ムンクを追え! 『叫び』奪還に賭けたロンドン警視庁美術特捜班の100日
- 光文社 (2006年1月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (418ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334961879
感想・レビュー・書評
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ムンクを追うストーリーだけではあっという間に終わってしまうので、盗難絵画のいろんな事件や捜査官のストーリーが語られる
どれも読みやすく、興味深い
真偽不明としているが、モナリザを盗み6人に贋作を売りつけた話が面白い
また叫び奪還の際にノルウェー警察と連携がとれず、窮地に陥るところはすごい緊張感だ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これはなかなか面白い。
囮捜査官のキャラクターもそうだけど、そもそも絵画など美術品を盗むやからとはという分析が意外性に富んでいてこれまた興味深いです。
しばらく絵画本が続きます -
1994年、ノルウェーの国立美術館から盗まれたムンクの「叫び」を、囮捜査で取り戻すまでを描いたノンフィクション。
ムンクは大好きな画家なので、このノンフィクションもとても興味深く読んだ。
まず、登場人物が皆、実に個性豊か。
ストーリー展開も山あり谷ありで、囮捜査官が犯人グループとの接触に使ったのと同じホテルで同じ日に、麻薬捜査官の年次総会が開かれるくだりにはひっくり返りそうになった(事実は小説より奇なり!)。
ただ、囮捜査が佳境に入ったところで、囮捜査官の経歴を振り返る「初めての囮捜査」の章が挟み込まれるなど、話があちこちに飛ぶので、途中で「あれ?どこまで話が進んだんだっけ?」「この人、誰だったっけ?」と混乱してしまった。
しかし、これ1冊で美術犯罪にはかなり詳しくなる。
私も、「盗まれた名画は、どこぞの大金持ちが買い取って、夜な夜な一人でブランデーをくゆらしながら眺めている」ものだとばかり思ってました。そうじゃないのね。 -
事実は小説より奇なり。
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「事実は小説より奇なり」というか、現実って小説より面白い!
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きゃー