- Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334928704
作品紹介・あらすじ
音大卒業後、航空自衛隊の音楽隊に入隊した鳴瀬佳音は、定期演奏会などの任務に向けて練習に励んでいる。自衛隊という未知の世界に戸惑いつつも鍛えられていく。ある日、「ふれあいコンサート」で使う楽譜を用意したところ、佳音が担当するアルトサックスのパートの楽譜が楽譜庫から紛失していた。いったい、どこに消えたのか?ちょっとドジな佳音が呼び込む不思議な"事件"を、仲間たちとともに解決する!テロや大停電などをテーマにしたクライシス・ノベルで注目を集める著者が、軽やかな音楽ミステリに挑む意欲作。
感想・レビュー・書評
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主人公の目線から、軽やかで爽やかに、個々のキャラクターの機微や感情を細かく、でも長たらしくなく表現されていて、読みやすかったです。
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先日、航空自衛隊航空中央音楽隊の定期演奏会に行ったばかりだったので、興味をもって読んでみました。
なかなか面白いですね。自衛隊の話なので、もっと自衛隊自衛隊しているかと思いきや、文中にもありますが、大学の合宿或いは寮の延長のような描写が興味深いです。
本文中では、東日本大震災の影響で、創立50周年の定期演奏会は翌年に持ち越されたと有りましたが、空飛ぶ広報室にもあったように、東日本大震災を巡るエピソードが有ると良いのにと思いました。 -
自衛隊、音楽、ミステリそしてラブが程好く混ざっていて軽く読める話(^^) ちょっとドジでお茶目な主人公の佳音が鋭く(?)事件を解決!渡会くんとのその後も気になるし、続編が出るといいな♪個人的には安西夫人がお気に入り(^^)d
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今までの福田小説とは全く違った新しい魅力に満ちた一冊。
自衛隊、という堅いイメージの舞台の中でこんなにも軽やかに「中の人」を描き出せるのはやはり福田さんの日頃の取材力のなせる技。
自衛隊の音楽隊、というのはなかなか普段接することはないけれど、それでも誰もが一度はあの一糸乱れぬパフォーマンスを目にしたことはあるはず。
その知っているようで知らない世界にいる人たちの生活にとても親近感を持った。
そしてなんというか、「音楽+謎×時々恋=最強」なのだ、とあらためて思った次第。
登場人物もとても魅力的でぜひとも続編をおねがいしたく!! -
航空自衛隊の音楽隊のアルトサックス奏者が主人公の話。とは言っても重い話ではなく、青春モノ、恋愛モノ的な要素が強いかな。楽しく読めました。
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自衛隊の音楽隊を舞台として、日常の謎を解いていく短編集。
読み進めるといつの間にか事件が終わっている。
主人公の年齢はもう少し若いような印象であったが、実際はそうでもなかった。 -
自衛隊に音楽隊があるなんて
知らなかった・・・といったそばから、
幾つかの記憶が蘇る。
確かに人生のふとした瞬間に、
その風景を見たことがある気がする。
直接遭遇したわけではないけれど、
たぶんテレビで、ニュースで目にしたことがある。
主人公はその自衛隊の音楽隊、
正式には航空自衛隊航空中央音楽隊の
アルトサックス奏者。
自衛隊の宿舎で暮らす。
規則正しい生活のはずが、
朝が弱くギリギリにならないと起きない。
慌ただしく身支度をして、
朝食も摂らずに庁舎に駆けつける。
妙齢の女性だけれど、化粧もさぼり気味。
それだけ聞くと、
ガサツでだらしない人みたいだけれど、
音楽にかけるまっすぐな想い、
他者に寄り添う気持ちの純粋さはピカイチ。
物語はそんな彼女が巻き込まれるトラブル、
日常的なミステリを解決するもの。
自衛隊の日々やメンタリティを知ることもできる。
同僚をはじめ周囲は
彼女の天然っぽいところをからかいながらも、
可愛がってる感じが伝わってきて
こちらまで温かい気持ちになる。
愛されるよな、こんな子がいたら。
面白い物語と出会うと嬉しい! -
私、ほんまに音楽方面には疎くて………。
楽器の名前を聞いても、その楽器がどんな形なのか、それどころかその楽器の音色がどんななのかもサッパリ分かりません…。
ちゅうような人が読んだ音楽隊のライトミステリ。
面白かったんやけど、正直文字を追っていただけのところがある。あんまりにも知識がなさすぎて、文字からいろいろなものを想像する力が私にはなかった。(;^ω^)
でも、続編があるようなので読んでみようかな。
音楽をやってる人って、当たり前のように音楽が身近にあるよね。
演奏することにためらいがないというか?
