大癋見(おおべしみ)警部の事件簿

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著者 : 深水黎一郎
  • 光文社 (2014年9月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334929626

大癋見(おおべしみ)警部の事件簿の感想・レビュー・書評

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  •  深水黎一郎さんの新刊は、本格ミステリーのお約束をぶった斬るというコンセプトの連作短編集である。同様のコンセプトの作品として、東野圭吾さんの『名探偵の掟』が即座に思い浮かぶ。両作品とも、根底には本格ミステリーへの深い愛がある。

     ただし、愛の形は違うだろうか。『名探偵の掟』は単純に笑える作品だった。近年流行りのライトなミステリーの読者にも、受け入れられるだろう。一方の本作。「初心者からマニアまで大癋見(おおべしみ)警部が満足させます!」と帯にはあるが、現実的にはかなりの上級者向けではないだろうか。どうしてわざわざ「癋」などという機種依存文字を…。

     序盤は単純に笑える作品もある。「国連施設での殺人」。初っ端からそんなベタなギャグを…。「耶蘇聖誕節(クリスマス)の夜の殺人」。アカデミックネタ炸裂!! だが、多くの日本人には見抜けないだろこれ…。「現場の見取り図」。またそんなベタな手かいっ!!!

     「逃走経路の謎」。真相に迫りそうで迫れないもどかしさ。本当に意味ねえっ!!!! 「名もなき登場人物たち」。出し惜しみしといて何だそりゃあっ!!!!! 「図像学と変形ダイイング・メッセージ」。このネタは突っ込むのが楽しみだが…アカデミックすぎて突っ込めねえっ!!!!!!

     「テトロドトキシン連続毒殺事件」。現実に起きたらどうやって捜査するのか。いや、起きないでほしいけど…。掌編「監察の神様かく語りき」。前代未聞の死因とは…。「この中の一人が」。ありがちなシチュエーションだが、ひねっているのはそっちかいっ!!!!!!! 「宇宙航空研究開発機構(JAXA)での殺人」はJAXAの皆様の感想を聞きたい。

     「薔薇は語る」。色々ルール違反とだけ書いておきましょう。痛たたたたた…。最後に「青森キリストの墓殺人事件」。そういう場所があるのは何となく聞いたことがあったが…。大団円と呼ぶにはあまりにもポカンとしてしまったよ…。

     読み進むほど内容はマニアックになっていき、無理矢理感が増していく。初心者は振り切られるだろう。最後に至ってはラーメンのトッピング全部乗せみたいな有様で、整合も何もあったものではない。こういう路線、僕は好きだが、修行不足を痛感させられたのだった。薀蓄ミステリーの雄には、まだまだ知らない顔がありそうだ。

  • ここまでバカミスを徹底していると気楽に読める。
    「クリスマスの夜の殺人」とか、ネタ的に面白いけどね。
    「現場の見取り図」・・・空室かあ。

  • バカミス。連作短編集。
    バカミスではあるが、形式としては本格ミステリの雰囲気も感じられる。形式だけね…。

  • おちょくりミステリー

  • いわゆるバカミス…いや、ミステリと言っていいのかわからないけれど、世のミステリをとてもおちょくった何か。
    表題の人の部下も上司もみんなかわいそう。
    面白いのかどうかはヨクワカラン。
    でも正直読みづらい。
    文体が合わないのかなんか。感性が合わないのかもしれない。

  • ナンセンスミステリー?
    捜査一課大べし見班が数々の難事件をあらあら解き明かす連作短編集です。推理小説好きによるショートコントと言ったらオーバーかしら。
    ちゃんと謎解きがあって、ミステリ好きの様々な欲求を満たしてくれるのですが人を喰ったような。

  • いつもは脇役である警部が主役になって(?)…ミステリーのお約束に対する短編集。これはこれで楽しかった。が、ラストの結末多過ぎ!

  • 長くミステリィ作家をやっていると、こういう類が書きたくなるのだろうか。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/13827260.html

  • どこに出しても恥ずかしくない、完全なバカミス。
    いろんなミステリの手法とか定番の謎をもってきてメタ全開でのストーリ。東野圭吾の「名探偵」シリーズをさらに馬鹿馬鹿しくした感じ。
    もはや内容にツッコミをいれるのも野暮というこの一冊。おもしろいとかつまらないとかじゃなく、あるがままを受け入れるのみじゃないかな、と。

  • このてはやはり苦手だ

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大癋見(おおべしみ)警部の事件簿の作品紹介

本格ミステリーの天敵、降臨!

この男、事件を解決する気がまったくない。
いつも現場で居眠り、髙イビキ──なのになぜか警視庁捜査一課の中でも検挙率100%を誇る「警視庁最悪の警部」が、本格ミステリーの約束事を、次から次へとなぎ倒す。
黒い笑い溢れる著者渾身の怪作。

大癋見(おおべしみ)警部の事件簿はこんな本です

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