声出していこう

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著者 : 朝倉かすみ
  • 光文社 (2010年8月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334927240

声出していこうの感想・レビュー・書評

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  • 978-4-334-92724-0 210p 2010・8・25 初版1刷

  • (2016/5/18読了)
    書架から選んだ本で、通り魔の話と思って借りた。想像は裏切られたけど、逆に、各章の主人公たちの淡々とした日常が面白かった。
    特に、第4章の嫁姑の話はすごく引き込まれた。わたしは嫁姑の関係の体験者じゃないのに。
    あと、主人公にはなってないけど、鶴巻理容室の二人もいい味出している!
    各章の終わりの文章を次の章の始まりに持ってきてる。最終話の最後が第1章の始まりにあったら嬉しかったな。(最後はタイトルとなっている)
    通り魔本人の章があるわけでもなく、事件に直接かかわったのは一人だけ。
    狭い世界の中で、知らないうちに繋がっている。こういう話の建て方、面白くて好きだなぁ。

    (内容)
    通り魔事件発生!犯人、捕まらず!非常事態なのに、ここの住民たちがひねもす考えていることといったら…。うだつょ、上がれ!未解決事件があった街の人々の「つぶやき」がすれ違ったとき、心のドラマが走り出す。

    (目次)
    第1章 声出していこう … 中1の男子たち
    第2章 シクシク … 女子高生
    第3章 みんなうそなんじゃないの … ラーメン屋の息子
    第4章 お先にどうぞ、アルホォンス … 被害者の家族
    第5章 大きくなったら … 喫茶店のマスター
    第6章 就中ーなかんずくー … 元マスターの昔の女

  • 平凡な街の地下鉄駅構内で通り魔事件が発生。
    怪我人、十数名。
    犯人はそのまま逃走、まだ捕まっていない。
    その事件の余波で部活が休みになった男子中学生・マサノリは、母親に頼まれて大型スーパーに買い物に行き、小学校の同級生・西田とばったり会う。
    西田には「うざキャラ」のためかつて軽くいじめられた過去があった。 
    その西田に「一緒に事件現場見に行かない?」とマサノリが誘われたことから、この物語は始まるのだが......。
    作家に恋する女子高生。
    自称「モテ男」の家業手伝い(ラーメン屋)兼自宅浪人生。
    4歳のとき世界の国旗と国名、首都が言えたことが唯一の心のよりどころの46歳独身男などなど、この街に住むうだつの上がらぬ6人の老若男女が、走って、恋して、自惚れて、戸惑って、言い訳して、嘆く。
    真犯人は、誰だ?  私は、何者だ?
    (アマゾンより引用)

    面白くも面白くなくも…(´・ω・`)
    あれ?真犯人ってどんな人だったっけ??

  • 通り魔事件のことぜんぜん考えてない!w
    おもしろかった笑笑

  • 再読

  • 誰に知られるわけでもないのに、作ったキャラを自分の中でえりみるようなふ部分が人間にはあるよなあと。そして何かしらやっぱキャラは作るもんなんだなあと。どんな重大な事件が起きても、他人事なら他人事のままなんだと思った。

  • う~む。
    みんなそれぞれに悩んでるんだ。
    でもそれがちょっと自虐的すぎて、グッサリと刺さるように書かれてて。
    ちょっと堪える。

  • 通り魔事件がまだ未解決の街の、さまざまな人たちの日常を切り取ったような連作集。お話の終わりが次の話の冒頭に繋がってるという構成が好きですね^^ 声に出せば分かり合えるのにそれをしないできないから伝わらない、もどかしさ!うんうん、そういうのあるよねとか、あ~分かるなぁとか、ちょっと恥ずかしかったり情けなかったり…人生いろいろね、って感じですか^^; 

  • 通り魔事件の起こった街に住む6人の登場人物たちそれぞれの日常話。

    学校帰りに同級生と再会した中学生や、
    自意識過剰なフリーター、
    元神童の喫茶店マスターなど。

    話としては独立しているけど、
    あの人のお母さんがここに出てきたとか、
    あの話に出てきたのはこの人だったのか、
    という風に登場人物たちに重なりが見えて面白い。

    そして章の最後のフレーズが次の章の冒頭に来る演出で、
    同じ文章や場面を繰り返したりと、
    なんだかくるっとまわって一回転的な要素が多い。

    特に仕掛けやオチというオチはないけれど、
    「なんだかなあ」という呟きが聞こえてきそうな物語。

    それぞれの登場人物の欠点とかどうしようもない部分が話の核となっていて、
    話の展開が見えずどうしようかと思ったけど、
    3話目あたりから読み方がわかってきました。

    よくよく噛みしめながら読むと面白いと思います。

  • 年齢も性別も違う各主人公たちの考えや思いにあまねく共感できた。
    どの人もわたしなんじゃないかと思うくらい。
    なにも始まってないしなにも終わってない。彼らの人生を掬って見せただけという物語性に救われたかもしれない。
    なんの強制もなく、ただあるがままを見せるところが好き。
    良かった。

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