舟を編む

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著者 : 三浦しをん
  • 光文社 (2011年9月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334927769

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舟を編むの感想・レビュー・書評

  • 三浦しをん 氏のベストセラー小説です。
    2012年の本屋大賞を受賞した作品です。

    原作を読む前にテレビアニメを観ていたので、内容は事前に知っていました。
    個人的にネタばれした作品には興味が持てないので、本でも映画でも繰り返すことはほとんどしません。
    そんな私でも飽きずに一気に楽しく読むことができました。

    人物像、心情、情景の描写が違和感なく、美しく。
    言葉の選び方も魅力的でした。
    さすがに言葉をテーマにした小説です。

  • 綿密な調査を元にかかれた
    辞書編纂の話。
    ユーモアあり。まなびあり。

  • 三浦しをんの小説は日の目の当たらない仕事に焦点を当てたものが多い気がするけれど、本作の辞書を作る仕事というのもその1つだと思う。
    時々職業説明がまどろっこしくなったりもするせれど、舟を編む、は人間ドラマと仕事そのものが密接に絡んでいて、どちらに気をとられることもなく集中して読めてしまった。とても面白かった。

  • 題材が変わっていて面白かった。

  • やっと読めた(図書館で予約なしに借りることが出来た)
    正直、期待したほどでもなかった・・・
    辞書を作ることへの情熱と大変さはすごく伝わったし、
    それについては面白く読めたけど、
    登場人物の設定が適当な気がした。
    何のために登場したのか解らない人もいたし…。
    何となく映画で見た方が楽しめるんじゃないかと思った。

    でも、
    一つの言葉でも複数の意味があって、誰が見ても納得できるようか意味を掲載するという辞書のすごさには改めて気付かされた。

  • アニメを見て面白いと思って原作を借りてきた。
    一冊の辞書を作る人たちのお話。
    派手なアクションもスリルもなく地味な話ではあるけれど仕事に打ち込む姿や少しずつ変化していく登場人物の関係性など時間の流れが進む様がページを進むごとに感じられて飽きることなく読み進むことができた。
    アニメだとあまり時間が経ってないように思えたけど実際はかなりの時間が経ってるのに驚いた。辞書を作る人の思いってまさにこんな感じなのかと思うと辞書の見方が変わってくる。紙の辞書は目的の言葉を引くと同時にその周りの言葉を見ることによって目的の言葉以外にも言葉を知ることができると押してくれたのは中学の先生だったかな。

  • 2012年本屋大賞受賞作品
    さらりと読める物語です。

    はらはらどきどきというわけでもなく、重いヒューマンドラマというわけでもなく、感動巨編でもなく、「大渡海」という辞書編纂に人生をささげた?編集者たちの物語。
    辞書ってこうやって作られるんだっていうのがとてもよく理解できます。
    また「言葉」というものの意味についても考えさせられます。
    辞書を引きたくなるし、辞書を比較したくなります。

    そんな中、一番のポイントは主人公まじめと西岡との対比だと思います。
    言葉のセンスと辞書作成に没頭する内向的なまじめ。
    何事もそつなくこなす社交的な西岡。
    そんな西岡が抱くまじめに対する嫉妬心、そして自分自身の仕事に対する姿勢。そんな葛藤がさらりと描かれています。
    さらにまじめの仕事に対するこだわり。
    辞書に載せる言葉の表現のみならず、紙質までへのこだわりがすごい。

    そんなわけで、いわば仕事へのこだわりという点が辞書編纂を通して描かれている物語ともいえると思います。

    まじめとかぐやの恋愛のあたりはなんだかよくわかりません(笑)

  • 素晴らしい作品!!
    三浦しをん大好きです

  • ある短編集を読んで以来、苦手だった三浦しをんさんですが、この作品はお気に入りになりました。

    辞書づくりに並々ならぬ熱意を注ぐ人たち。その仕事への取り組みは、部活に心身ともに全力でぶつかる高校生のように熱くて、大人の青春を見せつけられているよう。

    そんな泥臭さも好きですが、何より西岡の語りの章が秀逸。周囲の熱さについていけないと温度差を感じつつも、何かもやもやしている様子。才能、努力、信頼への嫉妬がじわじわ伝わり、人間の汚くも愛らしい部分が詰まった章。

    辞書がテーマということで、言葉について考えさせられるところもあった。私は言葉を愛しながらもどこか懐疑的で、感情を言葉に変えることで意味が変わったり、変に限定されてしまうことが嫌だった。

    でもこの作品を読んで改めて言葉の担う役割を認識できた気がする。心を読み取り合えない人間には言葉という道具が必要であり、また同じ時代を生きなかった人たちに何かを伝えるにも言葉がなくてはならない。

    色々派生して、言葉をどれだけ正確に使うかってとても大事だと、考える機会となりました。

  • 辞書を編る方々のお話。

    それこそ一生をかけて辞書を作るような人たちに羨望する。

  • 配置場所:広1図書,広3図書,広呉図書1F,広広図書
    資料ID:93120083,93113217,93116399,93129002
    請求記号:913.6||M

