悶える職場―あなたの職場に潜む「狂気」を抉る

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著者 : 吉田典史
  • 光文社 (2014年2月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334977689

悶える職場―あなたの職場に潜む「狂気」を抉るの感想・レビュー・書評

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  • タイトルの通り、苦しい苦しい
    社会人の実情です。

    注目すべき一つの結論は、以下の内容。
    「結果を残せば認められる」ものではない。
    「それが高いレベルのものか低いレベルのものか」
    その決定権は人事権を持つ者にある。
    彼らが評価しない限り、「成果を残した」とは
    言えないのです。
    残念ながら、それが現実。
    その決定権を持つものに嫌われてしまったが
    ゆえに、いじめや嫌がらせを受けてしまうことも
    あるのです。

    こうした色々なパターンの事例が、リアルな言葉で
    出ていて実情がリアルに伝わります。

    普通のサラリーマンだけでは、ありません。
    事例として出ていた一人。
    あのゲロゲロホラー漫画の怪作「怪奇かえる姫」の
    作者が登場しています。
    当時700万の年収が今は100万程度に。
    編集者も40代の漫画家よりも、若手のほうを
    育てていきたくなる傾向、と泥沼の状態と
    なっています。
    一般サラリーマンとは違う世界でも、このような
    這い上がることのできない状況があるのですね。

    別の事例として出ていた被害にあった女性社員の
    上司(同じく女性)。
    自分の能力がそれほどないことを理解しつつ、
    得意の英語力と社内の調整力(要はおべっか)で
    生き残っていった事例が、悔しくもインパクト
    残ったなぁ。

    また、曽野綾子の産休制度は会社にとって
    迷惑についての考察も、完全肯定はできませんが
    考えさせられるものに変わってしまいました。

  • 日本の企業社会や会社そのものを「俯瞰」で捉えるのではなく、職場での会社員の行動を「低い目線」で捉えなければ、真実にたどり着けないという考えのもと、実際に悶ている人たちに聞き取りを行い、まとめたもの。
    上司からいじめを受け、うつ病になった人たち、世間で弱者として捉えられている社員に苦しめられている人、リストラや人事異動で精神的に追い詰められている人たち、過労死などに追い込まれた人たちとうに取材。
    こういった状況に陥る前に、なんとかすべきと思う。

  • タイトル通り、職場で様々なトラブルに悶える人たちの話をインタビュー形式で紹介している。つくづく日本は真面目な人が損する社会だと感じた。最も印象に残ったのは、「実力のないマネージャーが部下を潰す」という話。現代の社会人なら誰にでも心当たりがありそう。自分の身近にもよく聞く話だ。ぜひ、潰される側の若者に本書を読んでもらって、自己防衛してもらいたい。

  • ダイヤモンドオンラインで読んでいた部分が多いので、ちょっと損した気分。
    著者が「まとめ」として書いた部分があったが、ここを掘り下げて紙幅をさいて欲しかった。

  • 確かに日本の企業の一つの側面ではあるけど、喧嘩の片方の意見だけを聞いているような後味の悪さがある。読者に何か訴えたいなら、もっと客観的な匿名性の少ないものを提示すべきだ。

  • ○フリーライターの吉田典史氏の著作。
    ○会社員が会社(職場)で直面している課題や人間関係のトラブルを「悶え」とし、その悶えている会社員とその原因を追及していくルポ。
    ○うつ病、低賃金、パワハラ、リストラといった、雇用問題の実態に迫っており、報道等で見聞きする以上にリアルな状況が伝わってくる。
    ○一方で、本書全体をとおして論点整理という感じで深追いされていないところが多い。ぜひ、本作で明らかになった論点について、突き詰めたような次回作を期待したい。

  • 【No.62】「会社や職場が成長すると、本来、そのスピードに合わせて自分も進歩しないといけない。ところが彼らにはその意欲がない。変化についていけない」「本来、時間内で仕事を終えて、一定の結果を残す人が優秀と評されて、支給額が増えて待遇がよくならないといけない。しかしそんな人は認められず、なぜか損をする。そこに優秀な社員の悶えがあり、管理者層の空しさもある」「意識の高い優秀な人は、会社に見切りをつけたなら懸命に勉強したり、いくつもの会社を受験して新たな人生を切り拓く」「仕事ができる女性で、40代になって独身のままでいると、いいように使われる傾向がある」「長く活躍する人は力があるし、物事を肯定的に捉える傾向がある。強気に考え、自分を成長させていくことが大切」

  • 企業社会で認められるための前提と見据えるべき仕組を事例で紹介している。

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