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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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「もっとも今回の事件はさほど難しいものじゃない。もうすでにチェックメイト寸前の状態だと言ってもいいくらいだ。あと一歩なんだよ日暮くん。あと一歩でチェックメイトなんだ」何も考えつかないときに決まって言う台詞を、例によって華沙々木は口にした。ちなみに彼はこれまでチェスをやったことがない。
― 96ページ -
「人間って、毎日毎日いろんなことを考えて、いろんなものに憧れて、曲がりくねってるものなんです。誰だってそうです。そうやって流れているあいだは、行き着く先なんてわかりません。でも僕は思うんです。曲がりくねることは、大事なことです」
― 125ページ -
「どうして川が曲がりくねっているか、知っていますか?」答えはなかった。それでも僕は続けた。「水が、高いところを避けて通るからです。だから川は、こうして曲がりながら延びていく。この川なんて、とくにそうです。右に左に、よく曲がっている。でも、すごく綺麗だと思いませんか?」
― 125ページ
みんなの感想・レビュー・書評
リサイクルショップを舞台にした連作短編集。それぞれのタイトルはすごく好きですね~、最後の話がいちばん良かったかな。キャラクターもなかなか面白いと思うんですが、日暮くんが菜美に肩入れする動機がいまいち弱い気がするというか…華沙々木との関係にしてもそうだけど、日暮くんの過去をもっと掘り下げてくれないと理解できないというか腑に落ちない。続編書いて、その辺を明らかにして欲しいですね。
道尾さんもこういう本を書くんだ、と単純に驚きました。作者名を見なければ気づかなかったと思います。いつもより読みやすく軽い感じですが、個人的には「光媒の花」「月と蟹」のような静かでひやっとする作品の方が好きでした。
向日葵の咲かない夏を読んで以来道尾秀介を今後読むことは無いかなと思っていたのですが、一冊だけで評価するのもと思い読んでみました。
3人が謎解きしながら暮らす4つの話が入っています。
「探偵はただ事件を解決するんじゃない。みんなが幸せになるように解決するんだ」という夢水清志郎の言葉を思い出させられるような話でした。
良い小説
奇しくもこの主張は杉井光の書くミステリとは真逆
今までのイメージと違いなんだか伊坂幸太郎っぽかった。和尚さんと養子の息子のくだりはほわっ好き。
優しく暖かい気持ちになるが、少し物足りなく感じた。探偵もどきコンビの特徴や個性が分かりやすいし、最後の冬の話は愛がありジーンとした。だが、読んだ後にぼんやりとしか、登場人物が残らない。軽く読めるのはいいんだけど。
気になっていた、人気作家道尾さんの作品を初めて読んだ。ここの評価がそれほど高くなかったので、期待せずに読み進めたのがよかったのか、読後感もよかったし、リサイクルショップの独特の空間が心地よかった♪軽いミステリーとしても楽しめた。これからたくさん道尾作品を手に取ってみたいと思う。
儲からないリサイクルショップ ~春:翼を広げた鵲のブロンズ像の前に燃えさしの新聞紙とマッチ,小学生の男の子がなくしたハンカチを探しに来て,これを買って帰った男を従けて辿り着いたブロンズ製作会社には車椅子に乗る老女社長と亡くなった長男の嫁と次男,そして件の男の子がいた。夏:2年の修行を経て正式に弟子となった若い女性の為の部屋の一切合切を納品したリサイクル屋は鳥居にでもできる欅の大木の丸太が斧で傷つけ... 続きを読む »
道尾秀介さんの作品と言えば、まずは殺人事件の絡む話が第一印象として浮かびますが、「カササギたちの四季」のような、ちょっと心があったかくなる話も、この人の持ち味なんじゃないかな、と思います。
華沙々木さんの的外れな(あながち的外れともいえないけど)推理を、彼に憧れに似た気持ちを持っている菜美ちゃんをがっかりさせないように、裏で辻褄が合うようにフォローする日暮さんの優しさに微笑ましい気持ちになりました。
第一話「鵲の橋」の純江さんと、日暮さんのその後が気になるので、続編発表されるといいなぁ。
面白かったです!
アンティークショップを営む青年二人と、そこへ入り浸るわけありの女子中生。彼らが出会う不思議な事件が、連作短編で綴られていきます。ユニークな語り口と軽いタッチのお話で、事件の意外性よりも人と人との感情の齟齬や繋がりに重みを置いたふうで、猟奇的だったり意地悪だったりすることもないので、とてもしっとりしんみりした印象の短編集に思えました。どれもパターンにのっとって、カササギが推理を披露して日暮がそれを覆... 続きを読む »
初、道尾作品。すぐ読めた。人よりちょっとズレた我が道を大真面目に驀進する、憎めないアホ華沙々木と、器用貧乏な苦労人日暮さんと意外とロマンチスト和尚さん。と、反抗期ヒロイン奈美ちゃん。男性作家っぽくない気がしたけど、男性だからこんな感じなのかな?レビューを見ると他のは違う雰囲気のようなので、気が向いたら他の作品も読んでみようと思った。個人的には和尚さん好きです。 p.124 「どうして川が... 続きを読む »
相変わらず上手いな道尾、毎回の和尚との駆け引き、ダブル解決等、これぞ連作短編! ダークじゃない道尾も良いな、短編でちょっと物足りないけどネ
これは!!!大好きな感じだ。
華沙々木丈助の「チェックメイトだよ、日暮くん」っていうのもいいし、しかも、華沙々木がチェスをやらないっていうのもいい。
華沙々木丈助を名探偵と信じているように見える
南菜美も可愛いし。
で、二人のために頑張る日暮正生はもっといい。
いいなぁ、いいなぁ。
読みたいけれど、読み終わるのがもったいない、そんな感じ。
守るべきものって、普段の何気ない暮らしのなかに、何気ないお笑いのなかにあるものなのだなあっと。
気が弱いけど優して頭がいい青年がメイン主人公の話。
小道具屋のオーナーで一緒に働いているカササギは、自分が名探偵だと思い込んでしまっているため、毎回主人公がその推理に合うように右往左往している楽しい本でした。
この2人と仲の良い中学生の女の子・南見も生意気で可愛く、話に花を添えてます。
シリーズで読みたいけど、終わりから考えると続刊はないかもですね……。……残念。
道尾さんはこういう優しい作品のがあってる気がします
あらっ道尾秀介ってこんな爽やかな優しいミステリーも書くんだ。いつもどこかに絶望が滲んでいるような印象だったのに。

いくらなんでも奈美の期待を裏切るわけには~の描写がくどすぎたし、まあ雑誌連載だったんだから仕方ないか…とは思いはしたけどその奈美とのエピソードがなんていうかパンチなさすぎ……なんで日暮がそこまで奈美に...





