さようなら、猫

著者 :
  • 光文社
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感想 : 72
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334928445

感想・レビュー・書評

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  • 猫を中心とした連作短編。
    ペットというのは、
    人間関係の中に一つの可能性を作り出すものだなぁと思った。

  • サクサク読める短編集。
    これも寝る前に一話ずつ読むのにちょうど良い。
    表題通りネコにまつわるお話だが、当のネコの描写より、ネコを廻る人々のちょっと捉えどころのないお話だった。
    何となく読めて、何となく読み終わる。何かあまり印象も残らなかった。

  • さらりと。

  • 猫が必ず登場する短編集。

    ねこっていいなぁ

  • ひとつひとつのお話は短いけど、存在感がある。
    「赤ん坊と猫」が一番好きかな。

  • これは井上荒野さん好きでないと、理解できない、マニアックな作品集のようです。作品の中の猫たちは、密接すぎず、冷たいようでいてあたたかくて、主張しないのに確かにそこにいる。
    井上さんは猫好きなのでしょうね。
    物語に出てくる猫の描写がリアルでした。

    松尾たいこさんのイラストが大好きだから、
    彼女が描く猫たちに、とても癒やされました。

  • 猫にまつわる短編集。
    井上荒野らしく不穏で、ほっとできる話ではない。
    それでもなぜか心に残る作品集。

  • ネコに関する短編9つ。
    ネコがいるとすっ飛んで帰るとか、落ち込んでいると慰めてくれるようにそばに来てくれるんんて聞くけど、案外そうなのかも。
    わが家も今年に入り野良猫が庭をウロウロ。縁台で昼寝をしている姿を見るだけでも癒されるもの。

  • 表紙の猫の後ろ姿が・・・気になって
    手に取った本です。ただ、それぞれの
    短編に登場する猫達は、強い意思表
    示も無いまま少し身勝手な人間達に
    絡まっているだけって感じの印象かな。
    表紙から連想して猫目線の描写がある
    と想い込んでいただけに…少々物足りなさ有り。

  • 静かで不穏な作品集。

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著者プロフィール

井上荒野
一九六一年東京生まれ。成蹊大学文学部卒。八九年「わたしのヌレエフ」で第一回フェミナ賞受賞。二〇〇四年『潤一』で第一一回島清恋愛文学賞、〇八年『切羽へ』で第一三九回直木賞、一一年『そこへ行くな』で第六回中央公論文芸賞、一六年『赤へ』で第二九回柴田錬三郎賞を受賞。その他の著書に『もう切るわ』『誰よりも美しい妻』『キャベツ炒めに捧ぐ』『結婚』『それを愛とまちがえるから』『悪い恋人』『ママがやった』『あちらにいる鬼』『よその島』など多数。

「2023年 『よその島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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