碧空(あおぞら)のカノン 航空自衛隊航空中央音楽隊ノート

  • 399人登録
  • 3.30評価
    • (4)
    • (68)
    • (100)
    • (11)
    • (4)
  • 75レビュー
著者 : 福田和代
  • 光文社 (2013年2月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334928704

碧空(あおぞら)のカノン 航空自衛隊航空中央音楽隊ノートの感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 『航空自衛隊』が舞台となると
    どうしても有川浩さんの作品と比べてしまいがちだが
    この作品はむしろ『中央音楽隊』に重点が置かれている印象だった。
    登場人物たちのアイデンティティも『自衛官』というよりは『ミュージシャン』。
    一応ミステリ仕立てなのだが、日常の謎を解いていく感じで
    大崎梢さんの成風堂書店シリーズに雰囲気が似ている。

    『ギルガメッシュ』は新しすぎてよく知らない(爆)のだが
    『キャンディード』とか『アフリカン・シンフォニー』とか
    個人的に懐かしいワードがごろごろ出てきてウハウハだった(笑)。
    ただ、どなたかのレビューにも書かれていたが
    アルトサックスやフルートなどの木管パートの人しか出てこなくて
    登場パートに偏りがあるのはちょっと残念だった。
    (とはいっても自分がやってたパーカッションは出てきたんだけど)

    先に書いた通り、日常の謎解きが多い印象なので
    読後は概ね微笑ましい感じだった。
    それにしても佳音の鈍さは国宝級(笑)。あそこまで気づかないとは。
    いくらゴリラとはいえ(失礼)あのまんまじゃ渡会くんが不憫で仕方がない。

    『ZONE』を読んだときにも感じたのだが
    流石女性というべきか、福田和代さんのキャラクターに対する目線は
    とても優しくて暖かい。
    そして、まだまだこの人たちの物語を読みたいと思わせる纏め方をする。
    岩倉梓の物語然り、成瀬佳音の物語然り。
    続くのだろうか。
    というか続いてほしいと思う。

  • 先日、航空自衛隊航空中央音楽隊の定期演奏会に行ったばかりだったので、興味をもって読んでみました。
    なかなか面白いですね。自衛隊の話なので、もっと自衛隊自衛隊しているかと思いきや、文中にもありますが、大学の合宿或いは寮の延長のような描写が興味深いです。
    本文中では、東日本大震災の影響で、創立50周年の定期演奏会は翌年に持ち越されたと有りましたが、空飛ぶ広報室にもあったように、東日本大震災を巡るエピソードが有ると良いのにと思いました。

  • 自衛隊、音楽、ミステリそしてラブが程好く混ざっていて軽く読める話(^^) ちょっとドジでお茶目な主人公の佳音が鋭く(?)事件を解決!渡会くんとのその後も気になるし、続編が出るといいな♪個人的には安西夫人がお気に入り(^^)d

  • 航空自衛隊の航空中央音楽隊に所属する鳴瀬佳音と個性的な面々の連作短編集。

    「遠き山に日は落ちて 渡会俊彦の場合」が好き。
    最近は殺人ものばかり読んでいたので、ラブコメ色に飢えていたのかな笑。
    通勤の電車の中だったのでニヤついて大変でした。

    副題「ノート」の要素がどこにあるのか謎。

  • オドロキ1、福田和代ってこんな作品も書くんだ。
    オドロキ2、まるで有川浩を薄めたような・・・。

  • 今までの福田小説とは全く違った新しい魅力に満ちた一冊。
    自衛隊、という堅いイメージの舞台の中でこんなにも軽やかに「中の人」を描き出せるのはやはり福田さんの日頃の取材力のなせる技。
    自衛隊の音楽隊、というのはなかなか普段接することはないけれど、それでも誰もが一度はあの一糸乱れぬパフォーマンスを目にしたことはあるはず。
    その知っているようで知らない世界にいる人たちの生活にとても親近感を持った。
    そしてなんというか、「音楽+謎×時々恋=最強」なのだ、とあらためて思った次第。
    登場人物もとても魅力的でぜひとも続編をおねがいしたく!!

  • 氏の作品を初めて読んだ。結論からすると面白かった。自分がフルートも吹いている事。現役時代の仕事に自衛隊も関係していた事。自衛隊の吹奏楽団への興味ももともとあった事。などいろいろ私の背景が関係してはいるが、文章の表現や流れを含めて私の感性にあったと思う。芸大や音大へ進んだ方々がその後どうなるか?音楽で生計を立てる事の難しさの中で、この自衛隊の吹奏楽団と言う仕事が少し理解できた気もする。さて主人公のサックス奏者鳴瀬佳音がその後どうなるか?自作を期待したい。

  • 自衛隊員にしては主人公の口のきき方が
    なっとらん

  •  航空自衛隊の航空中央音楽隊。自衛隊の式典などで演奏したり、市民と自衛隊の親睦を図るための演奏会を数多く行っている。鳴瀬佳音はその中央音楽隊でアルトサックスの担当をしている。
     佳音はなにかと騒ぎを起こす体質で、入隊1年目盲腸炎、それから骨折、食中毒になるなどついていない。
     そのせいか、隊の内外の事件に巻き込まれる。同期の吉川美樹や、同室の先輩の安西庸子、後輩の長澤真弓、また、高校時代一緒に吹奏楽部だった渡会俊彦など、仲間たちと次々起こる事件を解決していく。

     自衛隊の音楽隊がどんなところで、どんな活動をしているのか、また吹奏楽の名曲が次々と出てきて、興味深かったです。
     謎解きの要素があり、自衛隊だからといってもこんなに事件起きないだろと突っ込んでしまいますが、楽しく読めました。

  • 航空自衛隊航空中央音楽隊でアルトサックスを担当する鳴瀬佳音は、ちょっぴりドジだけど憎めない女性隊員。
    練習と任務の演奏会に明け暮れる中、数々の不思議に遭遇する。
    失われた楽譜の謎、楽器のパーツ泥棒、絵葉書に込められた見えないメッセージ…。
    個性豊かな仲間たちと共に“事件”を解決!

    ちょっと違った形の自衛隊モノ。

全75件中 1 - 10件を表示

福田和代の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

碧空(あおぞら)のカノン 航空自衛隊航空中央音楽隊ノートを本棚に登録しているひと

碧空(あおぞら)のカノン 航空自衛隊航空中央音楽隊ノートを本棚に「読みたい」で登録しているひと

碧空(あおぞら)のカノン 航空自衛隊航空中央音楽隊ノートを本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

碧空(あおぞら)のカノン 航空自衛隊航空中央音楽隊ノートを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

碧空(あおぞら)のカノン 航空自衛隊航空中央音楽隊ノートを本棚に「積読」で登録しているひと

碧空(あおぞら)のカノン 航空自衛隊航空中央音楽隊ノートの作品紹介

音大卒業後、航空自衛隊の音楽隊に入隊した鳴瀬佳音は、定期演奏会などの任務に向けて練習に励んでいる。自衛隊という未知の世界に戸惑いつつも鍛えられていく。ある日、「ふれあいコンサート」で使う楽譜を用意したところ、佳音が担当するアルトサックスのパートの楽譜が楽譜庫から紛失していた。いったい、どこに消えたのか?ちょっとドジな佳音が呼び込む不思議な"事件"を、仲間たちとともに解決する!テロや大停電などをテーマにしたクライシス・ノベルで注目を集める著者が、軽やかな音楽ミステリに挑む意欲作。

碧空(あおぞら)のカノン 航空自衛隊航空中央音楽隊ノートはこんな本です

ツイートする