グラウンデッド・セオリー・アプローチ: 質的実証研究の再生

著者 :
  • 弘文堂
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784335550799

作品紹介・あらすじ

看護・保健・医療・介護・ソーシャルワーク・福祉・教育など、援助的ヒューマンサービス領域の必読書!データに密着した分析から独自の理論を生成する質的研究の方法を提示する本書は、意識のない患者・幼児・日本語の理解できない外国人、知的障害者や痴呆老人など、自己決定ができない場合や専門的援助を必要とするケースの、実践的な技法の解説書でもある。

感想・レビュー・書評

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  •  ここ数年、看護学を中心としてその方法が注目されているグラウンデッド・セオリーに関する本です。私自身も精神障害者のニーズ調査を実施するときに使った調査の方法で、その実施の難しさに苦労しました。精神障害者のニーズ調査を実施したときには、残念なことにこの本を知りませんでした。
     この本は、「2001年6月13日のひとりごと」にも紹介していますが、大阪での研究会に参加したときに会場で売られていた本です。
     読んで思ったことは、グラウンデッド・セオリーをわかりやすく解説されているということです。質的調査について知るには良い本です。おすすめします。
     ただし、グラウンデッド・セオリーは、実際に行わないとその意味は分かりにくいという特徴があります。この本を読んで、グラウンデッド・セオリーがすぐにできるというわけではないようです。
     もともと、社会科学の調査・研究方法として開発されたので、その理論的背景や存在意義などについても詳しく書かれています。

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著者プロフィール

立教大学社会学部教授(2018年3月現在)

「2018年 『シニア 学びの群像』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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