東京難民

  • 321人登録
  • 3.33評価
    • (14)
    • (42)
    • (59)
    • (19)
    • (3)
  • 77レビュー
著者 : 福澤徹三
  • 光文社 (2011年5月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (552ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334927523

東京難民の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 突然の両親の失踪で、大学を除籍され、住まいも追い出されることになった修。
    手持ちのお金も底をつき始め、バイトを探し、住む場所を求め、東京都下で難民のような生活を送っていく。

    世間知らずで、考えの甘い大学生のあまりの転落っぷりに、興味半分だったのも束の間、救いのなさにやり切れない気分になりました。
    行き着くところまで行ってしまった感のある修でしたが、この経験が、この先の彼の大きな糧になるかもしれない終わり方に、とりあえず一安心。

    人事と、小説の中の話として、興味半分で読みましたが、もしかしたら、身近にも起こりうることなのでしょうか。
    だとしたら怖いな。

  •  特に目的もなく、毎日ダラダラと学生生活を送っていた時枝修はある日、担任から授業料の未納を理由に自分がすでに大学を除籍させられていることを知る。両親に連絡もとれず、家賃の滞納に追われてなんとか働こうとするが、どんどん負のスパイラルに陥っていく。

     終始腹の立つ主人公だった。「誰でもなりうる」というのがあちこちで書かれているが、ここまで堕ちるのは主人公が原因という部分が大多数。切羽つまった状況でも「やる気がしない」「制服が厭」って。ズルをして、バイトを首になれば人のせい。ひと月くらい支払を遅らせても問題はないだろうという思考回路、家を追い出されそうでも煙草はやめられない快楽の優先。ちょっとでも金が入れば使う。仕事探しはすべて人まかせ・・・挙げればきりがない。確かに不運だとは思うが、ここまでいくのはごく一部だと思う。問題定義作としては認めるが、とにかく主人公の思考回路がありえないので同情もできない。

  • 私立大学に通う修。彼には親友もいたし、彼女もいた。ごく普通の大学生だったのに・・・
    学費が支払われてなく突然の除籍。親は行方不明。アパートの家賃も払えず追い出され・・・
    これでもかってくらい運に見放された。
    何をやってもからぶりで、どんどん人生を転がり落ちていく。
    こんな事が本当にあるのかと。
    途中で読むのが悲しくなってくる。

    自分の子供には絶対にこんな思いはさせたくない。
    お金だけが人生じゃないけど、やっぱり普通に生きていく為には必要なものなんだよね。

  • 修の軽率な行動や選択に最初はハラハラだったのが、だんだんイライラに変わって行った。
    まったく学習しないし成長しないし考えが甘すぎるし、もうこの人はどうなっちゃうだって、ため息つきながらも読んでたけど、続きが気になってイッキに読んでしまった。笑
    ラストは成長したふうに?締めくくられたけど、イヤイヤ何も変わってませんから!!って言いたい。笑

  • 時枝修は平凡な大学3年生。
    ところがある日、学費の未払いを理由に大学を除籍される。
    同時に両親からの仕送りが途絶え、実家との連絡もつかなくなり・・・で、その後の転落っぷりが凄い。
    まぁ、それにしちゃあイイ人過ぎるのが気に入らんがww

    ってゆーか、実家に連絡取れなくなったら、祖父母宅に連絡しろよ!!って感じ?www

    ま、オモシロかったし、いろいろ勉強にもなったし、最後はいい感じに終わったし、めでたしめでたし♪

    間違っても、息子がこんな目にあわないように祈るばかりであります・・・(^_^;)

  • 母親実家にいたんなら祖父母宅を探せば良かったんじゃ…
    いや、一応危なかったから仕方ないのか?
    主人公が馬鹿すぎるのは話の都合上仕方ない
    とはいえ、ちょいちょいイラついた。
    でも今の世の中、こんなこと有り得ない
    とは言い切れない。
    中学生位に読ませて、知識がないといかに
    不利か、しっかり学ばせたい。
    課題で読んだ後、こういう時どうすれば良いか?
    という選択肢を学んどけば
    いざという時きっと役立つはず…

  • 金が無いなら煙草を吸うな!酒を飲むな!自炊しろ!三日くらい真面目にポスティングしろ!……などなど指摘したらキリが無くイライラさせられっぱなしの前半。
    きっと意図的にこういうだらしない性格にされてるんだろうけど。だって毎日コツコツ真面目に生きてる子がいきなり親と連絡取れなくなって大学除籍、住所不定になったら可哀想すぎて読み進められない気がするからね…。
    それにしてもバイトや不動産会社の裏側、知ってるようで全く知らないよなぁ…オソロシイ…。

    でもラストは、私も自分にできることを頑張ろう!という気持ちになれる、爽快な読後感。この後はもう、またいろんな困難があっても大丈夫だろうなと安心させてくれる。読んでよかった!

  • 厳しいなあ、かわいそうだなあと思った

  • なかなかよい

全77件中 1 - 10件を表示

福澤徹三の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

東京難民に関連する談話室の質問

東京難民を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

東京難民を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

東京難民を本棚に「積読」で登録しているひと

東京難民の作品紹介

金のねえ奴は、野たれ死ね。それがこの街の掟だ。-私立大学の3年生、時枝修はある日、学費の未払いを理由に大学を除籍される。同時に両親からの仕送りが途絶え、実家との連絡もつかなくなった。なにが起きたのかわからぬまま、修はやむなく自活をはじめるが…夢をかなえるはずの大都会には、底なしの貧困と孤独の荒野が広がっていた。平凡な大学生の転落と放浪を通じて、格差社会の傷口をえぐる青春巨篇。

ツイートする