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- Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
- / ISBN・EAN: 9784335302022
作品紹介・あらすじ
刑事手続の日本的特色の長所、短所をすべて直視する心構えで全体を見直し、「外国人被疑者の逮捕・取調べ」「特殊な捜査手法」等の現代的論点を追加し、さらに組織犯罪対策法等の新法や学説判例などの動向も織り込んだ、わが国の代表的な基本書、最新版。
感想・レビュー・書評
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学生の頃に教科書に指定されていた本。受験勉強の過程で論点主義的に読んだときは,個々の論点について論証ブロック的に使うには淡泊で,やや使いにくかった印象だった。しかし,一通り実務を経験して再読してみると,立法経緯や,手続の概要,また実際の運用状況など,非常にバランスよく分かりやすく,しかも簡潔に書かれていて,大変な名著だったのだと再認識した。
著者はかなりのご高齢だが,現在本書の合本改訂作業中であると聞いたことがある。本書の改訂も前回からずいぶん時間が空いており,改訂自体が待ち望まれるが,それに留まらず,裁判員制度の立案にも深く関わった著者が,裁判員制度をどのように説明するのか,非常に楽しみである。ぜひ改訂作業が実現することを強く期待する。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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