低度情報化社会 Ultra Low-level Information Society
- 光文社 (2006年10月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334933920
感想・レビュー・書評
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かなり片寄っていると言うか極端に斜め見しているところは否めないが、ほとんど事実なのかも知れない。
現在の情報化社会への警鐘と言えなくもないが、あまり前提知識が無い読者には誤解を与える危険性もあるのではと思う。
娯楽読み物としては非常に面白いが、だからどうしたと言えるのか解釈は難しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
要は「ネットの使い方を間違うな」という本です。個人的には内容に賛成です。世の中にはゴミ情報が多すぎます。ゴミに引きずられて、世の中が低俗化していくというのもうなづけます。
ただ、文章の中に英単語がぽろぽろ出てくるのですが、英単語を出す意図が理解できませんでした。そこはちょっと読みにくかったなと思います。 -
2006年10月に書かれた本。
会社のゴミだし整理をしていたら棚からでてきた。
まぁなんてキャッチーなタイトルでしょうww
WEB2.0なんて言葉が使われ出した時代背景を考えると、本当に人類の白痴化を危惧した著者からの警告なのかもしれない。
この本はみんなが感じていながら言えなかったことをビシッといってしまっている。だってこれをいったら、変化についていけない古い人間ってレッテル張られそうでコワイもんね、誰だって。
まぁ、すごく上から目線な議論なワケだけれど、この本で言っていることはタダ1つ。今のインターネット社会行き着く先はバカばっかの社会だってこと。ネットの世界のコンテンツはみんなで少しずつレベルを下げていくことになり、最後はみんなバカばっかになってしまうのではないか、という危惧は、有り得る結末のようにも思う。
しかし、著者も、インターネットメディアは、その使い方によっては、我々を"高度化"する力ももっていると示している。だからこそ、せまりくる“ゴミ情報”をスルーして、自分の頭で考え、情報を能動的に世界に探しにいく気概を持つようアドバイスしてくれている。
ようは、何でも使い方次第、というのは、前向きでリアルな解釈だと思う。
途中議論が蘊蓄の方面とかにユラユラしていて、イマイチ読んでいて不安定だったけれど、エッセイとしては非常に面白い本でした。 -
「ケータイ」という名の支配ツールの章のある部分は、実に笑えました。
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2ちゃんねるなどのネット掲示板での話題を集めただけの内容で、さして共感出来る内容もありませんでした。