アウェーで戦うために―フィジカル・インテンシティ III

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著者 : 村上龍
  • 光文社 (2000年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334972844

アウェーで戦うために―フィジカル・インテンシティ IIIの感想・レビュー・書評

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  • 現在23歳の自分にとって、村上龍『アウェーで戦うために』は刺激の多い内容だった。
    主に中田英寿の動向を追いつつ、彼の試合や言動、身が置かれている状況と日本社会を重ねている。
    特に印象的なのはフリーターについて述べている部分だ。
    著者は全てのフリーターを否定的に捉えているわけではないと前置きしつつも、それは専門的な知識や技術を備えている者のみに許された行為であると述べている。彼らのみがチャンスを待つことが許される。
    このことと大学が就職予備校化することとは大きく関連付くと思う。モラトリアムという言葉も死語になる日も近いのかもしれない。

  • 約12年ぶりに読了して気付いた(思い出した)ことは、やっぱり村上龍のエッセイが、特にサッカーに附随するそれが好きだということ。

    今回一番ハッとさせられたのは、中田英寿がAS ROMAに移籍する直前のマスコミの騒ぎっぷりに関して書かれた文章。

    「日本のメディアは、移籍先として話が出ているチーム事情も含めて、正確な情報を伝えて欲しい。中田はとにかくいいサッカーがしたいのだ。ビッグチームに移籍するためにサッカーをやっているわけではない。」

    これは日常生活でも、学校選びや会社選びにも当てはまることだが、意外と忘れてしまいがちである。

    このエッセイが書かれてから、インテルミラノやマンチェスターユナイテッド、ACミランに所属する日本人が誕生した。
    ただ、日本のマスコミの報じ方はどうだっただろうか。
    ただ“世界でも指折りのビッグクラブに移籍するなんて、凄い!”というスタンスの報じ方ではなかっただろうか。
    自国開催のW杯やW杯ベスト16を経験しても尚、サポーターやマスコミは成長しないまま2015年を迎えていると感じざるを得なかった。

  • 【資料ID】149344
    【分類】914.6/Mu43
    文学のコーナーに並んでいます。
    貸出を希望の際は、学生証と資料をメディアライブラリーカウンターまでお持ちください。

  • 『フィジカル・インテンシティ』シリーズ3作目。シドニー五輪あたりまでの時期のエッセイ。海外で活躍するスポーツ選手が目立ってきたことも影響しているのか、「世間論」を援用して日本社会への批判は鋭さを増しています。サッカー論議に関しては若干控えめになってきている印象はありますが、日本社会の共同体に関する「村上龍節」は益々健在で痛快です。

  • 中田英寿さんと仲がいいようだ。二人が一緒に食事をしているシーンを想像するとなぜか笑える。

  • 予備知識なしに手に取った本。

    村上龍の個人的な目線から、サッカーを中心にスポーツを語る。
    サッカー(スポーツ)を切り口に様々な思想を展開していく様は面白いが、
    マニアックすぎるサッカーファンとしての内容がややくどい。
    というか、中田をどれだけ好きなんだ。

    ゲームの基調となるのは早さと速さ。
    その早さと速さを支えているのは、ボールを正確に止めて正確に蹴るという技術。

    サッカーの話を介してフリーターや街並に関する記述に持ってくるところは面白かった。

    読み易さは◎。相性がいいかもしれない。
    次は『文体とパスの精度』を読みたい。

  • 著者が親しい中田英寿選手を中心に、イタリアのサッカー事情、サポーターについて等サッカーの内容はもちろん、1999年から 2000年にかけての時事問題もからめて書いており、なかなか面白い。

  • サッカーのエッセイなんですが、海外での日本人が働くこと、生活すること、日本がいかに安全であるがゆえに生温いかを知るためのリポート。平和ボケではない日本人の本質を冷静な龍さんの評価がわかる一冊。

  • 親父の本棚から拝借。
    今こそ読み返したい。

  • 書かれたのがちょっと昔のせいもあり、出てくる人物がちょっと古い。あと中田英寿の全盛期の頃なので彼の活躍が思い出される。やっぱヒデはすごい!「キングカズ」「王様中田」は永遠に日本サッカー界に語りつ継がれるだろう。

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