- Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334929770
感想・レビュー・書評
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姫川玲子シリーズ第7弾。8編からなる短編集。
【ストロベリーナイト】から第5弾【感染遊戯】までは読んでいるが、第6弾の【ブルーマーダー】は未読。
「女の敵」は、【ストロベリーナイト】で殉職した大塚巡査との出合いとなった事件の回想。
表題作「インデックス」は前作である【ブルーマーダー】のその後に絡んた物語なので前作を読んでいたらさらに面白かったかなと思う。
「夢の中」と「闇の色」は切なくなる物語で、8編の中では特に良かった。
この本で、玲子は捜査1課に復帰するのだが、新しい姫川班のメンバーと言ったら…
で、最後に菊田登場!!
これからのシリーズに期待が持てる!
そしてそして、第6弾を読んでいないから、菊田の決断を知らず、「えっ?そうなの?」とビックリ。
これは【ブルーマーダー】を読まなければ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3.8
前半は余り内容に集中できず、なかなか読み進むスピードが上がりませんでした。
中盤から後半にかけては好きな感じになってきましたが、凄く良かったとは言い切れず、期待し過ぎたかもしれません。 -
おもしろかった!
あっさりとしていた、サクッと読めました。
これからが楽しみって感じです。 -
2015/1/6読了。
あ〜あ、とうとう読み終わっちゃった。。。
そんなため息が出てしまうほど、大事に少しずつ(?)読み進めた本。
姫川玲子、好きだなぁ。
強いんだけど、脆くて…キリッとしているんだけど、刑事、というより、「人間」としての感情も人一倍持っていて…
8つのストーリーが入っているけれど、最後の2つは続いている話なので、実質7つの短編集、といった趣き。
事件そのものの話もよくできているけれど、、姫川玲子の性格がよくわかるエピソードが満載で、本当に面白く読めた。
ただ、今までの姫川班がらみの本を読んでいないと、充分には楽しめないかもしれない。
私は「ブルーマーダー」は、ちょっと恐ろしそうなので、まだ読んでいないため、その辺りの話は、いまひとつピンとこなかったのが残念。
逆に「ストロベリーナイト」に出てきた大塚の話は、涙なくては読めなかったけれど。
最後は…読者へのプレゼントなのか、黄金の(?)ツーショット。
「ブルーマーダー」、やっぱり読まないと駄目かな。 -
1. Under Cover
2. Femal Enemy 女の敵
3. The cafe in which she was 彼女がいたカフェ
4. Index
5. Share お裾分け
6. Reiko the prober 落としの玲子
7. In the dream
8. Cover of the dark 闇の色
姫川玲子シリーズ最新作。
いつもは文庫になるのを待とうとか考えちゃうんですが、今回は早速購入。
ブルーマーダーの後という設定で流れとしても読みやすい。
やっぱドラマのせいか竹内結子をイメージしてしまうが、背が高いというところで別人だと。
でも関西弁で話すシーンは私の中でははっきりイメージできてしまった。
頭の中でシーンを想像して読めるのも、ドラマで実際に映像を見てるからかも知れないが、ストーリーを楽しむ上で重要な要素かも。
短編集なので、それぞれで事件が解決していくのは、過去の作品とも近いが、それぞれに次に繋がる仕掛けが散りばめられているのもうまいなぁと思います。
姫川班復活なんてありうるんだろうか?
目指さない訳にはいかないよね。 -
8つの短編でありながら、姫川にスポットをあてて
姫川が どんな思いで、仕事をしているのかが
鮮明に あぶり出されていく。
自分の体験からくる使命感。
独特の勘からくる追求からうまれるあらたな犯人。
組織になじまない行動。
若いのに リーダーとしてまとめようとする。
姫川を評価して、認めている上司。
姫川を毛嫌いしている人たち。
井岡の玲子ちゃん口撃。
チームワークとしての 姫川班。
菊田が登場して、「主任は、俺が、守りますから」といいながら、
実は 結婚している。
犯罪が 実に現代的で、孤独である。
闇の色がはなつ せつなさ。なんという母親。
母親を思いながらも 母親殺しまでしようとする子供。
本屋のなかにあるカフェでの 姫川の集中力とその途切れ方。
ここの姫川の可愛さは なんとも言えないほど,すばらしい。
姫川のニンゲンである動物の生き様が映し出される。 -
短編集の中に必ずある心のどこかを掴む一篇。今回は「闇の色」かな。ここでネグレクトの問題がでるとは思っていなかったけど、被疑者の側の目線にある悲しいストーリーに久々の姫川モノを楽しむつもりがじ〜んとしてしまった。