やっぱり世界は文学でできている: 対話で学ぶ〈世界文学〉連続講義2

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著者 : 沼野充義
  • 光文社 (2013年11月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334977597

やっぱり世界は文学でできている: 対話で学ぶ〈世界文学〉連続講義2の感想・レビュー・書評

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  • 前作よりも沼野さんの立ち位置がこなれてきた感じがする。それぞれの対談者の持ち味が感じられるから。

    くり返される部分は編集の段階でなんとかできなかったのだろうか。くどい。

    今回の「おわりに」は浅薄な感じがした。ただし、ブロツキーの引用はよかった。

    ・「もののあはれ」は、もっとダイナミックな、主観と客観の出会いを含んでいる。
    ・逃避というと悪い意味で使いがちだが、逃げることは必ずしも悪い事ではない。逃げ道がないと人間は生きていけないと言うだけではなくて、それによって出会えるはずもなかったものに出会ったり、新しいものを知るという積極的な意味がある。
    ・英語を学ぶのではなく、英語で学ばなければならなかった。
    ・英語圏に限らず、特に現代文学の場合は、翻訳者の名前が表紙に大きくフィーチャーされることはめったにない。
    ・バイリンガルがスティグマになる場合もある。尊敬どころか軽蔑される。
    ・「にほん」「にっぽん」という二通りの読み方が国名にあるのは日本ぐらい。
    ・言語にはそれぞれ限界があって、日本語はお行儀のいい言葉。
    ・言語を言語にしているのは穴の部分。話しを聞いていないのに子どもが何らかの形で親の記憶を受け継ぎ、心が病むことがある。それはどうしてかという研究の中で、話されていない部分が話しているということがわかってきた。
    ・われわれが支配者を選ぶ時に、候補者の政治綱領ではなく、読書体験を選択の基準にしたならば、この地上の不幸はもっと少なくなるでしょう。:ヨシフ・ブロツキー

  • 沼野充義対談講義集「やっぱり世界は文学でできている」読んだ http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334977597 … 1冊目より断然おもしろかった。こなれたのか、対談相手に翻訳家がいて、小説そのものだけじゃなく言語世界についても話題が広がったからかも。言語と地域は一致しない(つづく

    綿矢りさとの対談は、沼野充義に全くやる気がなく、綿矢りさの返答も知性を感じないもので、会話は記者会見的な一問一答からどこへも展開していかない。なぜ実施したのかナゾ、学生集めのためだったのかな。あと被災もしてない人々が震災に影響されていて驚く。あまりにナイーブすぎないか?(おわり

  • 請求記号:904/Num
    資料ID:50074005
    配架場所:図書館1階東館 め・く~る

  • 「W文学」を提唱する著者の対談集です。翻訳の問題がクローズアップしています。原作を読む語学力があればいいのだけど、著者のように多言語の文学を自在に読めない私にとっては、研究者・訳者・作家のそれぞれの翻訳の問題を掘り下げてくれます。
    また、日本語の文学言語としての問題も、扱われています。やはり余計なことばが多すぎるようです。講義で、学生に英訳と中国語訳を見せた時、この方がわかると言われたことがあったのですが、その時に思ったことをさまざまな角度で検討しているのがおもしろかったです。

  • 沼野先生好き。

  • これは第二弾らしいがなんとなくこちらから手に取った。

    翻訳ものを読むときは、何となく地に足が着いていない感じがいまだにあるので、たまにこうしてよく知っている人の話を聞くことでちょっと安心をしてみたりする。

    楊逸さんとの対話はなんとなくちぐはぐなところも見受けられたような気がする。多和田さんの作品の舞台裏がわかるような話があって面白かった。

  • 読書が逃避ではなく、限りなく現実と地続きだと二重に実感させられたような。
    <でも、客観的なんてありえるんでしょうか。放射能物質に対しても、こんなにと思う気持ちがわいてくるだけでなくて、研究者の細胞も侵されるかもしれないというときなのに。客観って何でしょうね。>多和田さんのとりわけ印象に残る言葉。

  • (2013/11/24購入)

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    <新・世界文学入門> 「沼野教授と読む世界の日本、日本の世界。」

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    11月9日(日) 加賀乙彦さん
    12月7日(土) 谷川俊太郎さん、田原(デンゲン)さん
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    カフェ光文社古典新訳文庫 Blog
    http://www.kotensinyaku.jp/blog/

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