婚外恋愛に似たもの

著者 :
  • 光文社
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感想 : 85
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334928520

感想・レビュー・書評

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  • ふぁー凄いジャニヲタあるある小説。わたしは25歳で、この本の主人公たちよりちょうど10歳年下のジャニヲタなので、悩みの種類は違うけど、すごく共感できる本でした。ジャニヲタならではの日々の悩み、ジャニヲタの現実と夢がこの一冊に怖いくらい詰まっているわぁ。

  • 婚外恋愛に似たものって、何かっていったらアイドルを好きになること。
    常に上から三番目のポジションの女、下から三番目の女、真ん中の女、トップの女、最下辺の女。
    立場も収入も異なる5人の女が登場する連作短編集だ。
    彼女たちの共通点はデビュー前のアイドルグループのメンバーを熱愛している、ということ。その愛情は時にちょっと常軌を逸しているほどで、たしかに恋愛に近い。
    それぞれに満たされないものを抱え、でも生きている、その生き様が突き抜けすぎちゃっているほうの宮木あや子節で描かれていて、なんともおかしい。

  • デビュー前のアイドルグループのファン。というだけの繋がりの5人のそれぞれを順番に描いている作品。
    アイドル好き、嫌い関係なく、女子なら女子特有の人間関係に共感出来るはず。

    そして私が、この作品を読んで気付いた事は
    宮木さんの絶妙なセンスが堪らなく好きだ。いう事。

    物語を面白おかしく描きながらも、必ず何処かに心の芯をつく言葉がある所が凄く好きです。

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著者プロフィール

1976年神奈川県生まれ。2006年『花宵道中』で女による女のためのR-18文学賞の大賞と読者賞をW受賞しデビュー。『白蝶花』『雨の塔』『セレモニー黒真珠』『野良女』『校閲ガール』シリーズ等著書多数。

「2023年 『百合小説コレクション wiz』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宮木あや子の作品

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