- Amazon.co.jp ・本 (522ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334929732
感想・レビュー・書評
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誰からも愛されず叫ぶより、誰かを愛し続けていたい。救いの手が見つからず叫ぶより、誰かに手を差し伸べていたい。それでもどうしようない時がある。主人公陽子とは、誰もが抱える自分自身への問いかけに思えた。
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初めての作家。最初グロさにやや引いたけど、最終的にはそれも伏線だったと分かった。読み進むほどにハマっていくし、世相を反映してるところも興味深かった。まだ作品数少ないのが残念だけど、面白かった。
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作品中に寂しさが漂う作品でした。
ストーリーは二転三転してとても面白かった。 -
一気に読了。
一人の女性が堕ちていく話
だと思ったけれど、
途中からは自ら進んでいくような気さえする。
どんな状態でも必要とされると
こんな風になってしまうのだろうか。
追う女刑事が真相に迫りながらも、
迫らない。
この刑事の気持ちが一番わからなかった。
絶叫はいろんな人の絶叫か。 -
何故だかわかんないけど、初めの辺りで、見当がついてしまった。
だから、その後は、その見当が当たっているのかを確かめるために読む作業になってしまった。 -
現代世界で女性であること。望まれない幼児期、冴えない中学生、田舎への絶望、搾取される仕組みと気づけない感覚、性産業…
そういった世相を捉える社会小説としても良かったけど、そういう裏側を直視させながら(それだけだったら飽きてた)、同時に二つの事件を様々な証言から捉えていってその死の真相がわかる、そのプロットが素晴らしかった。
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2017.07.05入荷待ちしてやっと手に入れた中古本!
さあ、読むぞ
→メチャメチャ面白かった。久しぶりに入り込めた作品。一気読み -
読友さんがオススメされていた本。横取りお先に失礼します!
厚いけど読みやすい。でも初っ端からなかなか重い内容なので、少しずつ読みました。
で、衝撃のラストというのが理解できてなくて、ネット検索してしまいました。じわっとぞぞぞ。
葉真中さんの他の本も気になるけど、結構キツかったので立て続けには読めないな〜。