店長がいっぱい

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著者 : 山本幸久
  • 光文社 (2014年11月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334929800

店長がいっぱいの感想・レビュー・書評

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  • お久しぶりの山本幸久さんです。

    ほんわか温かくて、本の中の「友々丼」を食べたかのような気分になりました。

    頼りない二代目が、周りの評価にめげずに、
    変装して働く話が良かったです。
    不器用でも努力して成長するお話は大好きです。

    他人丼って食べたことがなくて、検索しちゃいました。
    (美味しそうなものには興味深々!笑)
    鶏肉と卵の親子関係以外は全部「他人丼」なんですね。
    この本では豚肉と卵でしたが、
    他にも牛肉、厚揚げ、かまぼこなど、バリエーション豊富。
    じゃあ「うな玉丼」もお仲間ですか?

    それに「友々丼」って名前が気に入りました。
    「他人丼」よりあったかい感じがして美味しそう!

    それにしても、店長さんって大変だ~~。

  • 冒頭───
    穴山浩輔は寸胴鍋から豚のバラ肉とたまねぎを甘辛く煮込んだものを、お玉で掬い取った。汁もいっしょにだ。それらをあらかじめコンロに載せてある小さな鍋へ移す。右手でお玉を寸胴鍋に戻し、左手でコンロのスイッチを入れた。家庭用のとそう大きさは変わらないが、火力は強い。
    1,2,3,4,5.口の中で数える。そのあいだに寸胴鍋とは反対側のスペースにある蓋とお椀を手に取った。お椀の中には殻を割ってだしておいた卵が入っている。すでに箸でかき回した状態だ。
    ──────

    豚肉と卵を使った他人丼ならぬ友々丼をチェーン展開する、友々家の店長たちや社長、会長などのエピソードを綴った連作短編集。
    全体的にほのぼのとした物語だが、最後の二編、社長が店員経験をする話と創業者である社長の母親の会長が回顧する話はには、ちょっとほろっとさせられる。

    山本幸久氏独特の軽く読めて心がほっこりするような作品です。

  • タイトル、表紙に惹かれて。

    他人丼専門のファストフードチェーン店「友々家」の店長を務める彼ら彼女らの日常、人生を短編ごとに描くスタイル。

    かなり好みのタイプだった。

    それぞれまったく違った経緯で店長になり、
    それぞれまったく違った環境で働く 店長 たち。

    どのストーリーもちょびっと ホッとする 、絶妙なところで幕を閉じるので読後感も非常に気持ちがいい。


    ベタに、ちょっと頑張ろうと思った。
    そう思わせてくれる、ちょっぴりハッピーで
    ちょっぴりハートフルなお話。

  • サラサラと読める。
    最後に少し心にグッとくる。
    その加減が良かった。

  • 初山本幸久さん。
    初めから引き込まれ、一気読みでした。
    登場人物皆が、悩みや苦労をかかえながら
    毎日一所懸命生きている感じが、ものすごく伝わってきて、
    良かったです。
    お仕事小説の中で、全国に展開されているチェーン店の
    話というのが、ものすごく身近に感じられて
    地方在住で地元の企業で働く私にも、じんわりとくるものが
    多かった。
    働くこと、生きていくこと、悪いこともあるけれど、いいこともある。
    人と人がつながって働いていくって、いいですね。
    そして、外食産業に携わっているみなさんに、エールを送りたいです。

  •  ところで、アヒルバスのガイドさん達は、今日はお越しじゃないんですか?

  • 久しぶりに山本幸久さんのお仕事小説。
    二代目社長に振り回されたり、バイトは生意気だったり、でも山本さんらしく前向きな気持ちにさせてくれる短編集。
    最近はワンオペとかバイトテロとかいろいろと問題になることが多い外食チェーンだけど、店長さん一人ひとりにも物語があるんだろうなぁ、とふと思った。

  • “店長がいっぱい”って、ああ、そういう事か。チェーン店それぞれの店長が抱える問題や悩みは様々なれど、働くからにはどの業界でも似たような事にぶち当たるので、共感したり同情したり。一つ一つの話自体は投げっ放しにされた終わり方でもあり、少し消化不良かと思われましたが、最終章で綺麗に纏め上げられスッキリでした。

  • ここ最近、山本さんの小説は自分的にはハズレが多くて、これも期待せずに読んだけど、これはなかなかおもしろかった!山本さんにハマるキッカケとなった、カイシャデイズっぽいお仕事小説だったからかな。
    他人丼専門店・友々家の店長たちが各章の主人公。みんな様々な事情を抱えつつ店長として働き、大変なんだけど、でも未来は明るい、そんな前向きな気持ちにさせてくれるお話。特に『江ノ島が右手に』は良かったなぁ。ダメな人が成長を遂げるお話は本当に読んでいて気持ちがいい。
    仕事って、やさぐれた気持ちでしちゃダメだな。自分も頑張ろう!お金のために働くのももちろんあるけど、楽しく過ごすために、日々頑張ろう!

  • 上手いこといってるように書いても、
    結局解決してない最終章の問題は棚上げで
    そのせいで読後感はイマイチ。
    良いバイトいる店ばっかだけど、
    実際にはクソみたいな人多いからな〜

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