カゾット―悪魔の恋 (バベルの図書館)

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  • Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336025746

感想・レビュー・書評

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  • 悪魔、ベルゼブブとの恋。
    天使ならともかく悪魔という概念がどうしてもピンとこず、キリスト教徒から見て悪魔の恋というのがどれだけ背徳的で堕落していて不埒であるか残念ながら最後まで理解し難かった。
    悪魔(ビヨンデッタ)の真の目的は何だったのだろう。人間を欺くことだったのだろうか。去り際のあの行動は、本気で好きになってしまったからこそ自ら退いたようにも感じられる。
    惹かれてはならないものに誘惑される主人公の葛藤、もっともこれは悪魔という概念のわからない無宗教のわたしにも、ある程度普遍化して考え得るものだなと思う。

  • [ 内容 ]


    [ 目次 ]


    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 美女に形を変えた悪魔の恋物語。
    ラストが、なんかなー。
    どうせばらしたのなら悪魔的に、悪魔として突っ走って恋して、男を乗っ取って欲しかった!理屈っぽさが新鮮な口説きであの手この手を駆使したのに。最後教訓譚みたいにされちゃったのが残念。

  • 第19冊/全30冊

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著者プロフィール

フランス文学者。1901年、東京生まれ。1925年、東京帝国大学文学部仏文科卒業。東京高等学校(旧制)教授を経て、48年、東京大学教授、62年、同大学名誉教授。文学博士。1975年、逝去。主な著作に『フランソワ・ラブレー研究序説』『フランス・ユマニスムの成立』『フランス・ルネサンスの人々』『戦国明暗二人妃』『世間噺・戦国の公妃』『世間噺・後宮異聞』など、おもな翻訳書にエラスムス『痴愚神礼讃』、ラブレー『ガルガンチュワとパンタグリュエル物語』など。



「2019年 『ヒューマニズム考 人間であること』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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