税法基本講義

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著者 : 谷口勢津夫
  • 弘文堂 (2011年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (470ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784335355011

税法基本講義の感想・レビュー・書評

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  • 明快な基本書と思う。つくりも丁寧。

  • 金子行政法は通読には向かないので、通読用の基本書を探していたところ、アマゾンのレビューで好評であったので購入。
    ただ、結論的にいうと、ちょっと失敗したかなという感じ。

    専門用語をキーワード的に多用する論述スタイルになっており、必然的にその内容が全般に抽象的なものにとどまっているので、今ひとついわんとするところが正確につかめず、その結果、痒いところに手が届かない。著者も、おそらくは講義で説明を補充するつもりなのではないか。

    あと、これは学説そのものの内容に関わるが、いささか納税義務者寄りの見解でありすぎると思われる。税法は綺麗事の世界ではなく、いかに公平な課税を確保するかという課税行政庁と、いかに知恵を絞って税額を抑えるかという納税義務者のせめぎ合いの側面が多大にある。課税そのものは政治的に価値中立であるので、例えば、課税行政庁は国民の権利義務を不当に侵害する目的は通常有していないし、納税義務者も得てしてさほど弱者ではない(資金力も、その訴訟代理人集団も得てして強大である。)。その意味で、例えば憲法の人権論のように、国民の権利義務を制約する公権力と、これによりいわれなき迫害を被る国民という構図は、税法を解釈適用する上では実情からかけ離れる場合が少なくないのだが、本書の基本的な構図はどうも憲法などにおける公権力=国民の構図に近いようで、基本的なところに違和感を覚えざるを得ない。

    金子租税法の理論のバランスがいかに絶妙かを、改めて痛感する結果となった。趣味としての学問ならばともかく、(いかに初学者向けとはいえ)実務を知るのであれば、本書では不十分なのではないだろうか。

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    345.12:Ta87

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