作家〉としてデビュー。一三年『和菓子のアン』で第二回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。主な著書に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『肉小説集』『鶏小説集』『女子的生活』など。

「2022年 『おいしい旅 初めて編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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