広辞苑の嘘

  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334973186

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  • 広辞苑批判の名を借りた岩波左翼反日文化非難の書。

    「要するに左翼は指導したがります。」(谷沢225頁。岩波の「指導者意識」)
    右翼も左翼も同じ。ともに目指すところは、要するに、全体主義。(254頁)
    矢口孝次郎の「大塚史学」批判(274頁)

    転向者を陰ながら助けていた日本の官憲(094頁以下(谷沢))
    「生きて虜囚の辱を受けず」の真意は残虐シナ兵対策(160頁以下(渡部))
    シナ大陸侵攻に反対だった参謀本部、賛成だった朝日・岩波(250頁以下(渡部))

    日本の差別問題・解放運動の歴史を解説(231頁以下(谷沢))

著者プロフィール

1929~2011年。
文学者、書誌学者、元関西大学名誉教授。
著書多数。1980年『完本 紙つぶて』でサントリー学芸賞、2004年『文豪たちの大喧嘩 鷗外・逍遥・樗牛』で読売文学賞研究・翻訳賞、2006年『紙つぶて 自作自注最終版』で毎日書評賞ほか受賞。

「2016年 『谷沢永一 二巻選集 下 精撰人間通』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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