世界でいちばん長い写真

著者 :
  • 光文社
3.44
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本棚登録 : 681
感想 : 137
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334927233

感想・レビュー・書評

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  • 4.6
    期待少なめで読み始めましたが、途中から引き込まれ一気に読み切りました。
    映画化もされてたんですね、後から知りました。
    主人公の消極的な所がちょっとイラっとしますが、最後は逞しく成長していき、この先もいい男になるんだろうなと思わせるような清々しい終わり方でした。
    中学生の心情をうまく綴る誉田先生はホント何者でしょうね。
    色んな言い回し、すごく好きです。
    ひまわりの写真の場面では暖かい気持ちになり、ちょっと泣けました笑

  • グロい警察ものを書く人の作品とは思えないほど爽やかで清々しい。カメラに詳しければもっと感動が強いと思うが素人でも十分楽しめる!

  • ストロベリーナイトやジウシリーズなど、殺人描写がエグさに定評がある誉田哲也による青春小説。今まで、誉田作品はほとんど警察・推理物しか読んでこなかったから、人が死なないやつ読むの初めて(笑)
    【あらすじ】仲の良かった幼馴染が引っ越しをしてから、ほとんど笑うことがなかった主人公がある日、巨大で一風変わったカメラに出会う。

    ホント、誉田作品って読後感たまんないよね。もちろん、警察物と今回のような青春物では読後感の種類違うけど。久々の☆5つです!

  • 誉田さんの青春小説が個人的に好きで、映画化もされたので再読。
    何もなかった日常が1つのことをきっかけに変わっていく姿がすごく好きだし、要所要所で散りばめられる個人的ツッコミも楽しい、とっても情景が浮かびやすい作品なので
    映画もあわせて見たいなぁと思いました。

  • リサイクルショップを営む祖父の家で、学校で写真部に所属する主人公は、見たことないカメラに出会う。
    夢中でそのカメラを使う中で、色んな出会いをするほのぼのストーリー。
    途中までは★4って感じだけど、最後の従姉のフレーズで+1。
    誉田さんは展開が心地良い。

  • 誉田哲也の青春ものやはり面白いです。
    このお話のあと、宏伸、三好、安藤さんの関係が、どうなったのか、想像を膨らませてしまいます。

  • すごく面白い。

  • みんなでなにかを達成するの、あこがれる!
    いっぱいいっぱい写真たりたいな

  • 今朝から読み始め、夜までに読了。いやぁ、すばらしい本だ、コレ。
    著者が誉田哲也で、文化系学園モノで、題材はパノラマ写真。しかも
    フィルムカメラ。ここまでお膳立てさると、「いや、コレって僕に向
    けて書いた?」とか思ってしまうのも道理。読み終わるのがちょっと
    寂しかったくらい(^^;)。

    誉田哲也作品には、青春剣道路線の武士道シリーズがあるのだが、
    そちらは未読。つまり、これまでは警察モノを中心にややサイコで
    グロテスクな作品ばかり読んでいたのだが、コレを読んでかなり
    心持ちが変わった。誉田哲也のこの引き出し、更に空けてみたい!と。

    結果的にうだつの上がらない人生を送ってしまっている僕には、
    ちょっと痛いくらい・・・。そんな人たちには、確実に刺さると思うな、コレ。

    もちろんカメラ好き、特にフィルムをやってる人には超オススメ!
    おかげで手に入れたいカメラが一つ増えました(^^;)。
    影響されすぎな感もあるけど(^^;)。

  • いい!すっごいワクワクする!
    宏伸の一人称がメッチャ楽しい。
    特に女子二人の会話へのつっこみとか。ふふふって感じ。
    360度のパノラマ写真かあ。なんか楽しそう。
    まずヒマワリ畑のとこでひとつめのワクワク。
    撮り終わって、いい写真ができて、さて今度はどういう展開かな?
    どんな写真をとるのかな?と思ったら、
    松本さんにあの笑顔の写真をみせてもらったとこから
    ずーーーっとワクワクが続いて。
    今の時期、中学生の時によみたかった~!
    みんなで一斉にとる写真かあ。
    笑顔に囲まれた写真、いいなあ。
    それを撮るための準備がまた大変だけど
    きっとものすごいいい体験。

    そして放浪じーちゃんに、あっちゃんもサイコー。
    こんなイトコのおねーちゃん欲しい!
    最後の最後でまたいーこといってくれるしっ。
    でもさすがにホントに写真館に嫁にいくとはっ。おもしろすぎだ、この人。

    誉田さん。実はほまれださんっと思ってました。
    すみません、素直にホンダさんでいいらしい。
    「ストロベリーナイト」を読んだ時はそうでもなかったけど、
    いい!
    そーいや「武士道」もこの人だったよなあ。
    おもしろいらしいし、読んでみたい。

著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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