パダム・パダム Eの悲劇'80

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334928865

感想・レビュー・書評

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  • パラレルワールドの日本帝国。京都府警察部 平安警察署長に任命された二条が、連続殺人犯、眼喰鬼・アイ イーター に挑む。息子を亡くした父親の恩讐と慟哭が悲しい。謎解きはもちろん独特の警察蘊蓄が楽しい。同じ制服でもセーラー服より警察服が好き!

  • 前半の難解な警察機構の説明を抜けて、二条くんが平安署に移動してからは面白かった!平安署員がみんな二条くんに好意的で、そのあたり人間関係のモヤモヤが少なかったからかも。

  • 05/17/2017 読了。

    図書館から。

    前作よりこういう方が好みかな。

  • 二条シリーズ第二作。
    今回はフーダニット。前作と同じく、作風の出し具合がよい。
    しかし、ミステリとしてはやや退屈か。
    続きが早く読みたい。
    3+

  • 前作(?)の『命に三つの鐘が鳴る』が個人的にかなりツボだったので、僕の中でまほろ再評価が急速進行中であったりしまして、いそいそと続刊を買いに行ってきた次第です。
    相変わらず、元警察官僚という肩書きを盾に、「ひけらかし」ともとれよう警察機構について、あれこれ講釈垂れるのですが、そこが伏線となっていた面が無きにしも非ずな感じなので、溜飲は下がりました。
    そこさえクリアしちゃえば、あとは理論で魅せる純本格ミステリなわけで、たっぷりと堪能しました。
    今回はミスリードが素晴らしく、綺麗に細部まで引っかかってしまいました。(僕が単純なだけ)
    胸打つ要素は、大きく「鐘」に譲るものの、本作も犯人の悲哀が良く描かれており、以前としてまほろの評価は上昇中です。

  • な……なんだって、二条くんのシリーズはとりあえずここまでしか出てないの!?
    あとの悲劇シリーズは違うの!? ガーン。

    とりあえずレッドヘリングに釣られました。
    手がかりも視点の移行もわざとらしーなーとは思ってたんですが、そっちだったんかい!
    やられたー(嬉)

    そしてやっぱり京都ってこういうとこだよね(笑)

  • 予想外に、おもしろかった!
    何と言うか・・・警察組織(?)についてとか、興味が持てない人には辛いかもしれんけど。そこが要だし。
    私には楽しめた〜。

  • 難しい言い回しで書いたのはなぜだろう?

  • まぁまぁ。

  • 「はふう」とか「あっは」とかの言葉づかいは気持ちが悪いが、登場人物の属性が異なるので、出番が少なくて助かった。動機の解明について疑問が残る。

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著者プロフィール

東京大学卒。リヨン第三大学法学部第三段階専攻修士課程修了。元警察官僚。2007年『天帝のはしたなき果実』でデビュー。以後続く「天帝シリーズ」は、高校生、大学生を中心に熱狂的なファンを獲得。他著作に『絶海ジェイル』『背徳のぐるりよざ』『その孤島の名は、虚』など。

「2022年 『老警』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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