- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334927752
作品紹介・あらすじ
自動車警邏隊に所属する若き女性警察官クロハ。ライフル競技で国体優勝の経験を持ち、鋭い直感と素早い行動力、強い精神力で手がかりの少ない事件に挑む。恐れるべきものが、己の内側にあると気づいたとき、彼女はどう捜査に臨むのか。
感想・レビュー・書評
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「衛星を使い、私に」(結城充考)を読んだ。
短篇集ではあるけれども断絶することなく一続きの物語。
「プラ・バロック」や「エコイック・メモリ」以前のクロハユウがここにいる。
余計なものを削ぎ落としたシャープな文体がハードボイルドな物語を際立たせるのだな。
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2019/01/14 読了。
図書館から。
短編集だけど、横に話も繋がっていて、
面白かった。
警察の人間模様がすごい。
クロハは真っ直ぐだなぁ…と。
表題作、よかったです。 -
読み応えありました。若い女性のまっすぐな気持ちが好きな人にはたまらないでしょうね。
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面白くなかった
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女性警察官クロハのシリーズ。短編集なのかな?と思ったら連作短編集のような感じで一つのストーリーを形成していた。刑事になる前、自動車警ら隊隊員としてのクロハを描く一編。
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短編ばかりだったが、一本の繋がりのあった話でどんどん読み進めていけた
クロハの事件解決への発想や気持ちの強さに、いつもどんどん引き込まれてった
最後の交通事故の裁判は被害者が幸せな終わり方を願うばかりだ
やっぱ。。。権力の世界は恐いし、汚い印象が強くなる
でも、その印象があるからこそ、クロハみたいな正義が際立つのかもね
ぜひ☆次回作を出して欲しい(≧▽≦)!!! -
短編を重ね、主人公クロハの警察官としての世界が広がって行く様を描く。
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このシリーズはお気に入りのひとつ。順に読んできているので三作目の本作は、余計にクロハの心の底辺に触れる様な感じがある。事件の真相を手繰る着眼点の鋭さと真っ直ぐな姿勢、反面の影と憂いを帯びる心の片隅の弱さとのギャップが魅力的なんだろうなぁ♪。つながる各短編のストーリーは過去作に比べ、いたってシンプルだが飽きさせない力強さに引っ張られ読了。
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シリーズ3作目にして、段々ブレードランナー臭さが抜け、面白くなってきた。