私は人前で歌うことも皆無やし(by音痴)、本を読むときは無音がいいので、音楽を聴くということもほぼない。
そのせいか、音楽というものを通して見える世界が全く想像できないなあ。うらやましいです。
ほんで、バリバリ体育会系、団体競技の鬼やった私ですけれども、こういったオーケストラ? それぞれの楽器のパートがあってみんなで演奏する? ようなセッション? のときに(すいませんそういう言い回しが適切なのかどうかすらわからん)、主旋律をかなでないパートっていうのも、あるよね?
たぶん、楽器によっては、主旋律をほぼならさないものもある? よね?
正直、それで、いいの? と、思ってしまう素人。
みんながみんな、主旋律をやりたいもんじゃないの? それ以外の楽器を敢えて選ぶ良さは、何なんやろうね。(*´з`)
これは純粋な疑問。
ちなみに私は主に6人でやる球技を長い事やってるんですけれども、花形のエースポジションではなく、「縁の下」の代名詞なセッターでもなく、直接点数にはつながらないポジションを愛しております。
そういうもんなんかな?
引用、それも、わかる。
私はスポーツを通してそう思ってる。練習時間は試合の数百倍。ほんで、それが結果につながるかどうかすらわからん。
それでも、万が一、億万が一、努力が目に見えて結果となったときの快感が忘れられなくて、ほとんど無駄って思えるような努力を積み重ねてる。
スポーツではそれができるのに、さあ人生でそれをやれといわれると
なんで、私ばっかりが…
って思ってしまう。
おかしいなあ。欲張りなんかもなあ。スポーツではできるのに、どうして人生ではできひんねやろう。
スポーツだって、こういった吹奏楽だって、全部人生の縮図のような気がするのに。
誰がどう見ようと、誰かがどう番付をしようと、その瞬間、主役は、私なのだ。
だから、「何もかもに完璧である必要はない」んやろうな。
まだまだそれを口にできるほどには、経験が足りない。
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■恬淡 てんたん
あっさりとしていて、名誉・利益などに執着(しゅうじゃく)しないさま。
■霊妙
人知で測り知れないほど、すぐれていること。神秘的な尊さをそなえていること。
■定規筋
筋塀(すじべい)とは、定規筋(じょうぎすじ)と呼ばれる白い水平線が引かれた築地塀のこと。
■足部間
■ノーブレス・オブリージュ
身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観。 -
爽やか!
読んでいて青空が感じられた -
航空自衛隊航空中央音楽隊を舞台にしたお話。
主人公の佳音の実レポというところか。
それぞれの章で、何かしら謎が起きそれを解くというパターン。
目新しさはないものの、音楽隊って何をしているの?という問に、小説を持って実況解説されているような感じです。
テレビでもあまり目にすることはないけれど、
音楽隊の演奏を聴いてみたいなという、関心を持つきっかけづくりになった。
微妙に始まった恋路が気になるところではある。 -
正直、意外と面白かった。
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氏の作品を初めて読んだ。結論からすると面白かった。自分がフルートも吹いている事。現役時代の仕事に自衛隊も関係していた事。自衛隊の吹奏楽団への興味ももともとあった事。などいろいろ私の背景が関係してはいるが、文章の表現や流れを含めて私の感性にあったと思う。芸大や音大へ進んだ方々がその後どうなるか?音楽で生計を立てる事の難しさの中で、この自衛隊の吹奏楽団と言う仕事が少し理解できた気もする。さて主人公のサックス奏者鳴瀬佳音がその後どうなるか?自作を期待したい。
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自衛隊員にしては主人公の口のきき方が
なっとらん -
航空自衛隊の航空中央音楽隊。自衛隊の式典などで演奏したり、市民と自衛隊の親睦を図るための演奏会を数多く行っている。鳴瀬佳音はその中央音楽隊でアルトサックスの担当をしている。
佳音はなにかと騒ぎを起こす体質で、入隊1年目盲腸炎、それから骨折、食中毒になるなどついていない。
そのせいか、隊の内外の事件に巻き込まれる。同期の吉川美樹や、同室の先輩の安西庸子、後輩の長澤真弓、また、高校時代一緒に吹奏楽部だった渡会俊彦など、仲間たちと次々起こる事件を解決していく。
自衛隊の音楽隊がどんなところで、どんな活動をしているのか、また吹奏楽の名曲が次々と出てきて、興味深かったです。
謎解きの要素があり、自衛隊だからといってもこんなに事件起きないだろと突っ込んでしまいますが、楽しく読めました。 -
航空自衛隊航空中央音楽隊でアルトサックスを担当する鳴瀬佳音は、ちょっぴりドジだけど憎めない女性隊員。
練習と任務の演奏会に明け暮れる中、数々の不思議に遭遇する。
失われた楽譜の謎、楽器のパーツ泥棒、絵葉書に込められた見えないメッセージ…。
個性豊かな仲間たちと共に“事件”を解決!
