東京近江寮食堂

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著者 : 渡辺淳子
  • 光文社 (2015年3月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334929985

東京近江寮食堂の感想・レビュー・書評

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  • 主人公・妙子。年齢は還暦少し前。
    滋賀から東京へ、十年前に家出した夫を探しにやってくる。
    そこで失くした財布を拾ってくれたのが、
    滋賀県公認の宿泊施設である近江寮の責任者・安江。
    そして、そこの食堂でまかないのお手伝いをしながら探すことになり…。

    食堂とおばちゃん…。
    もっとほんわかとしたお話を想像してました。

    妙子の夫への深い愛情はわかるんですが、
    そのために何度も堕胎していたという設定がどうも理解できなくて…。
    (産婦人科にお勤めしているのにですよ。)
    でも最後、よろめきながら玄関に向かう姿にはじーんとしました。
    明るく前向きな安江がムードメーカー。
    でもさすがにあのお料理は…(笑)

    自分が生まれ育った土地の食べ物って、
    やはり思い入れがあるんでしょうね。
    丁字麩の酢味噌和え、気になります。

    介護や終末医療もあって、少しシビアな内容でしたが、
    食べることは生きること。
    食べられる幸せに感謝しなくてはと思いました。

  • 2016.10.5
    出て行った旦那さんを一人で10年思い続ける。すごいなあ。設定にびっくり。
    食べることの大切さ、食卓をみんなで囲むあたたかさ。一人で食べるごはんが美味しくないのはそういうことかも。

  • 滋賀県の郷土料理は知りませんでしたが素朴で美味しそうです。
    悲しくても辛くても食べることで自分を作っていけば明日につながる気になります。
    10年くらいでは切れない縁もある…想い続けるって素敵です。

  • 滋賀に住む還暦近いおばちゃんが失踪した夫を探しに東京へ。
    全体的に楽しい話ではないけれど、そんな中でも出来ることを周りの協力も得ながらも、少しずつ踏み出していく姿に一気読みしてしまった。

    夫との関係を見直し、彼に招待状を出して食堂に来てもらう最後も好きです。
    鯖そうめん、テレビで見て気になってはいたのですけど、ますます気になる。一度食べてみたいです。郷土食のいわれや病人の味覚の変化も興味深かった。

    表紙の食卓の絵に近江料理が一品でものっていれば尚良かったのに。

  • 食べることは生きることなんだよな…っと当たり前のことを考えてしまった。

    滋賀県に行ったこともなければもちろん郷土料理を食べたこともなく、めんつゆ愛好家の私には少々耳の痛い所もあったけど人情味溢れる話しにほっこりしました。

    2017.5.29読了

  • 渡辺淳子さん、初読み作家さんです。「東京近江寮食堂」(2015.3)、読友さんの紹介で読みました。夫婦の愛、近江料理、国際交流のある寮の料理、ホームレス、オカマ、・・・、いろんなテーマが内蔵された作品です。その中心は「昆布だし」のような旨味の詰まった「食事」であり、食べられることへの感謝をわすれない「人間の愛情」でしょうか!

  • 滋賀料理を検索しながら読みました

  • 夫が10年前に失踪し、今年になってその夫からはがきが届く。そのはがきの消印を頼りに滋賀県から東京に出てきて夫を探そうとする59歳の女性の話。
    近江寮という安い宿泊施設に泊まりながら、そこの泊り客やオーナーとかかわる中で食の大切さや病、呆けることなどいろいろと描かれている。

    ヨシ子おばあさんの「焦っても仕方がないよ。目の前のごはんを大切にするんだ。目の前のことに集中するんだ。毎日を大切にすれば、想いのかなう日がきっとくる。がんばって生きていくんだ。」という言葉が印象的。

  • タイトル見て、ソッコー借りました
    おいしい家庭料理がいっぱい出てきて、嬉しかったです

    妙子さんのつくる料理を通して
    へんにお節介やきすぎるわけでもなく
    人々が、ゆっくり心を通わせあっていく

    食べることは、生きること

    何か、人生につまずきかけたときに
    もう一度読みたい本だなぁ、と思いました


    そして本日、おいしく晩ご飯いただきました

  • ごはんをめぐるお話。

    どんなことがあっても、おいしいごはんで元気になれる。
    「甘々と稲妻」の1話を見たときと同じような気持ちになった。

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