だいじな本のみつけ方 (BOOK WITH YOU)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 538
感想 : 84
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334929763

作品紹介・あらすじ

本好きで元気いっぱいの中学生が、オススメの本をご案内します。

大好きな作家の新刊発売を楽しみにしていた野々香は、学校の手洗い場で忘れ物の本をみつける。
それは、まだ発売されていないはずの最新刊だった!
大切な本との出会いをめぐる、賑やかでやさしい物語。

感想・レビュー・書評

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  • とても初々しい感じが、、、

    光文社のPR
    「本好きで元気いっぱいの中学生が、オススメの本をご案内します。

    大好きな作家の新刊発売を楽しみにしていた野々香は、学校の手洗い場で忘れ物の本をみつける。
    それは、まだ発売されていないはずの最新刊だった!
    大切な本との出会いをめぐる、賑やかでやさしい物語。 」

  • 読み終えて、ああ、この本はたくさんの十代に読んで欲しいなあとつくづく思った。一冊の本がこんなにもたくさんの人との出会いを生む。ちょっとした謎解きの面白さも味わいながら、恋未満の甘酸っぱいやり取りも楽しみながらページを繰った。本を楽しむ方法が幾通りも提示され、自分が書店員時代に職業体験の中学生と関わったことをちょっと思い出しながら楽しく読んだ。書店、学校を巻き込んで、本を通じた交流の輪が大きく広がっていく過程は、読んでいて胸がいっぱいになりました。こういう経験を、たくさんの子供たちにしてほしいなと心から思うのだ。
    大崎さんの他の作品同様に、できればシリーズ化してもらえないかしら。色々な経験をした中学生達…高校生になったら、本を巡るどんな出会いをするのか興味があるし、スピンオフでも勿論いいし。(書店員の青山さんとか、作家の新木さんとか…。)彼らがみつけた「だいじな未来」を是非読んでみたいな。

  • 中学生向けらしい、シンプルで楽しい作品。
    本好きな子供たちの話なので、本の話題がたくさん。
    本にまつわる謎、具体的なタイトルをあげての本トークなど、楽しい。
    プライドで素直になれなかったり、逆にうまく主張ができなかったり。
    中学生らしいほほえましさ。

  • 本好きの主人公が、本に関わる事件(?)を解決していく物語だった。
    秘密を抱えている親戚がいるクラスメイトや、卒業した小学校の校長と小学校のイベントについて一緒に考えるなど、現実にあってもおかしくないストーリーで、読みやすかった。

    • そらさん
      中2の主人公が、色々な人のためにアイデアを出して本と人を繋げる物語だった。
      2話収録されていたが、どちらともハッピーエンドで、とても読みやす...
      中2の主人公が、色々な人のためにアイデアを出して本と人を繋げる物語だった。
      2話収録されていたが、どちらともハッピーエンドで、とても読みやすかった。
      2023/01/28
  • だいじな本のみつけ方
    だいじな未来のみつけ方 の2本立て

    中学校の図書委員秀臣(ひでおみ)と本好きのクラスメイト野々香(ののか)の話。

    まだ発売されていない文庫本が学校の手洗い場に忘れられていた。カバーは近所の書店のもの。それをみつけた野々香は、その謎を追う。

    後半は、中学校の図書委員が、書店のPOPを書いたことで、小学校の校長先生から要請を受ける。

    図書委員ネタとしては面白い。

    KW:ゆめみ書店


    ウサギとカメ
    金の斧、銀の斧
    北風と太陽
    ねずみの嫁入り
    14ひきのシリーズ あさごはん、ぴくにっく
    はれときどきぶた
    てぶくろかいに
    あひるのバーバちゃん
    ちいさいおうち
    三びきのこぶた
    ながぐつをはいたねこ
    ともだちや
    さんまいのおふだ

  • タイトルが気になって手にとってしまった。本が大好きでたまらない中学生の女の子と男の子のお話しで読んでて眩しかった。たまに読むとこういうのもいい。

  • 中学生向け。主人公が中学生で、共感しやすいかと思う。
    本にこだわった中編二作。若干のミステリ要素あり。
    たまにはこういう本もいいかな。

  • 本好きなら、共感できるポイントが多いのではないかなと思います。ただ、本好きな中学生(自分)だったらこんなに生き生きと学校生活を送れないのではと思いました(苦笑)ライトな感じで、イラストから見ても小中学生向けかな?でも面白かったです。

  • さっと読めた。
    まだ発売されていない本が学校に置き忘れてあった。この謎解きからスタート。
    本を縁に人が繋がっていく心地よい物語だ。本好きの人を見かけるとうれしくなる。

    お気に入りの一冊があって自信を持って紹介できる人って羨ましい。
    私は読んで満足、臆病、面倒で感情を披露する交流や主張は苦手。匿名のブクログも当初尻込みしていたくらい。
    本に出会うきっかけをそっと用意すること、読みたいときに読める環境があること、有り難いです。

    「泣いた赤鬼」はずるい。全くだ。

  • 中学生向けなので文字も大きく平易な文章でさらさら読めました。大崎さんは久しぶり。お得意の本ネタでしたが、謎解きもあり楽しめました。野々香と高峯が言い合うあたりは本気すぎてちょい引きます。私は女子校だったせいか、こういう経験が無さすぎて感情移入ができないっていう…寂しい(・ω・`)でも、喧嘩しながらも本が好きすぎて色々シンクロするあたりは笑えました。児童書だからか?何か染み入るような事は無かったのですが、みんなこのまんま、本が好きなままで、できれば本から離れず大人になって欲しいな…と思います。

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著者プロフィール

大崎梢
東京都生まれ。書店勤務を経て、二〇〇六年『配達あかずきん』でデビュー。主な著書に『片耳うさぎ』『夏のくじら』『スノーフレーク』『プリティが多すぎる』『クローバー・レイン』『めぐりんと私。』『バスクル新宿』など。また編著書に『大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー』がある。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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