ちょっと違った形の自衛隊モノ。 -
個人的には良いと思うけど・・・
冷めた目で見るとアラサーで青春か~、自分が子供の時はもっとこの年代は大人に見えたものですけどね~。 -
碧空(あおぞら)のカノン 2が出版されたので読んでみました。登場人物も面白かった。
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航空自衛隊の音楽隊の話でした。
ちょこちょこ小さな謎をときつつ、航空自衛隊の音楽隊ってこんなですよ~というのを知ることができて面白かったです。
自衛隊の音楽祭、聞きに行きたくなりました。
広報、頑張ってるね~~(笑)
自衛隊関係のフィクションといえば有川浩さんの作品が有名ですが、福田和代さんの作品は初めて読みました。
有川さんほどsweetではなく、読みやすいかな。
でもちゃんと恋愛模様も描かれていて、自衛隊の音楽隊のみなさんが身近に感じられました。
ほんと、聞きに行きたいな。 -
面白かった。日常ほんわかミステリ。サクッと読了。2人の恋の行方はどうなるのかな。
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自衛隊関係の小説と知り購入。読んでみて、読みやすいんだけど、ミステリーにしては物足りないしラブコメとも言えない。ちょっと中途半端な感じでした。でもハッピーに近い終わり方が心地よく感じました。
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福田和代さんの「碧空のカノン」読了。航空自衛隊の音楽隊を舞台にしたほのぼの物語。天然女子の主人公「佳音」と個性あるキャラによる音楽隊の日常が描かれています。全体的にほんわかした、ちょっぴり恋愛なんかも含まれた内容なので気楽に読めます。本作では「ギルガメッシュ交響曲」「ある愛のうた」「ラッパ吹きの休日」などが登場します。自衛隊のしかも音楽隊、全然知らない職業だけに新しい発見がありました。また、戦地に赴く隊員の士気を高めるためだったり、不安を抱えている人々の心に響く音色を届ける素敵な仕事だなとも感じました。楽器は全く出来ない私だけに憧れます。ちなみに「佳音」はアルトサックス演奏者です。巻末には和代さんによる東京立川市の中央音楽隊の訪問レポートがあります。興味のある方は是非♪
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航空自衛隊の音楽隊が舞台
好奇心旺盛な佳音を中心に個性的な隊員たちが登場
音楽・謎・恋・自衛隊
続編、楽しみです -
自衛隊の音楽隊が舞台の短編集。
音楽隊の生活について知ることもできましたが、うーん、期待していたよりおもしろくなくて残念でした。渡会くんと主人公の恋の行方が中途半端なので続くのかな。 -
有川浩っぽいと聞いて読んでみた。自衛隊だから似てるけど、ラブコメ度が低すぎて物足りないかな(笑)。
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航空中音の話。
近頃、自衛隊はいいイメージが持たれています。
そうあるべきだと思います。
色んな考え方がありますが、、、。
イマイチ、登場人物のバックボーンが見えませんでしたが、
自分が航空中音と少しだけ関わりがあったので、
興味を持って読めました。
あとは、私がアルトサックスをやっていたからかな。
60周年記念演奏会にも行けましたしね。 -
これまで読んだ福田和代さんの作品とは作風が異なるような感じを受けた。
航空自衛隊音楽隊の中の、小事件あり、恋ありのちょっと有川浩さんに似た感じ。 -
吹奏楽懐かしーと思って読んでみたら安楽椅子探偵物でびっくりした。
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学生の頃、吹奏楽に明け暮れていた私としては楽しく読めた1冊です。ギルガメッシュ、懐かしいなぁと思いながら読んでいました。音楽を題材とした作品はまだまだ少ないので、特に吹奏楽のお話を読みたい!と思っている方は、さらっと読めてしまうので一度読んでみてもいいかもしれません。
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航空自衛隊航空中央音楽隊を舞台にした、安楽椅子もの。
主人公のキャラも伝え来れてなく、ちょっとモヤモヤ感が残る。
成長記録ももう少し載せて欲しかった。