人生の大問題を図解する!

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334976699

感想・レビュー・書評

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  • この本の著者の永田氏が定義する人生の大問題(お金、英語、仕事、家族、思考力)について、大事なポイントを図解してある本です。

    一つの項目について1章ずつ割いていますが、章末にその内容を1枚の図でまとめた図解が付いています。この図解は、プレゼン資料をまとめるときに参考になりました。またこの本は、必要な図解をiPhoneで取り込めるようにも工夫してありました。

    以下は気になったポイントです。

    ・私たちの労働資産の価値を計算する、年収500万円として利回り:3%とすると1.6億円(=500/3%)となる、この資産は「生活費」という運転コストが必要(p46)

    ・投資家として生き抜くのであれば、ジム・ロジャースがしたように自分の足で歩いて情報を探し、自分自身の判断基準に従って投資を行うべき(p55)

    ・通貨は先が読めないので、分散されたポートフォリオが安全と言える(p59)

    ・英語をツールとするために英語ではなくグロービッシュとする、それは英語が母国語ではない人々が仕事や生活のために使いこなしている言語(p79)

    ・地球上で、英語を公用語とする人は14億人(80か国)と英語学習者は20億人いるので、世界人口69億人の半分程度は英語を話す、インターネットの7-8割は英語(p85)

    ・英語教材としてお奨めは、「Buiness English Podcast」と「TED」(p107)

    ・これからの媒体は、広告費を払う客に対して費用対効果を明確にする必要がある(p135)

    ・世界の賃金水準は、ソウルや香港、台湾が東京の50%、上海が20%、バンコクが16%、インドは10%以下(p136)

    ・仕事で価値が高いのは、1)少数しか持っていない、2)投資金額に対してメリット大きい、3)顧客から特別の信頼を得ている(p141)

    ・新たな価値を生み出す7つのイノベーション、1)ノウハウ、2)自分の商品、3)他人に依存しない、4)シンプル、5)ニッチでブルーオーシャン、6)知財権利獲得、7)小さな失敗を許容する投資(p147)

    ・個別のノウハウよりも、組織運営のノウハウ、マネジメントのほうがビジネスでは重要(p148)

    ・企業に限らす、目標をはずさない人は必ず「プランB」つまり、当初のプランがうまくいかない場合のリカバリプランを持っている(p158)

    ・プランBは保険ではない、有事の選択肢である、あらかじめ準備をしておく(p159)

    ・国民年金が創設された1960年には平均寿命が67.7歳、現在は83歳、年金が制度化されてから16年も伸びている(p175)

    ・ダイシン百貨店が特に高齢者にうけるのは、お客さんのリクエストに広く応える品揃え、つまりロングテール理論をリアル店舗で行っている稀有な例のため(p182)

    ・マイビジネスの立ち上げに必要なのは、会社設立、当座の「運転資金」、ビジネス運営のための「経験と知識」、行き当たりばったりにならない「事業計画」、そして「人脈」(p192)

    ・一生現役主義を貫く方法として、毎日の2キロ歩行、若い人と一緒がある(p196)

    ・自分なりにリセットする方法として、1)好きなことをする、2)ストレスがあるがやりがいがある(例:後輩にノウハウを教える、自分のライフワークを充実等)がある(p200)

    ・脂肪細胞が血中の脂肪分を中に取り込む際、BMALIというたんぱく質の量は昼2時が最低で、夜中2時がピーク、なので昼は結構たべても脂肪になりにくい、昼の10時から19時までは許容範囲、22時以降から急激に上昇する、午前2時には5-10倍太りやすい(p203)

    ・会議をしていてダメなのは、1)質問しない人、2)同意見ですとのみいう人(p206)

    ・数学力を磨くには、1つの数字を多面的に見れるか、ポイントは、絶対値・相対値・ほかのアイテムとの比較・時系列的変化・視点の切り替え、である(p234)

    ・財務諸表のチェックポイントは、1)流動資産>流動負債、2)営業利益、純利益>0、3)営業CF>投資+財務CFか、である(p239)

    ・フェルミ推定で大事なのは、答えの正確さよりも、限られた情報から自分なりに仮説を立てて、それにもとづいて結果を導き出すという論理的な思考力(p240)

    2012年2月26日作成

  • よくある話を図解化。

  • 【1冊フォトリーディング】【マインドマップ】
    人生の大問題を図解する/永田豊志著/2011年

    目的:自分か抱えている人生の問題点と、一般的な違いを確認するために手に取りました

    正直なところ、
    タイトルと目次からイメージした目的と、本の内容の不一致感があり、少し肩透かしのように読みました。
    10年前の2011年に書かれた本です。
    日本経済が10年完全に止まっていて、世界から遅れていること(2011年当時)が明確な問題点として書かれています。
    書かれている対策を日本は全く対応出来てないことを、10年後の今年2021年、明らかです。

    私個人に目を向け、10年前に、そのことに気づいていて、10年間対策と実行ができていました。
    その現状把握が確認することが出来たので、この本を読んだ意味はあったかなって思っています。

    メルカリ売却

著者プロフィール

永田豊志(ながた・とよし)
1966年福岡県生まれ。知的生産研究家。東証一部上場の株式会社ショーケース代表取締役社長。リクルートをはじめ、多くの企業で新規事業の立ち上げを行なう。2019年より現職。主力のオンラインマーケティング改善事業、Fintech関連サービスの開発、投資事業など経営全般に携わっている。また、図解思考やフレームワークなど、知的生産性の研究に余念がなく、そのノウハウを執筆や講演を通じて提唱している。
著書に、『頭のいい人は「図解思考」で考える!』(三笠書房《知的生きかた文庫》)、『知的生産力が劇的に高まる最強フレームワーク100』(ソフトバンククリエイティブ)、『頭がよくなる「図解思考」の技術』(KADOKAWA)などがある。

「2019年 『結果を出して定時に帰る時短仕事術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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