田中角栄の真実―弁護人から見たロッキード事件

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著者 : 木村喜助
  • 弘文堂 (2000年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784335950315

田中角栄の真実―弁護人から見たロッキード事件の感想・レビュー・書評

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  • 最後まで付き添った弁護士からの言い分

    この方は、今でも事件についての再審を求めたい気持ちを持っている。
    田中元総理は、丸紅側から請託を受けたり、賄賂を受け取ったことを捜査、公判を通じ一貫して否認された、が有罪にされた。

    田中元総理は、その上告審に係属中の平成五年十二月十六日に逝去され、死亡により最高裁判所は「控訴棄却」の決定を行い裁判は終結した。
    有罪・無罪の裁判でなく、死亡により控訴(検察官の起訴)を無効するという裁判。したがって、田中元総理に対する有罪判決は無くなった。

    弁護士との会話で、田中株が上がる
    田中先生は「どんな人に対しても、真面目に対応し、人を小馬鹿にするような態度を決して見せなかった」

    マスコミと世論
    公判の開始:新聞をはじめとするマスコミは、田中有罪志向が強く、弁護人に有利な証言やその他の証拠については報道せず、不利益材料ばかり報道していた

    公判心理とマスコミ報道
    「アリバイは凄いですね、特に三回目は無罪でしょうね」というので
    「何でそれを書かないんだ」と聞くと「いや、デスクが通らないんです」との答えが返ってきた
    いやはや、どこの新聞社ですかね。A、M、Y??

    世論の反応
    法治国家とは言えない現象まで現れた
    一審の論告当夜に政党首脳が先頭に立ち「角栄御用だ」と提灯行列


    大久保利通も孫のことで泣いているだろう(麻生さん方面じゃないよ)

    もしかして、冤罪かも?
    ちょっと杜撰すぎた裁判では?って人は読んでもらいたい。

  • 1:イミュニティとは
    刑事免責のこと。たとえば、末端の麻薬売人にイミュニティを与えて証言させ、元締めを検挙するなど

    2:角栄さんの演説中のスタンス
    雨中の街頭演説の場合、聴衆の中で傘をささないとか、コートを着ていないという人が一人でもいれば、私は傘をさしませんし、コートも脱ぎます。同じ立場にたたなければ、その時の皆さんの気持ちはつかめません。私は演説の時、皆さんの顔を見ながら話します。どの程度聴いてくれているかという事も気になりますが、皆さんに顔を向けるという事が大事です。選挙というものは、政治家にとって気力・体力が充実するもので、年を取って足がヨタヨタしたような人でも選挙に当選して挨拶に来るときは顔色がつやつやして丈夫そうになっています。

    3:他人を許す気持ち
    (名誉棄損報道にたいして、告訴しないか訊かれて)
    いや、私は総理大臣をやった者ですから、自分から日本国民を罪に落とすようなことは一切いたしません。

    4:官僚とその使い方
    法律をたてに屁理屈を述べる人のことを法匪(ほうひ)といいますが、官僚は法匪ではない!それで完了を使う時に法律が無ければ法律をつくればいい。
    ガソリン税導入の時も学者や官僚にさんざん「税金とはいったん国庫に入れて予算をつくって国民全体のためにつくるもん、最初から何に使うという事で税を課することはできない」といわれてきた。しかし、今、何をすべきかを考えれば目的税は理にかなっているものだから是非やらねばならない。と角栄さんは切り返した

    5:総理大臣の内閣での役目
    内閣という会議体の首長であり、会議体の意思に基づき会議体を代表して行政各部を指揮監督する

  • 田中は日本の産業育成のためには、道路整備が欠かせないと考えた。石油税を目的税として道路整備の財源に充てようと思っていた。
    田中は、政治経済の現状分析が的確で今、何をなすべきかを的確につかみとろ、それを政策にまとめて必要な諸法律を自ら提案者として議会に提出し、立法的に解決して政策を実行することを得意とされた。これが田中政治の原点と思われるのである。
    田中はどんな人に対しても、まじめに対応し、人を小馬鹿にするような態度を決して見せなかった。
    ロッキード事件は税所からアメリカの謀略であるという論説も出ていた。虎の尾を踏んだ田中角栄という論説には、田中総理がいわゆるエネルギー外交に際して独自にカナダ、オーストラリアなどを歴訪して、石油や原子力資源の確保などを行ったことがアメリカの石油資本の虎の尾を踏んだとされた。

  • ロッキード事件・・・
    中身は知らないけど、言葉だけは知っていた。

    田中総理が少し身近な存在になりました。

    それと同時に、視点の怖さを再認識できました。
    視点によって、見え方が変わる、変えれる。

    こうやって、視点を歪められているのかと・・・

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