  • 辞書に関わる人たちの熱意がテーマ。
    一昔前は、紙の辞書で「辞書を読むのが好き」って人が結構いたよなと思い出した。
    辞書はやっぱり紙だよ。

  • 映画を観て是非原作もと思い…

    辞書編纂へ静かな情熱を注ぐ人々の物語。

    初めは地味だし、紙辞書とか使わないよな…と思っていたけれど、まじめさん、そして辞書編集部の生命を削って何かに打ち込む姿はとても格好よかった。憧れる。

    何よりこの作品で辞書が好きになった。
    〝生き続ける言葉〟の大海原を渡るために辞書を編むっていう考え方が素敵。
    一人暮らしの私の部屋に国語辞典が無いことが非常に悔やまれる。

    印刷された辞書を編集部の皆が愛おしそうに優しく触れる場面が印象的だった。

    語り手が移る事で、感情移入したり自分と重なるキャラクターが生まれるし、第三者目線で見るまじめさんがツッコミどころが多くて楽しかった。
    個人的には西岡さんの焦燥ぶりが人間臭くて好き。
    香具矢さんは板前の道を貫く格好よさと、夫の横では半歩下がって寄り添う感じ(ちょっと古いかな?)を兼ね備えていて、理想の女性像。

    三浦しをんは今までよく知らなかった分野を身近にしてくれる作品が多い。
    心地よい刺激が嬉しいのでこれからもっと触れてみたい。

  • 話題作だったのでいつかは読みたいと思っていましたが、図書館にあったので、やっと読むことができました。

    ストーリー自体は淡々としたものですが、登場人物の心情とか情熱とか、言葉の大切さ、おもしろさとか。
    飽きることなく最後まで一気読みです。

    おもしろいテーマだし、なかなかに壮大なお話でした。

  • 誰も傷つかない、誰も裏切らない、これさえ読めば簡単に幸せになれる本。
    舞台設定、キャラ設定もシンプルでまじめが辞書を作るという話し。
    もう一度、辞書に触れてみたくなる。

  • 玄武書房に勤める馬締光也は営業部では変人として持て余されていたが、新しい辞書『大渡海』編纂メンバーとして辞書編集部に迎えられる。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく。しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか──。言葉への敬意、不完全な人間たちへの愛おしさを謳いあげる三浦しをんの最新長編小説。

  • 初読み著者。話題作で題名と辞書編纂の小説と知っているだけで借りる。どういう風に話をもっていくのだろうと。日ごろ読むような作品ではあり得ない登録数にまず驚いた。読書中の感覚は作者が違うが「ハケンアニメ!」を読んだときに感じたものと一緒だ。個人的にはやや甘いなあと思うが、読中に「幸福感?」を得てしまう。人物たちの言動が好ましいのだ。著者の温かい視点のせいもあるのだろう。そこまで嫌味に過剰に感じるまではないこのバランスは感心する。やはり万人に受ける作品というものもそれなりのものがあるのかと。

  • 辞書がすごく好きになる。とりあえずページをめくりたくなるw

  • 最近はなんでもネットで検索できるので、辞書をめくる機会も少なくなっている。学校でも電子辞書を使う習慣になった。だけど、この物語を読んだ後はおそらく多くの人が辞書を開きたくなると思う。
    ここまでの熱量をひとつの辞書にそそぐことができるって、とてつもない。とてつもなく熱いのにさらりと読める、読み心地の良い物語。

    明日は辞書でも買いに行こう。

  • ただ単純に、辞書一つでこんなに話をふくまらせられるってすごいと思いました。読んでてこんなに笑ったり、気分がしんみりしたりと忙しかった本は久しぶりです(笑)普段何気に使ってる辞書を見ながら、この辞書も多くの人の想いが詰まってるのかなと思いました。今度ゆっくり辞書を読んでみようと思います。

  • ストーリーも面白いし文のタッチもすごく好み もう一回読みたい

  • なんだろうか、好きだな。
    この本。

    取り立てて面白いわけでなく、
    泣けるわけでなく、
    なのに、好きだ‥‥。

    淡々と、ひたすらに、
    ひとつのことに取り組む。

    あ、憧れ だ。
    気づいた。
    好きなことを、無我夢中に。
    そして達成する。
    地味にかっこいいんだ。

    2017.01

  • 2012年、本屋大賞。
    映画、アニメになり気になっていたが、まだ読んでいなかった。

    辞書づくりに関わる人たちの物語。
    長い歳月をかけての編さんは、ドキュメンタリーのようだ。
    これまで読んだことのない、ストーリーで、ドキドキしながら読んだ。

  • 一冊の辞書の編纂を巡る物語。息の長い作業を、情熱と執念を持って進める姿が淡々と描かれている。淡々とした展開なので、却って、時間の経過と共に「大渡海」に詰まっていく想いの強さがじわじわ増していく。
    ラストの松本先生の荒木氏への手紙は泣けた。

  • 面白かった。本屋大賞だけある。それぞれコンプレックスを抱えながらも、今の仕事に一所懸命な登場人物の姿に、ああ自分も一隅を照らす精神で頑張りたいと思わされた。
    主人公の恋愛、特にラブレターはちょっと違和感。西岡君のセリフも臭すぎて、てんやわんやは言うけど、こんなこと言う人いないよ、と思ってしまった。先生の最後の手紙は感動した。

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舟を編むの作品紹介

玄武書房に勤める馬締光也。営業部では変人として持て余されていたが、人とは違う視点で言葉を捉える馬締は、辞書編集部に迎えられる。新しい辞書『大渡海』を編む仲間として。
定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、徐々に辞書に愛情を持ち始めるチャラ男、そして出会った運命の女性。
個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく――。
しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか

2012年本屋大賞第1位受賞作

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