- Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334929442
感想・レビュー・書評
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登場人物がいつしかひとつの線上に並ぶ。
罪、再犯、裁判、刑罰、償い…様々な問題を投げ掛けてくる。
被害者が犯人に望むことは?
加害者が償う罪とは?
2014.6.21詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
色々と考えさせられる本だった。
言葉にすれば、殺人という罪にひと括りにされてしまうが、その背景を見てみると決してひと括りにはできないと思った。死刑制度に関しても、ひとつの答えを見つけるのは難しいことだと感じた。 -
基本的にはミステリー小説なのだろうが、犯罪被害者や死刑制度など考えさせられる。
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ラストというか結末が好きすぎる!ハッピーエンドなのかバットエンドなのか、死刑制度についても考えさせられる1冊だった。
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とても強く賢く、裕福な小夜子さん。支えてくれる人もたくさんいる人。そういう人が、沙織や史也のように静かに自分と向き合っている人たちに正義を押し付けるのはどうなのかな。負わせようとする、その十字架、虚ろです。
ひきつけられた小説でした。 -
死刑制度の是非を問うた作品。罪に見合った罰を司法は下せているのか。人を一人殺した罪には相応の罰を、と遺族なら誰でも思う。殺人を犯し無期懲役となった加害者が、釈放されまた人を殺す。殺された遺族にとっては貰い事故のようなもので理不尽で心の持って行きようがないと思う。犯した罪に対して遺族の心情を救い上げる術はない。
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悲しい物語でした。特に、冒頭の女の子が殺された場面は、同じ年ごろの娘をもつ自分としては、読むのが辛かったです。「本当の償いとは何なのか」を深く考えさせられました。
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3.0
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かなり衝撃的かつ納得のいく真相だった
罪を償うとはについて考えさせられた