- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334929565
感想・レビュー・書評
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短編6つ、どれも良き作品でした_φ(・_・
なかでも「鬼灯」「月夜のディナー」が飛び抜けて良かった〜♪
鬼灯のラスト…サインする所でウルッときて…
月夜のラストでダァ〜(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
この二作で☆4です! -
藤岡陽子さん、わりと初期の短編集。
女性目線の物語だけでなく、さまざまな物語で、理屈ではない喜びや悲しみが染み込んでくる。
中でも、「テンの手」が良かった。
「運だけだとか思ってんのなら、行くの、やめろよ。……運のなかったやつの前でそういうこと言うな」
才能だけでも、努力だけでも、あるいは運だけでもない。
他人に比べて目立つことだけが、成功でもない。
今のところ「金の角もつ子供たち」が藤岡さん著作のマイベストなんだけれど、つまり子供や若者が真摯に生きる物語に弱いのかしら。 -
短編7つの中で、一番長い「テンの手」が良いお話だった。
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命の話、7編の短編集
「今までまっとうに生きてきたけれど、
ここらでひとつくらいルール違反をしてもいいんじゃないかな」
というのは《波風》の中だけど、
不倫してる時点で十分に波風立たせてますけど。。。
と思うのは私の基準なのか。
私のそういうところは、
作品の幅も深さも小さくしてしまっているなぁ。
仕方ない、これが私だ。
でも、どのの作品も、その立場の人の、
その時の息づかいが聞こえてきそうだった。
お気に入りは《月夜のディナー》と《結い言》
とてもいい1冊でした。 -
感動しかない短編集。どの話もステキで、手元に置いて、いつでもなんどでも読み返したい。
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この本を何で知ったのだったか、でも読んでよかったと思えた。
やや出来すぎな話が多いようにも思うが本人の経歴にもあるように主に医療現場や介護の実態に鋭く取材していて引き込まれた。
月夜のディナーがやはり泣ける。ミスドで読んでてホロリときてしまい少し恥ずかしかった。 -
号泣必死というような書評につられて読んでみた。泣きはしなかったが、「家族」に関する心に沁みるようなストーリーが多い短編集だった。普通というか典型的というか、マジョリティの家族から何かが欠けている人たちが多く登場する。その意味では、家族小説なのかもしれない。その欠損がほかのもので埋め合わされたり、されなかったり。テーマとしてはありがちなのかもしれないが、作中人物の考えや描写が繊細で、ていねいに描いているという印象を受けた。万人向きではないかもしれないが、これを好きになる人は多いように思う。
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グッとくる短編が7編。「月夜のディナー」が泣けました。叔母に育てられた姉弟が選んだ道が…って思い出すだけで泣けてきます。
意外な結末のものやしみじみするものなど味わい深い短編ばかりで楽しめました。
読むの早っ!
「月夜のディナー」
ラストの一言。
ズルいよ~~~!
ま、まあ、私の涙腺は鋼ですからね。崩壊は...
読むの早っ!
「月夜のディナー」
ラストの一言。
ズルいよ~~~!
ま、まあ、私の涙腺は鋼ですからね。崩壊はまぬがれましたが。
鬼灯もあの右手でペン握って…て考えたらもうダメ。゚(゚´Д`゚)゚。
鬼灯もあの右手でペン握って…て考えたらもうダメ。゚(゚´Д`゚)゚。