ヴルスト! ヴルスト! ヴルスト!

著者 :
  • 光文社
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感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334928995

感想・レビュー・書評

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  • 単純に面白く 完読しました。
    ヴルスト(ソーセージ)に関するいろんな話を
    登場人物をうまく使っての話で 楽しく読めました。
    唯一の海外旅行経験のドイツの話も出ていることもあり
    嬉しく読めました。
    お気に入りのパン屋さんもドイツパン扱ってて
    ドイツパン美味しいよねって
    共感しました。

  • 大学受験をしたい学生と
    ウインナーを作りたい老人が

    共同生活

  • 素直に楽しく読めました。
    読書はエンタメ、これで良い。
    ソーセージ食べたくなってます。
    でもそれよりなにより、メット食べてみたいなぁ。

    タイトルが気になって、初読みの作家さん。
    別なのも読んでみよっと。

  • 食べたくなりますね。
    主人公の成長過程には好感。
    彼女の迷走にちょっとがっかり。
    もっと自分を持ってるというか、最後、そんな選択をするようなキャラじゃないでしょ、貴女。
    そのあたりがファンタジーになってしまって、なんかもったいないです。

  • いつも豪快で、展開が小気味よく、おもしろい。メット食べてみたいなぁ。

  • 佐々木勇人は19歳 高校中退後、東京に飛び出して就職した中華料理店「龍王飯店」を女子大生の彼女の明日香に振られた腹いせに辞めてしまって、大学合格を目標に高卒認定試験に挑戦することする
    そのための背水の陣として年内に取り壊し予定の老朽アパート「かなめ荘」2階に留守番代わりとして入居し受験勉強に集中することにしたが、なんと1階にはソーセージ=ヴルスト作りに異常な情熱を燃やす還暦直前の藤巻伸太郎(髭太郎)がいた
    心ならずも髭太郎のヴルスト作りを手伝うこととなった伸太郎の1年を通して成長の過程と髭太郎の後悔だらけの人生のやり直しを描く
    起承転結がしっかりしており、勇人と明日香、髭太郎と妻子の静子さんと早苗さん、アパートの大家のお婆さんと息子さん、飛田豚牧場の皆さんなどキャラも立っていて映画のような内容
    ドイツ本場のヴルストが食べたくなるとともにドイツに行きたくなる

  • 古いアパートで二人が出会う。取り壊しが決まっているので住んでいられる期限があらかじめ決まっている。そんな面倒な物件を選んでいる時点で何かありそうなんだけどね〜。
    相手の情熱に引きずられたのか、自分のやりたいことがわかってしまったのか、何にせよ、これだ! と思える何かがあるって素晴らしい。

  • 再起一発にかける中年と青年の物語。

    一 かなめ荘の髭太郎
    二 習志野の異邦人
    三 ヴルスト工房
    四 試食の宴
    五 崖っぷちの二人
    六 衝撃のドイツ
    七 告白と失踪
    八 門出サプライズ

    彼女にフラれ、高校卒業認定資格を取るべくして決意し、建て替え予定の期限付きボロアパート・かなめ荘に移ってきた勇人は、もう一人の住人でヴルスト作りに命を懸ける中年髭男・伸太郎と出会う。

    試験勉強をしつつもヴルスト作りを手伝うことになった勇人が、人生のやりがいを見つけつつ、伸太郎が背負う過去に触れていく。

    ヴルスト作りにかけた情熱の裏に隠された、悲しくもいじましい絆の物語。

  • ヴルスト職人を夢見てソーセージ作りに
    没頭する還暦目前の男、髭太郎。
    「高認」を受けるために試験勉強に励む
    成人目前の男・勇人。追いつめられた
    男たちの夢と奮起の物語。

  • ビールが飲みたくなる本。

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著者プロフィール

1954年、長野県生まれ。早稲田大学卒。97年に作家デビュー。2007年『床下仙人』が第1回啓文堂書店おすすめ文庫大賞に選ばれるなどベストセラーに。他の著書に「佳代のキッチン」シリーズ、『天下り酒場』『ダイナマイト・ツアーズ』『東京箱庭鉄道』『ねじれびと』(以上、祥伝社文庫)、「ヤッさん」シリーズなど多数。最新作は『間借り鮨まさよ』。

「2023年 『うたかた姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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