貿易は国を滅ぼす

著者 : ラビ・バトラ 鈴木主税

• 光文社 (1993年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[甘味処さんの感想 · 2013年9月29日]

過激な主張やタイトルで注目を集めることを得意としているのでこの本もそれに違わず過激なタイトル。
主張している内容は論拠がしっかりしてて馬鹿には出来ないと個人的には思うがネタにされがち。

アメリカの貿易の拡大が（アメリカ国内での）貧富の差の拡大に繋がっている現状をデータを下に検証している。
また、国際貿易と環境破壊についても考察している。

タイトルこそ際物だが中身はしっかりとした経済政策本。
自由貿易は本当に国にとって良いものなのかを考えさせる一冊。