世界基準の幼稚園 6歳までにリーダーシップは磨かれる

著者 :
  • 光文社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334979577

感想・レビュー・書評

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  • うんうんと始終頷きながら読んだ。とても共感、納得出来る考え方。自分の育児に対する考え方を再確認するとともに、新たな学びや、子どもへの接し方を省みようと思わせられた。また、個性を伸ばしつつも、横並びではない他者との協調性も矛盾させずに育めるんだと思えた点も大きな収穫。バイブルとして本棚に置いておきたい一冊。

  • SNSで書名を見かけて。正直そこでオススメされてなければ幼稚園の運営の話かなと思って手に取らなかったけど実際は6歳までの子育ての心掛け、語りかけ、考え方がわかりやすくまとめられてて読んで良かった。題名でちょっと損してると思う。「独り言をやめさせない」「余白が大事」「成果ではなく努力を褒める」親の心掛けもモンテッソーリやヴィゴツキーやブルーナーなど有名な教育者の考えを引き合いに出しながら説明してるし(昔習った教育心理の授業を思い出した…)、著者自身も教育の理論の基礎を知った上で実践に繋げている感じがした。
    特に新しい育児のアイデアがあるわけじゃないんだけど、育ってほしい子供の像が明確で、そこに向かって進んでる感じがする。こういう子供を育てるには、幼稚園などの組織化された環境と積み重ねが強いから自宅保育でもどこまでできるかな。とりあえず毎日たくさんスキンシップ取って野外で遊ばせて、自主性を育もうと思いました。

  • 今まで読んだ本の中で一番良かった!

  • この本でよしとされてたことと、自分の教育方針が近かったので読みながら今やってることは間違いでないんだと確認できた。

    ただ目新しい内容は何もなかったので★3つ。

    0〜6歳までの幼児期の教育について
    ・とにかく外遊びが大事
    ・和食を中心とした手作りご飯
    ・習い事は遅すぎるスタートくらいでちょうどいい
    ・自由時間が大事
    ・食事、睡眠、トイレはマイペースに
    ・みんな○○は禁句
    ・異年齢で交流させる

  • 『世界基準』とあるものの、日本でも幼児教育や保育に携わる者であればそれが良いと感じるものも多かった。ただ、現実にそれが実践できる環境かという話になると、世界と日本とでは大きく違うものがある。
    保育者だけでなく、保護者を始め、多くの人に子どもにとって何が良いかを知ってもらうのにとても良い本だと感じた。日本では義務教育ではないので、つい狭い世界になりがちだけれど、広く意見交換がなされて良い問題だと思う。

  • 海外の学校を多少経験したものとして、
    そうだよね、そうあるべきだよね、と思うことと、
    親に気に入られる(日本のいわゆる子供の成長を考える真面目な親に気に入られる)
    ことが、うまく散りばめられていて、
    著者が賢いな、編集は軽い日本の本そのもので、これまた言ってないのに言っている様な表現とか超うまいな、
    将来本でも出す日がもし来たら、こういう風にしてもらったら、ある程度の内容だったら売れそうだなそこそこ、
    など色々と思った

    ただ、その親に気に入られる箇所
    もしかしたら本気で言っているのかもしれないけど、
    だとしたら私は相いれないし、
    親に気に入られるものを散りばめている時点で
    上手だけど私はあまり好きではないし
    つまり 伝統お家芸だとは思うけど 子供の健全な発達になんの影響もないこと を さも大事なことや裏付けがあることの様に日本に紹介したり 大事だと言ったりするのは
    日本人の親を不幸にすると思った

    そうじゃなくて 別のやり方があると思うし
    いい面もたくさんあるのでもったいないし
    日本で今お客を捕まえようと思ったら
    それくらいやらなきゃ寄ってこないだろうなと思うし
    マーケティングはすごい上手だなと思うけど

    わざわざ高いお金を払ってやらなくてもね

  • 幼児教育に関する学説をもとに、個性をつぶさないようにするための具体的なかかわり方を書いた本。
    2日で読めた。
    就学前に子供の重要な部分は決まってしまう。その時期を正しく過ごすためのヒントがたくさんありました。
    奇をてらわず、当たり前のことも根拠を持って書かれているところがよい。


  • 一生に一度しかない子どもたちの今をいかに豊かにできる手伝いができるか。
    いつか橋井さんに会いたい。

  • 実践する保育の裏付けとなる学術知見の紹介は教科書のようだ。誰のための幼児教育なのかを考えさせられる。幼児教育に携わるのは大人であり,この大人が持つ構えをどのように転換するかが問題になるのかな。

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