覇王の贄(にえ)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334929909

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  • 織田信長が「新免無二斎を殺せる奴を連れてこい」と羽柴秀吉、丹羽長秀、柴田勝家、前田利家、九鬼嘉隆、明智光秀に命令して、それぞれが無二斎と戦う人間を連れてくる話。

    単純にバトル物としても面白いし、信長と配下の将たちの関係性を描く物語としても面白い。

    娯楽伝奇歴史小説として素晴らしい。まあ、「こんなの史実と違う」と目くじら立てる人じゃなければ楽しめる筈。

  • なかなかよかった。
    それぞれの武将の性格もうまく表してて、面白かった。
    ほんと矢野隆の時代小説、面白い!

  • グラップラー刃牙を彷彿とさせる剣豪小説…というより格闘小説。
    夢枕獏先生の後継者がようやく現れたという印象。

  • 覇王事信長と一連の家臣との剣豪を出し合っての他流試合の話。信長の剣豪とし宮本武蔵の父新免無二が狂気の強さで名だたる剣豪を下し、最後は、呆気無く本能寺の変で死する。何となく直ぐ読めるエンターテインメント的要素が高い内容で中身は薄い。

  • 思わせぶりな濃姫と男のやり取りをはさみながら話が進むが、結末は拍子抜け。また男の名前から先もわかってしまうのが残念。もう少し、覇王と男と不敗の男の関係があるのかと深読みしていたが。

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著者プロフィール

1976年福岡県生まれ。2008年『蛇衆』で第21回小説すばる新人賞を受賞。その後、『無頼無頼(ぶらぶら)ッ!』『兇』『勝負(ガチ)!』など、ニューウェーブ時代小説と呼ばれる作品を手がける。また、『戦国BASARA3 伊達政宗の章』『NARUTO-ナルト- シカマル新伝』といった、ゲームやコミックのノベライズ作品も執筆して注目される。’21年から始まった「戦百景」シリーズ(本書を含む)は、第4回細谷正充賞を受賞するなど高い評価を得ている。また’22年に『琉球建国記』で第11回日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞。他の著書に『清正を破った男』『生きる故』『我が名は秀秋』『戦始末』『鬼神』『山よ奔(はし)れ』『大ぼら吹きの城』『朝嵐(あさあらし)』『至誠の残滓(ざんし)』『源匣記(げんこうき) 獲生伝(かくしょうでん)』『とんちき 耕書堂青春譜 』『さみだれ』『戦神(いくさがみ)の裔(すえ)』および『THE LEGEND&BUTTERTLY』(ノベライズ)などがある。

「2023年 『戦百景 大坂冬の陣』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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