篝火草

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 32
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334927370

作品紹介・あらすじ

二年七ヶ月前に別れた妻の遺体の身元確認に呼ばれた蔵本翔は、記憶の中の彼女の叫び声に導かれて、失くした過去に直面する-。元妻の不審死の裏にいったい何が。今は亡き息子、病に倒れて目を覚まさない父-取り戻せない過去が、篝火のように男を危地に誘う。

感想・レビュー・書評

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  • まあまあ。ですね。

  • 2016.1.4-

  • 普通の女性が出会うには現実感がない事件の内容と関係者が、妙に上滑りした感じで物語に入っていけない。
    無理矢理事件を作ってハードボイルド風作品にしてみたような中途半端さかな。海野氏の作品はそこそこ面白いものもあるのに、一般にあまり評価が高くないのは波があるせいだろうか。今回は残念でした。

  • 別れた妻が死んでしまって妻の父に死の原因について調べてほしいと頼まれ調査して行く話。

  • (読了)園芸業を営み平和に暮らしていた主人公に、元妻の不審死の知らせが。義父から生前の彼女の暮らしぶりについて調べてほしいという依頼を受けると・・・ん~この作家(海野)さん、作品数こそ少ないが、女性作家ではハードボイルドの描写がうまく、これまでの作品もかなり面白かったのだが。

  • 「水上のパッサカリア」の作者の新作・・・やっぱり今回も主人公一人称です。ハードボイルドタッチ・・・ではありますが、なんとなくパッとしないw

    精神的にタフなのかなんなのか。いろんなことに巻き込まれてそれでいて冷静・・でもない。激高したりはしているみたいなんだけど「激高した」みたいにさらっとかかれているのでその精神的なゆらぎみたいなのがいまいち伝わってこない。
    ひどい目にそれなりにあっているけど涼しい顔しているわけでもないけど熱く行動する感じでもなく・・・ただひたすら淡々としているようにしか見えなかった。

    物語の核となる事件にしても、父親のことにしてもなんにしても「広く浅く」拾っている印象で思い出したかのように話題にのぼるってのもなんだかなあ・・と。

    まあ「つまらない!!」と切って捨てるほどでもないにせよ。

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