長い廊下がある家

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著者 : 有栖川有栖
  • 光文社 (2010年11月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334927363

長い廊下がある家の感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりの火村シリーズ。
    平均点といったところ。

    『長い廊下がある家』この本では一番正統派だったかと。犯人との応酬が欲しいと思ってしまったのは欲張りですか?
    『雪と金婚式』綺麗な話ではあったかな。こんな夫婦に憧れる今日この頃。
    『天空の眼』これ好き。だいたい流れは読めたけど、それが原因とは。何よりアリスの可愛い人柄が感じられる話。真野先生登場が嬉しい。
    『ロジカル・デスゲーム』あの短編を彷彿とさせる先生の奮闘記。数学は…難しいね。説明聞いても「お、おう。せ、せやな」て感じでした。
    (2013.11.5)

  • 面白かったけど…推理小説を楽しむというよりはキャラ読みしちゃった感が。


    まぁ、火村もアリスも好きだから楽しめたんですが。

  • 久々の作家アリスシリーズ。「壁抜け男の謎」を文庫で買って以来の有栖川作品だけど、アリスってこんな可愛かったっけ……相変わらずのおとぼけぷりが逆に頼もしい。「天空の眼」はタイトルが秀逸!アリスソロの短編はちょくちょくあるけど、これはテンポとかトリックとかが1、2を争うくらい好き。
    最後の話、モンティホール問題が推理小説で使われるとは思わなかった。火村の解説はほんの数行なのにとてもわかりやすい。4つの短編の中でも、この話がシンプルでロジカルで一番読みごたえがある。

  • 推理するものがいつもと違う「雪と金婚式」に、アリスが活躍?する「天空の眼」、火村先生がピンチに陥る「ロジカル・デスゲーム」と収録されている4本の短編はどれも違った趣向で楽しめました。
    表題作「長い廊下がある家」はミステリーに親しんでいる人ならばまぁ分かるトリックかと思いますが、アリスをひっかける火村先生は愉快でした。このコンビは実に微笑ましいですね(にこにこ)。
    ただ、「長い廊下がある家」の中のある一文がひっかかり、もしかして間違ってるんじゃないか…?とすら思ったのですが、自分の理解の仕方や受け取り方が間違ってるだけなのかもしれない…と思ったりしつつその一文が少し気になりました。

  • 一押しは「ロジカル・デスゲーム」。火村先生素敵! アリスの活躍もよかったし、お得な1冊。

  • 「俺には、世界が本質的に残酷だとは思えない」有栖川さんの文章を読むと、本当にその通りだなって思う。

  • 未読の作家アリスシリーズを読むのはかなり久しぶり。変わらず可もなく不可もなくといった感じで、安心して読める四編だと思う。『ロジカル・デスゲーム』の確率論はしばらく脳が固まったが、百個のグラスの理屈でなんとなく分かったような気にはなれた。でも感覚……というか人情ではやっぱり選び直してしまうだろうなぁ。

  • 火村サイドの短編集です。
    四作収録されていますが、半分は変則的ですね。

    ◆長い廊下がある家
    表題作。
    火村先生の教え子・日比野がとある事件に遭遇します。
    似た造りの家が二つ建てられてあって、それらを結ぶ形で地下に作られた長い通路が舞台になっています。
    そこは曰くつきで、女の幽霊が出没する噂があります。

    日比野はフィールドワークを兼ねて旅していたが、道に迷ってしまう。
    問題の建物に行き着くと、幽霊目当ての取材グループがいた。
    彼等と打ち解けて、日比野は現場を見たり酒盛りをしたりして過ごす。
    そして、件の廊下で死体を発見した。

    トリックはシンプルで、似た造りの建物というのがポイントです。
    三人がグルでしたか。
    あれならば正当防衛なのだから、下手な小細工をしなくても良かったんじゃないか?

