屋上と、犬と、ぼくたちと

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 61
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334929701

作品紹介・あらすじ

10年前の台風の日、秘密基地で起きたこと。

ある日突然届いた小さなメモは、小学校時代の友達の死にまつわるものだった――
「テンポのよい楽しさという意味では候補作中随一」島田荘司氏賛!
第6回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 小4のとき、駅前ビルの屋上が少年少女たちの遊び場だった。
    捨て犬をビルの屋上でこっそりと飼って、
    みんなで世話する日々のなか、台風の日に仲間の一人であるオッタが屋上から転落して死んだ。

    あれから10年経って、専門生のノムの家に届くようになった謎のメモ。

    初恋の西野への思い。当時はわからなかった人間関係。
    バイト先の店長と一緒になって、あの事件の真相に迫る。

    メモの正体は西野さん。
    幼少期に誘拐されたことがある店長の犯人と
    金ちゃんに突き落とされたオッタを見殺しにした人物は
    屋上に出入りしていた「管理人」で同一人物。

    最後の選考者の解説がしっくりくる。
    若者らしいユーモアありの言葉遣いは非常にテンポがよい。
    だけども店長ぐいぐい出てきたり背景の描写がわかりづらく犬のゴンの存在薄い!

    物語を作るっていうのは大変なんだなあと、しみじみ)^o^(

  • 続きが気になって一気読みしてしまった。修司と店長のやりとりがコミカルで読みやすい。途中から管理人もあやしいし、西野も鍵を握っていそうだと予想できつつも、こんな結末になるとは。店長が修司に電話で語った闇はどうなったんだ?全部がスッキリ終わったわけではないけど面白かった。

  • 過去が読んでいるうちに段々繋がっていき、物語にひきこまれていきました。
    最初の場面が最後にはっきりわかり、人間って怖いなと感じました。

  • 失恋したばかりの主人公、彼の元に届いたメモがきっかけで蘇る子供時代の悲しい事件。
    バイト先の店長に連れられて昔の仲間や思い出の場所をめぐるうちに事件の真相が明らかになってゆくーー。

    ストーリーはテンポよく進み、特に後半は意表を突かれる展開で一気読み。

    読み終わったあとカバーイラストを眺めていてゾクリとしました。

  • 「dog pound」を改題
    ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作(2013/6回)

  • 面白かった
    店長最高

  • 店長のキャラが定まらない

  • テンポよく、面白く読んだ。店長が良い感じ。小学校時代の友達の死。

  • 一気読み
    引き込まれて気になって、ただ!!
    ゴンがどうなったのか、書いてほしかった…
    悪い想像してしまうし、その結果で印象がかわっちゃうよ…

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