無意識の発見 上 - 力動精神医学発達史

  • 弘文堂
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (484ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784335650260

感想・レビュー・書評

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  • 河合隼雄さんのお勧めの本の一つなので、読みたいと思っていたのですが、高価で。
    やっと格安の古本を手に入れました。

    面白いです。ユングとフロイトとアドラーの3巨匠の前にジャネという人がいて、3巨匠の理論は、すでにジャネが研究していたこと、では何故ジャネは有名にならなかったか?までが上巻です。下巻は3巨匠の解説になります。
    長編ですが、お昼のワイドショー番組を見ているみたいで飽きませんでした。
    エレンベルガーの文章の組み立て方がうまいんだと思います、ドキュメンタリーみたいな、臨場感というのか、1880年頃のフランスやスイスやドイツにいるみたいな。糞尿臭い匂いまで感じるような。
    時々、難しい専門用語が出ますが、高校生ぐらいの国語力や英語力で読めます。

  • 所在:紀三井寺館1F 請求記号:146||E4||1
    和医大OPAC→http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=20512

    『週刊医学界新聞』3227号(レジデント号)特集「医学生・研修医に薦めたいベッドサイド・ライブラリー 」で紹介されている本のなかの一冊。精神医学の名著。

    訳者の一人である中井久夫先生は『治療文化論』のなかで、エレンベルガー『無意識の発見』をもとに、力動精神医学発祥の地をめぐる旅をされたと書かれています。精神医学の本の面白さは、『週刊医学界新聞』紹介文にもあるように「小さき者,マイナーな者の視点が貫かれている」ことだと思います。
    http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03227_01

    【併読のススメ】
    L.ビンスワンガー『精神分裂病』
    和医大OPAC http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=35733

  • 原著の刊行が1970年、木村敏をリーダーとする名古屋市大精神科が5年を費やした翻訳が出たのが80年。
    いまもって、精神医学、臨床心理学の歴史書としては最上級の本である。
    ジャネ、フロイト、アードラー、ユングの四巨匠を中心にすえるが、上巻は、原始療法、呪術や悪魔払いから催眠に至る前史を踏まえ、もっとも正当な評価を逸しているフランス人精神科医ピエール・ジャネの業績に迫る。
    公平広範な歴史文化への視点と丹念な資料収集に基づく淀みのない記述に驚嘆敬服の連続である。

  • これは本当にすごい一冊だと思う。どんだけ文献掘ったんすか、っていう感じ。それだけもう文明史というか精神史?描写ががっちりしてる。

  • 図書館所蔵【493.7EL】

  • メスメル〜ジャネ

  • 上下巻あわせて12.000円くらい!(゚ω゚)ハゎゎ
    たぬきたん破産しちゃうぉ〜(つω<。)

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