    ◆雪と金婚式
    金婚式を迎えた中睦まじい夫婦がいた。
    夜には、彼等を祝うように雪が降っていた。

    翌日、老婦人が腹の中では厄介に思っている居候の義弟が住む離れに行くと、彼が殺されていた。
    犯人と思われる容疑者は二人だが、共に犯行時間にはアリバイがあった。

    主人の雄二は、どちらが犯人かの目星をつけていた。
    雄二が警察に教えようとした矢先、アクシデントによって金婚式の記憶を失ってしまう。

    キーとなるのが、ズレの生じた雪の降る時間です。
    寝る前に老婦人が見た雪は、雄二が降らせた人工的なものでした。
    だから、食い違いが生じたのね。

    クリスマス会の伏線があったものの、少し分かりにくいヒントだったかもしれません。
    後味が良いので、この中では一番好きな話です。
    大阪府警に配属された女刑事も登場しています。

    ◆天空の目
    大学のお仕事を真面目にやっている為、火村先生は登場していません。
    こちらでは、アリスが謎を解き明かしています。

    時々、アリスにカナリアを預けてくるマンションの隣人・真野さんが頼みごとをしてくる。
    真野の教え子だった学生が、心霊写真を撮って以来、災難が続いているらしい。
    アリスは学生を納得させる為の言い訳を伝授するが、それで終わりではなかった。

    問題の写真を幽霊絡みだと言った男子学生が、転落死事件の関係者になっていた。
    事件の被害者は男子学生と顔見知りで、言い争いをしていたらしい。
    転落した現場に建てられた家は、男子学生の親戚の所有物だった。
    男子学生にはアリバイがあるので、心理的に操作をして転落させたとアリスは考えるが…。

    この話の一番の謎は、心霊写真に写っていた「ヤバいもの」です。
    写っていた草が麻だと見抜けるなんて、どんな大学生だよとツッコミたくなりました。

    それはさて置き、火村先生とアリスは居酒屋で仲良く飲んでいます。
    何て庶民派なんだ。

    ガミやんツンデレ説浮上(笑)
    アリスはビビっていますが、火村先生は樺田警部同様、ツンデレ振りに気付いていそうです。

    ◆ロジカル・デスゲーム
    火村先生ピンチの回(笑)
    随分と熱狂的なファンに迫られたものです。

    火村先生の講義をこっそり受けていた青年がいた。
    青年について行けば、危険なゲームを強要させられてしまう。

    三つあるグラスのうち、一つに毒を入れる。
    毒を飲まなければ勝ち、という内容だった。
    青年は、巷で連続発生している服毒自殺に関係していた。

    火村先生、勇者です。
    どちらも助かる方法は、三つのグラスの中身を混ぜて、元の状態に戻すこと。
    毒を全て、致死量の三分の一にしていました。
    それを十秒、手早く静かにやるなんてテクニシャンですね
    結果、三分の二を飲んだ青年が先に中毒症状を起こします。
    さすがの火村先生も胃洗浄は堪えたようです。

  • 「長い廊下がある家」「雪と金婚式」「天空の眼」「ロジカル・デスゲーム」の4編が収録されている。
    犯人がはっきり指摘され、探偵が種明かしをし、犯人逮捕に至るといった推理小説とは少し違った感じがあり、結末がはっきり描かれない。
    ちょっと苦手かな…。
    ただ、「ロジカル・デスゲーム」は、火村先生と犯人の論理的かつ心理的なやり取りが描かれており、面白かった。

  •  「長い廊下がある家」「雪と金婚式」「天空の眼」「ロジカル・デスゲーム」の4話収録。
     「雪と金婚式」は、カッパ・ノベルスのアンソロジーで読んだことありました。
     最初の2話は、警察から依頼されて事件を捜査する王道パターンですが、後半2話はそのパターンから外れてます。

     4話ともおもしろかったけど、「長い廊下がある家」みたいに建物の構造が謎解きに使われるときは、図とかあったほうが分かりやすいなぁ、と。

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