世界幻想文学大系 第37巻 第三の魔弾

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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336025432

感想・レビュー・書評

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  • まずルターの宗教改革の時代、コルテスのアステカ征服を
    舞台にしているところが今まで経験したことのない世界で
    面白かった。さらにそれに加えて呪いをかけられた三発の
    銃弾の行方・結末が良く出来ていて幻想小説らしさを一気に
    醸し出している。たださすがに一冊読み終わる頃には最初の
    ネタ振りは覚えてないので一度読み終わってから冒頭部分を
    読み直すのは必至だと思われる。でないと狐につままれた
    ような読後感しか残らないかと(苦笑)。吹き飛んでしまった
    過去が実際どのようなものだったのかも非常に気になる所で
    ある。

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著者プロフィール

評論家・作家。書誌学、メディア論を専門とし、評論活動を行うほか、創作も手がける。
主な著書に『紀田順一郎著作集』全八巻(三一書房)、『日記の虚実』(筑摩書房)、『古本屋探偵の事件簿』(創元推理文庫)、『蔵書一代』(松籟社)など。荒俣宏と雑誌「幻想と怪奇」(三崎書房/歳月社)を創刊、のち叢書「世界幻想文学大系」(国書刊行会)を共同編纂した。

「2021年 『平井呈一 生涯とその作品』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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